アカデミー賞作品賞受賞作にして、カンヌパルムドール受賞作。オスカーとカンヌは意外と相性悪くて、作品賞とパルムドールの両方を取った映画はつい最近『パラサイト』があったけどそれより前となると1955年の『マーティ』まで遡らねばならない。パルムドールとアカデミー作品賞または監督賞まで条件をゆるめても『戦場のピアニスト』が入るくらい。アカデミー狙いの作品とカンヌ狙いの作品は傾向が違うというかカテゴリす . . . 本文を読む
ガンダムジークアクス劇場版の評の続きであるガンダムは書いていて楽しいなあ!!
うちには、積みプラがいくつかMGハイザック、HGククルスドアンザク、HGガンダムエアリアル作る時間がなく、もう墨入れとかいいから素組みしちゃおうかとも思っているがそのうち、作る前に箱飲み、ランナー飲みしようかとなんでこんなこと書いたかと言うと、赤いガンダムとか、軍警ザクとか、軽キャノンとか、プラモ欲しいなぁって思って
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観た映画の映評は必ず書こうと思っているけど、書くのが面倒くさくてついつい放置がち。機動戦士ガンダムGQuuuuuuX(大文字のGとQ、小文字のuが6つ、大文字のX)も書こう書こうと思っていたが…気がつくとテレビシリーズの放送が始まり、もう第6話。折り返してるじゃないか。さすがにそろそろ書かなくては書く機会を失ってしまうと思い、焦って色々思い出しながら書いてみる。しかしこれだけ寝かしたことの利点もあ . . . 本文を読む
鑑賞してだいぶ経ったけど…ペドロ•アルモドバルの初めての英語長編作品。アルモドバル初めての英語作品だし、あまり台詞に依存しない映画にするのかと思いきや普通に会話劇。ティルダ•スウィントンとジュリアン•ムーアというキャスティングがそそる。アルモドバルと言えば、①VOGUEの写真みたいな現実離れした綺麗すぎる画と、②どこかイカれた(ように見える)キャラたちの倫理観のぶち壊れた世界のギャップと、そこに加 . . . 本文を読む
いま『教皇選挙』を観るべき6つの理由映画『教皇選挙』はこのゴールデンウィークで必ず見るべき映画である。その理由は6つある。一つずつ説明していこう。----『教皇選挙』を観るべき6つの理由その1トランプによる分断社会の縮図がそこにあるローマ教皇がお亡くなりになる。新たな教皇を決めるための総選挙「コンクラーベ」が始まる。どこの世界もそうだが、有力候補ってのは声の大きい者である。過激な物言いをする者 . . . 本文を読む
クリント•イーストウッドの最新作にして、本作を持って監督引退と宣言した作品である。(どこかの宮崎さんとかカウリスマキさんみたいに撤回してくれることを願う)イーストウッドが映画界の伝説、映画史に残る監督であることは間違いないのだが、その最新作で最終作(暫定)が、日本では劇場公開されることなく配信オンリーとはどういうことだろう。アメリカでもごく小規模での公開だったらしい。出演者も、主人公は「マッドマッ . . . 本文を読む
映像作品とクラシック音楽 第96回 『響け!ユーフォニアム 〜アンサンブルコンテスト〜』いい歳したおっさんが女子高生吹奏楽青春アニメを公開初日から観に行ってしまうのです。好きだから良いじゃないですか。久美子たんに、麗奈様にまた会いたいんだもん!さて、本作はこないだ紹介しました「響け!」シリーズ劇場版第3作『誓いのフィナーレ』のラストの直後くらいからのスタートとなります。北宇治高2年の久美子が新部長 . . . 本文を読む
映画が始まると、非西洋的で、非東洋的(中国や日本では無さそうくらいの意味)な響きの少女の歌声がかかります。物語的にはリディア・ターとフランチェスカ(リディアの秘書)とクリスタ(後に重要な役割を果たす女性指揮者)らが民俗音楽の研究をしていたころ、南米奥地の部族の歌を収録したものだと言うことですが、そんなことよりオープニングシーンで気になって仕方ないことがありました。オープニングクレジットが、明ら . . . 本文を読む
是枝裕和監督の『怪物』を観たのですが、なにやらモヤっとする映画でありました視点が変わることで一つの事件も見え方が全然違う…という是枝監督の一貫した姿勢を、今回さらに重層的に展開した脚本はうまいと思います…が…最後に種あかし的な展開が悪いわけではないのですが…『誰も知らない』や『万引き家族』は、あの子供たちや家族に「うらやましい」という感情を抱きました。そのうらやましさがあまりに大きな代償を伴う . . . 本文を読む
鑑賞からだいぶ経ってしまい申し訳ありませんが木川剛志監督のドキュメンタリー映画『Yokosuka1953』の横須賀上映に行ってきましたのでその感想をあげます。一言で言って、最高に素晴らしい映画。未見の方、ぜひ見てください。RRRくらい強くオススメします。2017年の「第9回商店街映画祭ALWAYS松本の夕日」にてグランプリを受賞した『替わり目』の木川剛志監督による渾身のドキュメンタリー映画。キ . . . 本文を読む
かつて『ハムナプトラ』シリーズでイケメン冒険野郎として名を馳せた(ほどでもないか)ブレンダン・フレイザー。そういえばこないだのアカデミー賞で久しぶりに名を聞いた。冒険野郎といえばハリソン・フォードが80超えてなお失われた聖櫃のころとあまり体型が変わらずまだインディやろうってのに、ブレンダンはあの頃の女の子をキャーキャー言わせていた(のか?)頃の面影は見る影もなく、半分くらいはメイクアップとは言え別 . . . 本文を読む
お疲れ様です。アカデミー賞は『エブリシングエブリウェアオールアットワンス(以下エブエブ)』の圧勝に終わりましたが、作品賞候補になっていたスピルバーグ作品も忘れてはいけません。エブエブで助演男優賞を受賞した、キーホイクワン君の映画デビューはスピルバーグ映画でした。スピルバーグの横に座る奥様のケイト・キャプショーはキー君のそのデビュー作での共演者でしたし、作品賞のプレゼンターがそのデビュー作の主演 . . . 本文を読む
私、生涯で一番好きな映画は?と問われると1秒の迷いもなく『ブレードランナー』と答えます。なにをどう贔屓目に見てもクラシック音楽と関係ない映画ですが、強いて言えば生演奏の演奏会であるところがクラシックっぽいと言えなくもないので、無理矢理は承知でここに書きます。目次●ブレードランナーLIVEの感想●蛇足1 ブレードランナーサントラアルバム、ニューアメリカンオーケストラ版について●蛇足2 ブレードラ . . . 本文を読む
自分の中で気がつくと非常に大きな存在になっていたペドロ・アルモドバル。コロナ以来映画館から遠のいてしまったが、それでもアルモドバルだけは観たいという思いで東京に出向く。ちなみに今回初めて株主優待を使って映画観ました。東京テアトルの株持ってるのです。引っ越してから渋谷新宿が遠く…映画鑑賞のホームグランドは西新井か越谷レイクタウンのシネコンになってます。東京なら有楽町日比谷は行きやすく、今回はヒュ . . . 本文を読む