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1月18日朝日新聞「和解…パパは帰ってこない 宅配ピザ過労死訴訟」

2015-01-18 13:44:21 | 記事紹介
和解…パパは帰ってこない 宅配ピザ過労死訴訟
畑宗太郎 2015年1月18日18時02分

 宅配ピザ店運営の「アオキーズ・コーポレーション」(名古屋市中村区)の幹部社員だった岩田孝之さん(当時33)=桑名市=が、長時間労働で急死したのは安全配慮義務違反などに当たるとして、遺族が同社と青木良守社長に約1億円の損害賠償を求めた訴訟は15日、会社側が遺族の主張をおおむね認めて和解した。金額は公表していない。

 訴状によると、岩田さんは2012年5月、致死性不整脈で死亡。亡くなる直前の1カ月間の残業時間は約102時間で、労働基準監督署は同年10月、労働災害を認定していた。

 「パパ、いないね」

 2歳になった長女は近ごろ、家中の壁にかけられた孝之さんの笑顔の写真を指さして言うようになった。パパに抱いてもらったことはないが、亡くなるわずか数日前に考えてくれた命名を背負って、すくすくと成長している。

 「常に人への思いやりの気持ちを忘れない。夫はそういう人だった」と妻真由美さん(34)は悔やむ。結婚5周年を前に待望の第1子妊娠がわかったとき、孝之さんは真由美さんの前では控えめに喜んだ。妊娠が安定する前で、「自分が大喜びしてしまうと、おなかの子どもにもしものことがあったときに、真由美さんの悲しみが増すんじゃないか」と気遣っていたと友人から聞いた。

 その孝之さんは2012年5月、長女の誕生を前に急死した。仕事の移動中、飲食店の駐車場にとめた自分の車の中で一人、冷たくなっていたところを発見された。

(続きあり、閲覧には要登録)

掲載元:http://www.asahi.com/articles/ASH1F5SRBH1FONFB014.html


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