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映画ブロガーら有志23名による「10年代映画ベストテン」発表!

名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) [監督: 山本泰一郎]

2007-05-16 00:59:40 | 映評 2006~2008
【個人的評価 ■■■□□□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)

ゴールデンウィークのこと
妻の弟の息子と娘を連れて映画を見に行くことになった。
「名探偵コナン」と「クレヨンしんちゃん」と「スパイダーマン」と「ロッキー」と「バベル」が上映中だったが、子供達は「コナン」を選んだ。
コナンとロッキーはどっちがいいかな?と言えばやはりコナンだった。それはもしかしてシュワルツェネッガーの・・・ザ・グレートのことかな?とは聞かなかった。

映画はスピーディなカーチェイスで幕を開ける
あれ、映画間違えた?って思わせるようなルパンと不二子の逃走にプチびっくり(実は犯人の被るマスクというだけ)。
スピード感はあるのだが、アニメならではの表現(実写ではかなり困難なカメラワークとかね)があればもっと良かった。

ウォーミングアップ代わりのオープニングアクションに続き、物語はさっさと本編に
テレビシリーズを見ていない自分には、神谷明の声が懐かしい

スロースタートな展開
トレジャーハンター殺害事件と、子供たちが興じる観光課主催の宝探しゲームと、島に伝わる女海賊伝説とが、最終的には一つに重なるのだが、それまでが長い。
特に宝探しゲームなど一問程度を頭ならしのために出して、早く宝探しゲームに仕組まれた陰謀を匂わせてくれればいいのに、なかなかストーリーが展開せずただ子供達の遊びに付き合い続けているだけで緊迫感もなく、ちょっと退屈。
いよいよ海賊のお宝が近づいてきてやっと盛り上がってくる。特に海中でヒロインたちが鮫に襲われるところなどスリル満点であり、しかも最近のボンドみたいに通りがかりの誰かに助けてもらったりせず、ヒロインは自力で危機を脱するところがかっこいい。見習えダニエル・クレイグ。
でもま結局、伝説の海賊船が見つかったまではいいけど、敵は二人でただの金目当て。コナンにあっさり撃退され尻つぼみ感は否めない。
崩壊しはじめた海底ドック(?)からの脱出法も、ガス爆発とそれに続く崩落、さらにすさまじい勢いで流れ込む海水で、数百年前の木造船など一たまりもなく海の藻屑になるんではと余計な心配をしてしまうが、音と水の荒れ狂う中で意識を失いかける主人公を抱きとめ酸素を送るヒロインの姿が美しく、そこにはまさしく愛が交わされていたのだった。つづく海賊船の朝焼けの海への浮上シーンも壮観で、終わり方はきれいにまとめていてちょっと満足。

長々書いたけど、要約代わりに一緒に見に行った小学二年の甥っ子の感想を
「面白かったけど長かった」

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