【個人的評価 ■■■■■□】(6段階評価 ■□□□□□:最悪、■■■■■■:最高)
【去年見逃してしまったので今更ながらDVDで観賞しましたシリーズ 第一弾】
皆さんはウルトラセブンの「怪しい隣人」(怪しき・・だったかな?)という話を知っているだろうか。
地球侵略を企むイカルス星人は異次元空間から地球を攻撃し、地球防衛軍はなす術もない・・・という物語だった。
そのイカルス星人の作戦は、一人のアメリカ人ジョージ・クルーニーに受け継がれた。
彼は未来という絶対安全圏から、過去のマッカーシー議員に攻撃を加える。
モニタに写る数十年前のマッカーシーと、現代のデビッド・ストラザーンが論戦を繰り返すのだ。
現代から過去を批評し、時に批判する
非常に野心的な社会派映画ではあるが、対決の矛先が過去であるという点に若干のずるさを感じなくもない。
ただし権力と戦ったジャーナリズムをただ称えるだけではなく、批判ともとれる視点もちゃんと含んでいる
言うまでもなくタバコの扱いである。
インテリが好む煙草 KENT
なんて煙草CMは今から見れば笑えるが、正義のジャーナリストでさえ、露骨にスポンサーに媚を売り
煙草片手に、時に一服吸いながらテレビに映る。
スポンサーの手先となり煙草の普及の一役を担っているジャーナリストを揶揄しているようだ
(これが現代になると「インサイダー」という映画で描かれたようにジャーナリストがその信念をかけて煙草の健康被害を訴えるため煙草会社と対決するのである。)
この映画がモノクロで製作されたのは何故かと考えるに、50年代のテレビと同じ感触の映像にしたかったから、あるいは過去の実際の映像と過去と対決する人々を同じ土俵に上げている(かのように)思わせることだったりするのかもしれないが、それよりも何よりも、煙草の紫煙をかっこよく映すための処置だったのではないかとも思える。
権利と権力とジャーナリズムと煙草
神聖視を避け冷徹に50年代を批評した映画・・・と言える。
ちなみに私は禁煙して一年半である・・・
*******
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自主映画撮ってます。松本自主映画製作工房 スタジオゆんふぁのHP
【去年見逃してしまったので今更ながらDVDで観賞しましたシリーズ 第一弾】
皆さんはウルトラセブンの「怪しい隣人」(怪しき・・だったかな?)という話を知っているだろうか。
地球侵略を企むイカルス星人は異次元空間から地球を攻撃し、地球防衛軍はなす術もない・・・という物語だった。
そのイカルス星人の作戦は、一人のアメリカ人ジョージ・クルーニーに受け継がれた。
彼は未来という絶対安全圏から、過去のマッカーシー議員に攻撃を加える。
モニタに写る数十年前のマッカーシーと、現代のデビッド・ストラザーンが論戦を繰り返すのだ。
現代から過去を批評し、時に批判する
非常に野心的な社会派映画ではあるが、対決の矛先が過去であるという点に若干のずるさを感じなくもない。
ただし権力と戦ったジャーナリズムをただ称えるだけではなく、批判ともとれる視点もちゃんと含んでいる
言うまでもなくタバコの扱いである。
インテリが好む煙草 KENT
なんて煙草CMは今から見れば笑えるが、正義のジャーナリストでさえ、露骨にスポンサーに媚を売り
煙草片手に、時に一服吸いながらテレビに映る。
スポンサーの手先となり煙草の普及の一役を担っているジャーナリストを揶揄しているようだ
(これが現代になると「インサイダー」という映画で描かれたようにジャーナリストがその信念をかけて煙草の健康被害を訴えるため煙草会社と対決するのである。)
この映画がモノクロで製作されたのは何故かと考えるに、50年代のテレビと同じ感触の映像にしたかったから、あるいは過去の実際の映像と過去と対決する人々を同じ土俵に上げている(かのように)思わせることだったりするのかもしれないが、それよりも何よりも、煙草の紫煙をかっこよく映すための処置だったのではないかとも思える。
権利と権力とジャーナリズムと煙草
神聖視を避け冷徹に50年代を批評した映画・・・と言える。
ちなみに私は禁煙して一年半である・・・
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