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COLD WAR あの歌、2つの心 【監督:パヴェウ・パヴリコフスキ】

2019-12-31 20:50:00 | 映評 2013~
アカデミー賞で監督賞にノミネートされた作品
さすがは・・・と思わせる作品であった
全編モノクロームの映像
失われた民謡を録音して回るポーランドの音楽と民俗学の研究家
時は冷戦真っただ中の20世紀中盤
やがて国策でポーランド民謡を歌う歌劇団が結成され、そこで研究家から芸術監督?に昇格した(させられた)男と、田舎で見つけた天才的な民謡の歌姫
やがて男はポーランドの政治に嫌気がさし、歌姫とともに西側への亡命を企む
しかし亡命決行当日、女は現れず、男は失意のまま一人で亡命する
やがて年を経て、パリで再会する
男にはすでに妻がいて、それでも運命の女への想いにあらがえず、二人はともに暮らすが、やがて女はポーランドに帰国してしまう
 
みたいな話だったと記憶してます!!!
 
ポーランドの民謡が、パリでシャンソン風になるなど、音楽が同じメロディなのに形を変えていくところが二人の関係性を表しているようだった。
ラスト、逮捕されるのも顧みず自らポーランドに戻って女に再会するところも、過剰にドラマチックにはせず、むしろドラマチックになる瞬間を脚本から意図的にはぎ取って、結果を提示しながら先に進めていくぶつ切り感は、なかなか真似できない話術だと思った
 
COLD WARってタイトルが原題通りなのか、日本側で勝手につけたタイトルなのか
いずれにせよ、あまりいいタイトルとは思わないが
 
謎めいた女を演じたヨアンナ・クーリクさん、彼女の存在があったからストーリーの欠落部分が補われていった気がする






 
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「COLD WAR あの歌、2つの心」
監督・脚本:パヴェウ・パヴリコフスキ
撮影:ウカシュ・ジャル
音楽:マルチン・マセッキ
出演:ヨアンナ・クーリク、トマシュ・コット
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