ニコン職場の過労自殺事件
1999年3月10日、大手カメラメーカーのニコンで働いていた上段勇士さん(23歳)が寮の中で首を吊って自死している遺体が発見されました。上段さんがニコンの職場で働き始めて1年半にもならないうちでの出来事でした。
上段さんは97年9月、人材派遣会社ネクスター(後にアテスト)の社員募集に応募して、ニコン熊谷製作所で働くことになりました。このとき、上段さんは形式上請負 . . . 本文を読む
HOTほっとトーク:過労死防止法実現を 北海道大の岸玲子特任教授に聞く /北海道
◇国際標準を守れ 労使は話し合いの土俵に
「過労死」。世界に知られた日本社会が生み出したひずみの一つだ。それを解決しようと、日本学術会議の「労働雇用環境と働く人の生活・健康・安全委員会」は昨春、過労死防止基本法の制定などの提言を出した。家族の会や弁護団が昨秋から、制定に向けた100万人署名活動を始めた。同委員 . . . 本文を読む
過労死、法律で防げ 遺族ら制定求め署名集め
朝日新聞 2012.1.21
過労死防止基本法の制定を求める呼びかけに、若い人たちが足を止めて署名した=21日午前、名古屋市の金山駅前
過労による病死や自殺を防ぐための「過労死防止基本法」の制定を求めて、遺族や弁護士が21日、全国一斉に100万人分を目標に署名集めを始めた。国などの責務を定め、過労死の防止に向けた社会的な取り組みを促すのが目的だ。 . . . 本文を読む
過労死防止の法律制定を求めて
NHKニュース 2012.1.21
後を絶たない過労死や過労自殺をなくそうと、長時間労働などが原因で亡くなった人の遺族が、過労死を防ぐための法律の制定を求めて、21日、全国6か所で署名活動を行いました。
このうち東京・千代田区では、過労死や過労自殺をした人の遺族で作る「全国過労死を考える家族の会」のメンバーと過労死の問題に取り組む弁護士などおよそ30人が集まり . . . 本文を読む
過労死をなくそう
東京新聞朝刊 2012.1.24
鎌田慧
「全国過労死を考える家族の会」や弁護士さんなどが中心になって、過労死防止の基本法制定をもとめる署名運動がはじまった。わたしはこの運動に大賛成である。
昨年十一月、大阪地裁は過労死をだした企業の名前を公表せよ、という過労死遺族の行政訴訟を認めた。過労死をさせるような会社は、非人道 . . . 本文を読む
ツイッターでこのブログの記事を紹介していただいたおかげもあり、ブログのアクセス数がかなり伸びてきました。一時期は3日間で9倍近くまで跳ね上がり、ツイッターの威力を実感しているところです。
もっと多くの人に関心をもってほしい、過労死の実態を知ってほしい…ということで今回はみなさんに、ツイッター上での拡散をお願いしたいと思います!
こんなツイート募集中!
・ブログの感想をリンクつきでツイー . . . 本文を読む
大阪での全国一斉街頭署名活動の報告です。
大阪・京橋駅で街頭署名活動を行いました。
21日(土)、過労死防止基本法制定のための全国一斉街頭署名活動を行いました。大阪でも、JR京橋駅で13時から、過労死家族の会や労働問題に取り組んできた弁護士、大学教授、労働組合関係者、若者の労働問題に取り組むNPO法人POSSEの学生など30名ほどが署名活動に参加しました。また、衆議院議員の長尾たかし議員 . . . 本文を読む
1月21日、全国6ヵ所で「ストップ!過労死 全国一斉街頭署名活動」を行いました!
東京、名古屋、京都、大阪、兵庫、岡山の6ヵ所のうち、今回は京都での様子を紹介したいと思います。
京都での街頭署名活動には、過労死家族の会や労働問題に携わってきた弁護士、働くもののいのちと健康を守る全国センター、京都職対連、そして若者の労働問題に取り組むNPO法人POSSEなど十数人が雨の中参加しました。
. . . 本文を読む
教師の過労死
今回、過労死の実例として、教師の過労死の事例を紹介したいと思います。
1978年10月28日午後2時すぎ、愛知県尾張旭市の小学校教師、岡林正孝さんは、ポートボールという球技の練習試合の審判を務めていましたが、そのハーフタイム時に倒れて意識不明におちいりました。突発性脳内出血の診断にもとづき、血腫除去の緊急手術を受けましたが、吐物誤嚥の呼吸不全により12日後に死亡しました。3 . . . 本文を読む
ご承知のように、昨年11月18日、東京の衆議院第1議員会館において、「過労死防止基本法制定実行委員会」が結成され、「ストップ!過労死 100万人署名」の取り組みがスタートしました。
その後各地で取り組みが始まっています。
今回さらに大きく世論を動かすために、下記のとおり、全国一斉街頭署名活動を行うことにしました。
名称 ストップ!過労死 全国一斉街頭署名活動
主催 過労死防止基本法 . . . 本文を読む
近年、働きすぎや過密労働によって精神的な健康を害し、自ら命を絶ってしまう過労自殺が目立つようになってきました。遺族の方々は仕事が原因の精神疾患による自死だと認めるよう、労災申請を行ってきました。近年増加する労災申請を受け、過労自殺を含む精神疾患の労災審査に用いられる「心理的負荷による精神障害の労災認定基準」が改正されることになりました。以下、その改正についてご紹介したいと思います。
精神 . . . 本文を読む
事件の経緯
1991年8月27日、大手広告代理店の電通で働く大嶋一郎さん(24歳)が自宅で首を吊り、帰らぬ人となりました。厳しい入社試験を経てつかんだ電通への就職。そして、入社してからわずか1年5ヶ月での死。なぜ彼は死を選んだのでしょうか。何が彼を死に追いやったのでしょうか。
大嶋さんは、大学卒業後、厳しい競争を経て90年4月に電通に入社。ラジオ広告の企画と営業の業務に就きました。当時 . . . 本文を読む
日本海庄やの過労死事件
これは、大学を卒業して新卒で入社した24歳の若者が、働き始めてからわずか4カ月で急性心不全で亡くなった事件です。彼が働いていたのは東証一部上場企業「大庄」の経営する居酒屋チェーン「日本海庄や」でした。
吹上元康さんは、大学卒業後の2007年4月に日本海庄や・石山駅店に配属されました。吹上さんは入社後は朝9時ごろに出勤し、夜11時まで働くという生活を送っていました。 . . . 本文を読む
「基本法」で根絶目指す
産経新聞 2011.12.30
「過労死の労災が認定されるかどうかは、ある意味"運"もある。担当者の力量に左右されるからだ」。労働基準監督署で約20年間勤務していた元職員、後藤圭次郎(40)=仮名=はそう明かす。労災申請の窓口となる労基署は全国に321あり、ハローワークと同様、47都道府県にある労働局が管轄している。
後藤の勤務先では、労災審査の担当職員を「輪 . . . 本文を読む
無理解が招く「狭き門」
産経新聞 2011.12.29
「職業の専門家であるはずなのに、あの人たちはシステムエンジニア(SE)やIT業界がどういうものなのかを知らなさすぎた」。元SEの清水幸大(29)=仮名=は、そう振り返った。かつての同僚、西垣和哉=当時(27)=の死をめぐる労災申請に協力し、「労働保険審査会」で証言したときのことだ。
「過労自殺」を含む広義の過労死の労災申請は"三 . . . 本文を読む