あの奇跡の傑作「ブレイド2」から3年。全世界(の一部)待望のブレイドシリーズ最新作の登場だ。
ブレイド2への無駄な思い入れ・その1 はこちら
あるいはこちら (ブレイド2への無駄な思い入れ・その2)
まあ、色々と不満のつのるデキではあったが、ウェズリーの強さを堪能できたのと、期待のジェシカ・ビール[テキサス・チェーンソー (映評はこちら)そして本作と、化け物退治のスペシャリスト]が頑張ったので、ああ面白かったといって、映画館を後にすることはできました。
Q...ウェズリー・スナイプスと聞いて思いつくのは次のどちらでしょう?
1.「ああ、スパイク・リーの映画にでてたあの人ね(代表作「モ` ベター・ブルース」「ジャングル・フィーバー」)」
2.「ああ、パンチ喰らわしたあと1~2秒自分に酔ってるあいつね(代表作「デモリション・マン」「パッセンジャー57」)」
「1.」と答えた高尚な貴方。以下の記事を読む必要はないので、今すぐ「10ミニッツ・オールダー」でも借りてきて物思いにふけってください。
「2.」と答えたアホな貴方。気が合いそうです。以下の文章をお読みください。
・・・さて、「ブレイド3」ですが、めちくちゃにデジタライズされた知性のかけらもない動き回るカメラと、スクリーン狭しと暴れ回るウェズリーの姿に、ひゃっほうっっと叫び、ついこないだ「エレニの旅」や「サマリア」や「コーヒー&シガレッツ」とか観て感銘うけた自分を心のはるか彼方に押しやり、少年ジャンプを夢中で立ち読みしていた小5~中2くらいの気持ちにかえって楽しみました。
アンチ・ハリウッドな演出のアート系は凄いと思うのですが、骨の髄までハリウッドな「ブレイド3」も楽しくて仕方ありません。
ヴァンパイアと肉弾戦で戦う、ヴァンパイアと人間のハーフ・・・もうこれだけで映画史に残らないこと確定で、それでも全身全霊でデイウォーカーを演じるスナイプス。しかも三回目。余裕すら感じます。
余裕といえばウィッスラーを演じたクリス・クリストファーソン。堂々とした演技。
SWAT隊員「指一本でも動かすな!!」
ウィッスラー「これでどうだ!」(中指おったてる)
チュドーン!!!
爆死!!
あの、ウィッスラーが!!
燃えた。悲しい!!惜しい!!泣ける!!
・・・・おっとっと、あぶねーあぶねー。みんな騙されちゃいけないよ。
ウィッスラーほんとは第一作で死んでたんだから!!(第二作で強引に何故か生きてたことにされた。)
でも、その娘役があのジェシカ・ビールとは!!
「iPod」の宣伝しっかりしつつヴァンパイアどもに正義&怒りの鉄拳制裁を加える闘魂ねーちゃん。
あと、お気に入りキャストは、「バカでも考えそうな、いっかにもなヴァンパイアねーさん」を演じたダニカ・タロス女史であります。今後もエイリアン役や殺人鬼/異常者役やナチの女将校役など幅広い演技を見せていただきたいものです。
そんなこんなで、まあ楽しめたのですが、先にも書いた様に不満要素も多々あります。
**********************************************************
無駄なエピソードが多すぎて、特に中盤だれる
あのヴァンパイアの生き血工場みたいなシーンとか、全然話にからんでこないし、テレビ放映時確実にカットされるでしょう。
アクションシーンの編集が嫌い
ジェシカ・ビールは来日記者会見でこんなことを言っていた。
対決シーンを一気に撮ったのに、作品を観たらぶつ切りにされてて、ウェズリーやライアン・レイノルズのシーンが交互に入ってきて・・・
まあ、おそらく軽いジョークのつもりで言ったのでしょう。しかし、この発言は最近のハリウッドアクションの問題点を言い当てています。
複数のアクションシーンを編集で交互に入れていくというのは最近のハリウッドで流行っている手法であり、個人的には好きではないです。対決シーンはじっくりと観たい。
カットをひたすら短くするのに飽き足らず、シーンまでも小刻み小刻み。観客を飽きさせないテクニックかもしれませんが、戦いの緊張感、緊迫感、エモーションが失われ、ただでさえ大味な映画が余計に・・・
なんつっても、敵のボスが弱すぎ&小物
ヴァンパイアの始祖などと言われ、鳴り物入りで登場したドラキュラ改めドレイク。
中盤、ブレイドと遭遇した彼は、ひたすら逃げまくる。
あららら
しかも赤ん坊を人質にして、ブレイドと対峙。
こら!!そういうことは小悪党がすることだぞ。
中盤で大ボスに失敗を責められ、ぶち殺されるような奴とか、北斗の拳でいえばシンどころかハート様にすら届かず、スペードかダイヤかクローバーか、そんな辺りだぞ
シリーズ完結編の大ボスなら、ラオウやサウザーくらいの風格を漂わせろ!!
最後の対決も、ブレイドは技巧も作戦もウィークポイントを責めることもなく、怒りの逆転も友情パワーも必要とせず、普通に勝っちゃったし・・・
第二作のリーパーズの方が、敵として魅力があったなあ
**********************************************************
そんなこんなで、これでシリーズ完結だとすると、ちょっと消化不良感があって
またウィッスラー復活させて「4」作って!!
絶対観るからさ!!
↓面白かったらクリックしてね
人気blogランキング
自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
ブレイド2への無駄な思い入れ・その1 はこちら
あるいはこちら (ブレイド2への無駄な思い入れ・その2)
まあ、色々と不満のつのるデキではあったが、ウェズリーの強さを堪能できたのと、期待のジェシカ・ビール[テキサス・チェーンソー (映評はこちら)そして本作と、化け物退治のスペシャリスト]が頑張ったので、ああ面白かったといって、映画館を後にすることはできました。
Q...ウェズリー・スナイプスと聞いて思いつくのは次のどちらでしょう?
1.「ああ、スパイク・リーの映画にでてたあの人ね(代表作「モ` ベター・ブルース」「ジャングル・フィーバー」)」
2.「ああ、パンチ喰らわしたあと1~2秒自分に酔ってるあいつね(代表作「デモリション・マン」「パッセンジャー57」)」
「1.」と答えた高尚な貴方。以下の記事を読む必要はないので、今すぐ「10ミニッツ・オールダー」でも借りてきて物思いにふけってください。
「2.」と答えたアホな貴方。気が合いそうです。以下の文章をお読みください。
・・・さて、「ブレイド3」ですが、めちくちゃにデジタライズされた知性のかけらもない動き回るカメラと、スクリーン狭しと暴れ回るウェズリーの姿に、ひゃっほうっっと叫び、ついこないだ「エレニの旅」や「サマリア」や「コーヒー&シガレッツ」とか観て感銘うけた自分を心のはるか彼方に押しやり、少年ジャンプを夢中で立ち読みしていた小5~中2くらいの気持ちにかえって楽しみました。
アンチ・ハリウッドな演出のアート系は凄いと思うのですが、骨の髄までハリウッドな「ブレイド3」も楽しくて仕方ありません。
ヴァンパイアと肉弾戦で戦う、ヴァンパイアと人間のハーフ・・・もうこれだけで映画史に残らないこと確定で、それでも全身全霊でデイウォーカーを演じるスナイプス。しかも三回目。余裕すら感じます。
余裕といえばウィッスラーを演じたクリス・クリストファーソン。堂々とした演技。
SWAT隊員「指一本でも動かすな!!」
ウィッスラー「これでどうだ!」(中指おったてる)
チュドーン!!!
爆死!!
あの、ウィッスラーが!!
燃えた。悲しい!!惜しい!!泣ける!!
・・・・おっとっと、あぶねーあぶねー。みんな騙されちゃいけないよ。
ウィッスラーほんとは第一作で死んでたんだから!!(第二作で強引に何故か生きてたことにされた。)
でも、その娘役があのジェシカ・ビールとは!!
「iPod」の宣伝しっかりしつつヴァンパイアどもに正義&怒りの鉄拳制裁を加える闘魂ねーちゃん。
あと、お気に入りキャストは、「バカでも考えそうな、いっかにもなヴァンパイアねーさん」を演じたダニカ・タロス女史であります。今後もエイリアン役や殺人鬼/異常者役やナチの女将校役など幅広い演技を見せていただきたいものです。
そんなこんなで、まあ楽しめたのですが、先にも書いた様に不満要素も多々あります。
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無駄なエピソードが多すぎて、特に中盤だれる
あのヴァンパイアの生き血工場みたいなシーンとか、全然話にからんでこないし、テレビ放映時確実にカットされるでしょう。
アクションシーンの編集が嫌い
ジェシカ・ビールは来日記者会見でこんなことを言っていた。
対決シーンを一気に撮ったのに、作品を観たらぶつ切りにされてて、ウェズリーやライアン・レイノルズのシーンが交互に入ってきて・・・
まあ、おそらく軽いジョークのつもりで言ったのでしょう。しかし、この発言は最近のハリウッドアクションの問題点を言い当てています。
複数のアクションシーンを編集で交互に入れていくというのは最近のハリウッドで流行っている手法であり、個人的には好きではないです。対決シーンはじっくりと観たい。
カットをひたすら短くするのに飽き足らず、シーンまでも小刻み小刻み。観客を飽きさせないテクニックかもしれませんが、戦いの緊張感、緊迫感、エモーションが失われ、ただでさえ大味な映画が余計に・・・
なんつっても、敵のボスが弱すぎ&小物
ヴァンパイアの始祖などと言われ、鳴り物入りで登場したドラキュラ改めドレイク。
中盤、ブレイドと遭遇した彼は、ひたすら逃げまくる。
あららら
しかも赤ん坊を人質にして、ブレイドと対峙。
こら!!そういうことは小悪党がすることだぞ。
中盤で大ボスに失敗を責められ、ぶち殺されるような奴とか、北斗の拳でいえばシンどころかハート様にすら届かず、スペードかダイヤかクローバーか、そんな辺りだぞ
シリーズ完結編の大ボスなら、ラオウやサウザーくらいの風格を漂わせろ!!
最後の対決も、ブレイドは技巧も作戦もウィークポイントを責めることもなく、怒りの逆転も友情パワーも必要とせず、普通に勝っちゃったし・・・
第二作のリーパーズの方が、敵として魅力があったなあ
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そんなこんなで、これでシリーズ完結だとすると、ちょっと消化不良感があって
またウィッスラー復活させて「4」作って!!
絶対観るからさ!!
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こちらからもTBさせていただきます。
自分も2がベストだと思います。
ストーリーに自信がないと、サブキャラを
増やしたりする方向に逃げますが、
やはりブレイドは孤高の戦士でいて欲しい。
だから、ジェシカとライアンには早くスピンオフ
して頂いて、『4』はブレイド一人に活躍して欲しいです。
ストーリー的には続編が作れそうな余裕がいっぱい残ってますし、続編は是非作って欲しいですよね~!
ウィルスが効かなかった新種のヴァンパイアがいて…みたいな。
ウィスラーの死をブレイドが哀しまなかったのも、実はウィスラーは不死の一族の出身で、すぐに生き返るのを知っていたから哀しまなかった…とか。
アメコミなんで、どんどんぶっ飛んだ設定で展開していって欲しいです~!
こんなに面白い感想を読んだことがなかった(≧▽≦)今、モニターの前で大爆笑してしまいましたw
いや~ホント、おっしゃる通りです。自分のブログで★4つと高評価してますがツッコミ処は多いですよね~。
特にドレイクとか…。変身後の姿が仮面ライダーの怪人みたいでw(しかも、ボスクラスならいいケド、どー見ても一発屋的雰囲気)
なかなかゆかいな方だったんですね~>スナイプス氏 そういう方とは知らないで観ましたが、楽しかったです。>少年ジャンプのノリで。(爆)
ウェズリー・スナイプスと聞いて思いつくのはやっぱり「2」の答えの方。
「1」に該当する映画は観てないし。
話がデタラメな部分もありますけどこういったバカバカしい映画は大好き。WWEのプロレスラー、トリプルHも出てたし。
やっぱアクション映画は男同士タイマン張ってなんぼですね。
ラストも思わせぶりだし是非、次も作って欲しいですよね。
ああ、その叫び
このシリーズのファンのみーんなの声です!
公式blogも微妙に静かだし・・・(汗)
ハリウッドには物語と映像に酔いしれるものと、映像を見る。とにかくかっこいいシーンをとりたいアクション映画なんてものが存在してますよね(笑)少年心を感じるような。これぞまさにハリウッドなのでしょう~。まあ、単純にかっこいい!という事ですね。
私の方も時々映画紹介してますので、また遊びにいらしてくださいね。
ご指摘のように血液工場のようなストーリーに絡まないシーンが多い。アクションに徹したらウェズリー映画らしく90分くらいに納められたかもしれません。
批判も多い映画ですが僕個人としては、冒頭の怒涛のアクションなどが気に入っているので、入場料相当な内容だと思いました。
まさにそんな感じですね。
もうちょっと、ラスボスは強くあって欲しかったですけど(^_^;)あれじゃただの筋肉バカ・・・