2012/12/08 大阪読売新聞 朝刊
◇働く現場から
◆就職難背景に“使い捨て”
サービス残業の強要など、法令違反を含む劣悪な環境で従業員を働かせる会社を「ブラック企業」と呼ぶ。
大阪市内の男性(33)は2010年8月、飲食チェーンを運営する会社を辞めた。大学院修了後に派遣社員などを転々とした後、07年に就職。2年目に店長になり、新店舗の設立も任された。
午前9時 . . . 本文を読む
2012/12/07 大阪読売新聞 朝刊
◇働く現場から
◆激務・重責… 心身追いつめられ命絶つ
大阪府内の女性(44)は2009年11月、長男を自殺で失った。当時22歳。前年春に人工透析などを扱う臨床工学技士として関西の病院に就職したばかりだった。「希望にあふれていた息子がなんで……」。悔しさがこみ上げる。
母子家庭だった。弟の面倒見がよく、女性には「いつか楽させてやる . . . 本文を読む
過労死防止、4党が公約/273候補が法制化賛同/遺族ら調査
「過労死防止基本法」制定を目指す遺族や弁護士らが、衆院選に候補者を出した12の政党に、過労死防止 に関するアンケートを行った。
11日までに回答した9党のうち、過労死防止を選挙公約に盛り込んでいるのは、民主、共産、みんな、社民の4党だった。
長時間労働がまん延する中、過労死も選挙の重要な争点であるべきだとの思いから、大阪市に事務局を . . . 本文を読む
■府内初、全会一致で意見書採択
過労死をなくすために国や自治体、事業主の責務を明確にする「過労死防止基本法」の制定を求める意見書が21日、亀岡市議会で全会一致で可決された。過労死問題に取り組む遺族や弁護士によると、府内の地方議会で採択されたのは初めてで、全国では5例目。(小野木康雄)
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過労死防止基本法は、過労自殺を含む広義の過労死を「あってはなら . . . 本文を読む
「過労死か、ワーキングプアか」─究極の選択を迫られる社会を変えよう
──「過労死防止基本法の制定を実現するつどい」を開催──
過労死防止基本法の制定を求める活動は、「増え続ける過労死・過労自殺にストップをかけたい」という切実な願いで取り組み始めて1年。署名は34万を超え、マスコミにも取り上げられる運動を作り上げてきました。さらに運動を進めるために、11月20日、衆議院議員会館で「実現する集 . . . 本文を読む