[Capricious Model Rail Factory] ** 気まぐれ鉄道模型工房 **

European/British/Japanese railway modelling in OO/HO/N

「或る列車」の製作 (HO MDC Pullman Palace Car キット) 

2020-07-09 19:24:14 |  - MDC Pullman客車「或る列車」タイプ

このネタで何回書いたか忘れたのでタイトル更新。

電源引き通しのため、IMONの通電カプラを採用。黒メッキが通電を阻害しているので、サンポールに漬けて除去し装着。引き通し線はシンプルに針金を床下に這わせた。

キット純正のプラ製台車をWalthersのHeavyweight用3軸台車に交換。ダイキャストのガワをプラのボルスタにネジ止めしているので、そのネジ頭を真鍮薄板で受けて、引き通し針金に通電。

集電システム組み込み後。左側からリード線で床上に立ち上げ。右側は編成端なのでKadeeカプラ装着。

台車と仮組後。針金は後で黒く塗る。

中心ピン両脇のネジで車体を支持したので、副作用で踏ん張りが効いて安定した様な。KATOの台車も左右を集電板で支えているので、ロール剛性向上に何かしら寄与していそう。

中心ピンだけだとロール剛性を確保しにくい。ロンビックイコライザを組み込もうかとも思ったが、当工場の加工精度が追随できないので断念。

床上には米Palace Car Companyのインテリア部品を取り付ける。まず鉄板の床板兼ウエイトを接着。鉄板はカーペット色に塗る。

ずっしり重くなったが、集電効率を上げるためには好都合。転がりの悪いキット台車は捨ててWalthers台車に履き替えたが、こいつも牽引機を選ぶ編成になりそう。

インテリアキットは車種毎に、腰掛、寝台、調度品、仕切壁がパックされたお得なパーツ。参考図面も入っているので、しばらくこれで遊べる。寝台車は開放型と区分室型の双方に対応。

 

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続 HO MDC Pullman Palace Car キット 

2018-05-27 20:41:27 |  - MDC Pullman客車「或る列車」タイプ

小さなことからコツコツと進めてます。 

車体隅に縦樋管が成形されているが、太すぎるし末広がりになってるしで、見栄えが悪いため、全部削ってプラ帯材で作り直し。上端にはプラ片で漏斗を表現。

縦樋を削るついでに、彫りが浅い手摺も削って、真鍮線植え込みに。

 

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HO MDC Pullman Palace Carキット

2018-04-13 21:06:36 |  - MDC Pullman客車「或る列車」タイプ

木造ダブルルーフ客車シリーズ。

数年前、米国のMDCという小規模メーカが出していたPullman客車のHOプラキットをヤホォ奥で見掛けて、価格が手頃だったので入札してみたらそのまま落札してしまった。キットを買ったものの組む見込みが立たなくなった方が、断捨離で出品したのだろう。Pullmanの3軸ボギー木造ダブルルーフ客車で、合造車、寝台車、食堂車、展望車の4種が発売されていた。MDCはとっくに廃業、キットも絶版になっているが、米国ebayには未だに時々出品されている。別ブランドからMDCの型を使った完成客車が発売されたりしている。

キットは、黒色スチロール一体成型の車体と、床板、床下機器パーツ、プラ製台車、窓セル、デカール一式が入っていたが、3軸台車は転がりが悪いため使えず、デカールも劣化していたので、ebayでボチボチ部品を買い集めていた。

 

合造車 キット同梱の台車を履かせて撮影。

食堂車

 

寝台車 緑色(下記)を試しに塗ってみた。もう少し濃い目の方がいいかな

旧九州鉄道の「或る列車」客車もPullman製なので、共通点が多い。旧南満洲鉄道もPulmannに特別列車を発注していて、こっちも良く似ている。どちらかのタイプに仕立ててやろうと思いつつ、そのまま積んでいたが、某格安工業デザイナが九州で中古キハ40を金ピカに塗って、お世辞にも上品とは言えない模様を入れた車に、あろうことか「或る列車」と命名しやがったのを見て、そのセンスがどうしても受け入れられず、と言うよりむしろ、不運だった名車の名前をあんな悪趣味な車(感想には個人差があります)に付けられたのでは浮かばれないな、と思い、当キットを「或る列車」タイプに仕立てて供養?してやることに。

1/80で逆算して車体幅2800mmなので、16番として使えるが、ステップは限界を侵すのでカットする。車体長は22m以上になるがキニシナイ。黒やブドウ色に塗るのは芸が無いので、満鉄仕様の緑に塗るつもり。

 

一体成型車体は、バリが多いのは仕方無いとして、上屋根の型がずれていて、片側の屋根の縁(明り窓からの出っ張り)が殆ど無くなっていたので、プラ材を貼って継ぎ目や引けをパテで埋めて、せっせとペーパ仕上げ。これも帰国後に塗装。

床下のトラスはナイロン糸を張る様になっていたが、実物は鋼棒の筈なので、釣り糸に交換し、真ん中にターンバックルを入れる。適当なパーツを探索中。 

 

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