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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

主戦場 [監督:ミキ・デザキ]

2019-11-02 08:09:31 | 映評 2013~
すげー
やられた凄まじい熱意
意志の強さが映画の風格を呼ぶ
新聞記者と同じくらい左翼に大ヒットの映画なんだろうけど、脚本の練り込み不足とアイデア不足からくる青っちろさに観ていてなんだか恥ずかしくなってきた新聞記者と違い、ホンモノたちとの真っ向勝負で堂々と安倍政権と日本会議をクソミソにこき下ろすこの映画は観ていて気持ちいい
新聞記者以上に右翼は見ないだろうし、見せないためのあれやこれやを仕掛けてくるだろうが、姑息な封じ手ではなく、見て正々堂々と反論してほしい
とは言え映画の中で何度か出てくる、イアンフ?なんだかよくわかんなーいって微妙な日本人風曖昧笑いを浮かべる若い子たちを見ていると、現段階では右翼と日本会議の作戦は成功しているようだ。
なんも知らない子たちがなんとなくのノリで安倍政権を支持したり、無関心をもって間接的に安倍政権を援護している。
主戦場は一部の知識人から一般まで広げることが大切だが、残念なことにこの映画は右であれ左であれもともと関心を持ってるものにしか刺さらないだろう。
それでも映像作家がその情熱とスキルの全てを使って、慰安婦問題の戦場を映画界へと広げたことには尊敬しか感じない
最高と呼ぶべき映画に出会えた
悔しいのはミキ・デザキというアメリカ人が作ったことか。日本人、頑張れと、ナショナリストっぽく締めてみるw
あ、もちろん、俺も頑張るよ!
なんか、映画人として生きる活力をもらえた気がする映画でした!!

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「主戦場」
監督・脚本・撮影 ミキ・デザキ
2019年11月 渋谷 シアターイメージフォーラムにて鑑賞
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