過労死防止基本法制定を求める署名にご協力ください!

大切な人を働きすぎから守るための法律をつくるために署名を呼び掛けています。

3月7日(水)に東京で「過労死防止基本法」の制定を願う集いが開かれます!

2012-02-29 16:50:10 | 活動紹介
 過労死防止に向けて3月7日(水)に院内集会を開くことにしました。  参加費は無料です。取り組みの提案、質疑応答の後には交流会を予定していますので、過労死の問題に関心のある方は是非ご参加下さい。  ※下のビラにはいくつか誤字があります。×国・自治体・事業主の債務→○国・自治体・事業主の責務                           ×東京都中央区新川1-1-16→○東京都中央区新川1 . . . 本文を読む

これまで紹介してきた過労死事例を振り返ってみたいと思います。

2012-02-28 19:01:29 | 事例紹介
 これまで、10記事・11件の過労死・過労自殺の事例をご紹介してきました。今回は、これらの過労死・過労自殺事件で亡くなられた方の雇用形態と職種に注目してまとめてみたいと思います。  これまで紹介した事件は以下のように分類することができると思います。 公務員:看護師、教師、市職員 民間企業正社員:管理職、「店長候補」採用、営業 民間企業非正規社員:派遣  まず、これらに共通するのは長時間労 . . . 本文を読む

【書籍紹介】『過労死の労災申請 過労死?過労自殺?と思ったら読む本』を紹介します。

2012-02-27 21:51:04 | 書籍紹介
 『過労死の労災申請 過労死?過労自殺?と思ったら読む本』(自由国民社)を紹介します。  本書は「遺族と支援者の知恵と経験の集大成」となっており、労災申請の手続きだけでなく、遺族のメンタルケアや家族の死後に必要な事務手続きなど、過労死遺族がおよそ体験することを網羅しています。  過労死遺族の体験談が豊富に載っており、遺族になるということがどれほど大変なことなのかが本書からは強く伝わってきます。 . . . 本文を読む

【事例紹介】2008年 大手居酒屋チェーン「和民」での過労自死事件を紹介します。

2012-02-22 21:50:20 | 事例紹介
 過労死を出してなお変わらない労務管理  2008年6月、大手居酒屋チェーン「和民」で働いていた26歳の女性社員、森美菜さんが入社してわずか2ヵ月で自殺した痛ましい事件がありました。過労の末の自殺でした。  「体が痛いです。体が辛いです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」――亡くなる1ヵ月前に森さんが手帳に書いた日記には、すでに心身の限界に達していた森さん . . . 本文を読む

ブログをリニューアルしました!

2012-02-19 00:51:47 | みなさんへのお願い
 記事数も増えてきましたので、トップ画面には概要だけを表示するようにしてブログを見やすくしました。  これで記事下のツイートボタンなど、SNS用のボタンが利用しやすくなったことと思います。  この期に過去の記事を見直してみてはいかがでしょうか?  特にあなたにお願いしたい7つのことの記事とツイッターでの拡散のお願いの記事ではみなさんに協力してほしいことを書いていますので、是非とももう1度読ん . . . 本文を読む

【事例紹介】2001年 国立循環器センターでの看護師の過労死事件を紹介します。

2012-02-16 20:53:24 | 事例紹介
  国立循環器病センターの看護師の過労死事件  2001年2月13日、国立循環器病センターで看護師として働いていた村上優子さんがくも膜下出血で倒れ、3月10日に亡くなりました。くも膜下出血は25歳の若さで起こる死因としては非常に珍しいものです。このことから、優子さんの死の原因はストレスと過労ではないか、と両親が公務災害申請をしましたが却下され、安全配慮義務違反にもとづく損害賠償請求を求める裁判で . . . 本文を読む

【事例紹介】1995年 オタフクソースの過労自死事件を紹介します。

2012-02-14 16:47:33 | 事例紹介
 オタフクソース過労自死事件  この事件は、24歳の若者が過労自死に追い込まれてしまった事例です。  木谷さんは大学を卒業した後、地元の広島での就職を希望して1993年春にオタフクフーズに入社しました。その後、子会社のイシモト食品に転籍となり、多品種少量生産を主に行っていました。これは、老舗料亭の発注に応じて原料や調味料を配合して注文通りのソースをつくる作業です。研究室から届いたレシピにもとづ . . . 本文を読む

過労死の労災申請における認定基準と手続きの流れを紹介します。

2012-02-11 15:52:07 | その他
 労災申請における過労死基準と手続き  これまで過労死事例をいくつかご紹介しました。今回は、そこで出てくる過労死に関する労災申請について詳しく紹介したいと思います。  まず、過労死の定義について確認しましょう。厚生労働省による過労死・過労自死の定義では、 過労死・・・「日常業務に比較してとくに過重な業務に就労し」「明らかな過重負荷を発症前に受けたこと」に        よる脳・心臓疾患のもた . . . 本文を読む

【事例紹介】1992年 下田市観光課係長の過労自殺事件を紹介します。

2012-02-07 22:50:15 | 事例紹介
 当事者問題から社会問題へ  1992年6月23日、静岡県下田市の観光課係長をしていた河本繁雄(参考文献中の仮名)さんが自宅裏で首を吊って亡くなりました。  同年3月23日~6月7日までの77日間、河本さんが休暇を取得したのはわずか2日のみであり、その間の拘束労働時間は880時間、日平均12時間弱に及んでいました。深夜1時、早朝4時にまで勤務した日も存在していました。  それほどまでの長時間 . . . 本文を読む

3月2日(金)に“ストップ!過労死”大阪実行委員会の旗揚げ式を行います。

2012-02-06 22:06:20 | 活動紹介
ストップ!過労死 大阪のつどい ――過労死防止基本法の制定を――  「過労死」が時代を映す現代用語として広まって20年以上が過ぎました。しかし、過労死はなくなるどころか、若者に広がる過労自殺を含めると、大きく増えています。過労死・過労自殺寸前となりながら働き続けざるをえない人々が大勢います。  厳しい企業間競争と世界的な不況のなかで過労死・過労自殺をなくすには、個人や家族や個別企業の努力では . . . 本文を読む

【事例紹介】1999年 中部電力主任の焼身自殺事件を紹介します。

2012-02-02 18:16:09 | 事例紹介
 過重ノルマが生み出す過労とパワハラの果てに  1999年11月8日、中部電力火力発電所の環境設備課主任だった関川洋一さん(参考文献中の仮名)が、知多半島の野間灯台近の空き地で、36歳の若さでガソリンをかぶって焼身自殺を遂げました。8月に主任に昇格してから一挙に増えた時間外労働と、度重なる上司からのパワハラの末の、すさまじいばかりの死でした。  関川さんは、環境設備課の「燃料グループ」に配属さ . . . 本文を読む