三重県伊賀市阿保
頓宮とは天皇の行幸の時や斎宮が伊勢へ向かう時の仮宮の事だそうです。
そして阿保頓宮は天平時代、聖武天皇が藤原広嗣の乱を避けるため
伊賀を越える際の仮宮跡ということです。
旧初瀬街道阿保宿の常夜灯から
南に下った場所に阿保頓宮跡への登り口があります。
階段をのぼるとミツマタがきれいに咲いていました。
頓宮跡は後に阿保城として使われたため土塁に囲まれています。
平坦地には阿保頓宮址の碑がたっています。
そして土塁にのぼると
北西と
南東に祠が建っています。
この二つの祠は頓宮跡から道を挟んで反対側にある
第十一代垂仁天皇の皇子、息速別命の陵墓で葬られている
息速別命外二神を祭るものだそうです。「外二神」とはどういう意味でしょう?
また阿保頓宮は斎宮が伊勢へ向かう際にも使われていたそうです。
※追記
「外二神」は息速別命の他に、ふたりの神様を祀っていることのようです。
どなたかは不詳。