研究日記

考えたこと、読んだ本、出席した集まりなどを残しておくためのもの。

予算の本質

2006-05-31 | Weblog
最近、
任意団体の予算を、
どこまで厳格に執行するのか、
という問題にぶつかった。
(私は典型的な公務員だからガチガチに執行したかった)

そこで、
予算のそもそも論を考えていた。

私が思うに、
予算の本質とは、
「限られたお金を、
 その団体の目的のために、
 無駄なく使うために立てた計画」
ではないか。

多くの利害関係が絡む国や地方自治体の予算は厳格に執行すべきだが、
任意団体であれば特に助成金とかもらってなければ、
そんなにうるさく言わなくてもいいのではないかと思った。

ただルーズに使いすぎて、
大事なときに「お金無いよ」ってなことにならないようにする、
これが最低限守るラインではないか。

DB職人

2006-05-28 | Weblog
1月7日に「賢者になりたい」と書いた私であるが、
思うに、
私は「社会の矛盾」「人生の意味」などに真剣に悩んだりしないし、
おおよそ「人生の深み」を感じない生き方をしていくだろうことから、
賢者にはなれないだろうと予測される。

今日、そう思った。

そういった自らの資質を隠して、
周囲に「賢者」を偽装することはできるかもしれないが、
分かる人には、
しゃべれば薄っぺらさがすぐばれる人間にしかならないだろう。

そうであるならば、
最初から隠さず、
私は「データベース職人」を志すことを表明したいと思う。

こつこつ地道に誠実に知識(データ)を蓄えていきたい。

法改正を追っかける

2006-05-25 | Weblog
地方自治法や地方公務員法など
法律を勉強しているときに、
困ることがある。

それは、
対象となる法律が刻々姿を変えていることだ。

本に載っているのは、
古い姿であることがほとんどだ。
だから、
本が出版された後の改正を把握しておく必要がある。

国の法令データ提供システムは、
現在の法律を知るのに便利であるが、
改正経緯となると分からない。

それとは別に、
こまめに経緯を追ってくれているサイトも見つけられなかった。

そこで考えて編み出したのは以下である。

衆議院のサイトで改正法律調べる。

衆議院
のサイト内検索に、
例えば「地方公務員法」と入れ、
結果の中から「制定法律」を選ぶ。

これを丹念に見れば、
年度ごとの改正経緯が分かるはずだ。
(他の法律の改正に引っ張られて改正されたときも分かる)

ただそのままだと、
検索結果がいっぱい出て困るので、
「地方公務員法 平一七」と入れると、
平成17年のものに限定されて探しやすくなる。

札幌探検:藻岩山

2006-05-23 | Weblog
先日、
藻岩山を制覇した。

札幌市の藻岩山には、
ロープウェイがあり、
頂上には展望ハウスがある。

ロープウェイは上と下に2機あるようだが、
上の方は破棄されたようだ。
写真は、
その廃墟となったほうのロープウェイである。

下の方の、
昭和の香りがするロープウェイも捨てがたいが、
やはり廃墟のほうが素敵だ。

それと今回の探検で収穫だったのは、
藻岩山の中腹にある丸い頭の塔が、
平和記念の仏舎利塔であると言うことが分かったことだ。

それまでは、
山の下から見ていて、
「山の中の大仏のように、
どこかの新興宗教団体が建てた塔だろう」
と思っていた。

札幌市の予算編成過程の公開

2006-05-21 | Weblog
本日、
札幌市の予算編成過程の公開について、
尋ねられることがあり、
うろ覚えで答えた。

もしまた聞かれたときのために、
きちんとまとめておこうと思った。

札幌市の財政局のホームページによると(札幌市の財政)、

流れは以下のようになっている。
10月 「予算編成方針」

11月 各局が「予算要求方針」

1月 市長査定

2月 予算案

3月 議会の議決で予算成立

札幌市では、
平成16年度の予算から、
編成方針や要求方針などその作成過程における情報を公開するようになったらしい。

平成18年度では、
予算編成方針
予算要求方針
予算査定結果
予算案
などを公開している。
(成立した予算が載ってないのは、
予算案がそのまま予算になっているということか?)

パブリックコメントと違って、
それに対して、
どういう市民意見が提出されて、
どういう反応をしたのか、
は分からないが、
査定における査定理由は載っている。

公開してことにより、
市民からすごい反響があるのかどうかは不明。
ただ、周りを見る限り、
それほどでも無いように感じる。

札幌市ホームページ更新

2006-05-17 | Weblog
札幌市のホームページの
平成18年(2006年)5月17日更新分のうち↓

 ・中央区ホームページ(熊出没情報の更新)
 ・みてきて北区(北区食品衛生監視指導計画を策定しました)
 ・札幌市中小企業融資制度のご案内(18年度パンフレットの掲載・セーフティネット保証制度の更新)
 ・札幌元気基金のご案内(18年度パンフレットを掲載)
 ・市有地をお売りしますのホームページ(申込受付状況の表を公開しました)
 ・厚別区ホームページ(5月21日に、夢市場あつべつでブルーベリーの苗木【500本】をプレゼントします)

上から2番目が、
「北区の地域特性をふまえた食品衛生監視指導計画を作った」
とあっておもしろかった。

食品衛生という仕事に、
区ごとの違いがあるということがおもしろかったのだが、
市民意見にも、
「『地域特性に応じた監視指導』とは、どのような監視をするのか知りたい。」
とつっこまれていた。

答えは、
「交通の要所となっている3箇所に飲食店が特に集中しているので、
そこを重点的にする」
ということらしい。

フォレットの共同責任

2006-05-15 | Weblog
最近、経営学の教科書を読んでいるのだが、
フォレットという人が、
「共同責任」という概念を提示していておもしろかった。

「共同責任は、
責任をただ単に経営者の責任と労働者の責任とに
分割する分権化とは違う。
つまり、
特定の一つの仕事に対して責任を持つだけでなく、
全体に対しても責任を持つことなのである。
この意味において、
共同責任は、
分権とも集権とも違って、
その両方とも行う・・・」

これは経営者と労働者の関係に述べたものなので、
単純に中央政府と地方政府の関係にはおきかえれない。

しかし、
「中央集権だ。分権だ」の2つしか無かった頭を、
「別な可能性があるのかも」と柔軟にしてくれた。

また、
最近よく聞く、
責任論や権限移譲論を考えるときにも、
思考の枝葉を広げるのに役に立つかもしれない。

長寿命の種族の時間の感じ方

2006-05-12 | Weblog
昨日『今日からマ王!』というアニメを見た。
人間と人間より長寿命の魔族との交流が描かれていた。

一つ考えたことがある。

例えば、
人間の30倍生きる種族がいるとして、
その時間の感じ方は人間とは違うのか。

成長スピードも比例するとする。
赤ちゃんが小学校入学レベルのに、
180年かかるということだ。

じゃあ、30倍遅く時間を感じるのか。

思うのは、
同じ惑星に住む限り、
明るくなったり暗く間隔は同じであることだ。

それに合わせて
寝たり起きたりするなら、
やはり時間の感じ方は同じではないか。

過去を思い出して、「あっという間だったな」と言うのは同じとしても。

札幌市交通資料館

2006-05-08 | Weblog
最近、
自衛隊前駅に行くことがあり、
その際、
時間が空いたので、
交通資料館を見学してみた。

地下鉄の地上シェルター(!)の高架下に、
自動車や電車がポンと置かれて、
錆びていた。

なにか、
「涸れた」感じがした。

子どもの頃どこかで、
暑い夏の日差しの中、
見たような風景だと思った。

北海道内市町村の財政危機ランキング(平成16年度決算版)

2006-05-06 | Weblog
ずいぶん遅くなってしまったが、
今年も皆さんお待ちかね、
平成16年度決算版財政危機ランキングを作った。
http://www.pinky.ne.jp/%7Eutopia/diary/2006/060506zaisei-ranking.html

ついに、
赤字決算の団体が出てしまった。
赤字はいったん出ると、
(翌年度に繰り越すので)
連続しがちである。
離脱できることを祈る。