信二の1日のできごと

惰性で生きることに抗いながら、結局、惰性で生きている人間の煩悩日記

普通であり特別な日

2011年10月06日 23時58分40秒 | 日記

まず、Steve Jobs 氏が亡くなったことが今朝伝えられた。
僕は決してアップル信者ではないが彼の偉大さを常に感じている。
現代人に新しい世界観を与え、ワクワクさせ、常にその期待を超越したパフォーマンスを見せてくれた彼に感謝したい。
心より御冥福をお祈りします。

今朝は朝礼の司会だった。
簡単なスピーチをしたわけだが、10月4日の茂木健一郎氏の朝の連続ツイート「なき」の「不確実の重要性」を題材に話をした。
人生は「確実」で保証されていたら、きっとツマラナイと僕は思う。
しかしそうはいってもどこかで「確実」を望んでいる気もする。
???本当にそれでいいのだろうかと考えさせられた彼のツイート。

以下引用↓
茂木健一郎 連続ツィート111004 「なき」

なき(1)あなたの脳は健康な状態にあるかどうか。一つの質問で、その様子がわかる。「あなたの人生に、いろいろ不確実なことがあると思いますが、これから何が起きるか、それが楽しみですか? それとも不安ですか?」この質問に、「楽しみ」と答えられる人は脳が健康である。

なき(2)人生には、不確実性が原理的に避けられない。どんなに賢くて、どんなに綿密に計画を立てても、必ず予想もできないことが起こる。だから、不確実性をいかに抱きしめるかということが、脳にとっての一番の課題になる。それを希望をもってすることが、人生のイロハのイだ。

なき(3)ある企業で講演した時、「あなたは不確実性が楽しみですか、それとも不安ですか?」と聞いたとき、ほとんどの人が「不安」だと答えて、私の方が不安になった。日本人は全体的に不確実性を忌避しようとしている。そのことによって、ネットとグローバル化の新文明に不適応になっている。

なき(4)グーグルやフェイスブックが10年後どうなっているか、予想が付かない。だからこそ、両社で働いている人々は希望を持ち、明日を楽しみにがんばっている。成長と、不確実性に希望を持つことは同じである。その感情が日本から失われたからこそ、日本の成長も止まってしまった。

なき(5)子どもの頃から塾通いをして、「確実に」有名大学に入れるようにする。三年の10月から新卒一括採用の就職活動をして、「食いっぱぐれのない」大企業に入ろうとする。このような振る舞いが「賢い」とされる社会では、不確実性にこそ希望を抱く、成長のエンジンは失われる。

なき(6)最初の質問に戻って、「何が起こるかわからない不確実な状況」が「楽しみ」であるよりはむしろ「不安」であるというのが日本人の今の姿だとすれば、日本人の脳は、平均的に言って、大変不健康であると 断ぜざるを得ない。現状がそうだとして、どうすればいいか?

なき(7)生まれ落ちた子どもにとって、世界は不確実なことばかりであるが、その時に助けになるのが「安全基地」である。保護者が「確実性」という「安全基地」を提供してくれるから、子どもは安心して不確実な世界を探検できる。未来に希望を持つために必要なのは、「安全基地」だ。

なき(8)大人にとっての安全基地とは何か。自分の脳の中に蓄積された知識であり、経験であり、技術であろう。ところが、日本の場合、それが「組織」とか「肩書き」とかいった、実質を伴わない外形的なものであるために、「挑戦のための安全基地」とはならず「自己保身の盾」になっている。

なき(9)自分の脳を診断してみよう。果たして、明日何が起こるかわからないという不確実性を、楽しみと感じているか。安全基地を点検しよう。組織や肩書きじゃなくて、むしろそれを失って放り出された時にそれでも生きのびる知識や技量があるか。包装紙をひっぺがせ。「真水」を増やせ。

以上、「何がおこるかわからないからこそ、希望をもって明日にのぞむ」ことについての連続ツイートでした。

ここまで引用。



上手くは語れないが保守的に考える年ごろに差し掛かる今
「不確実を楽しむ生き方」 「不確実を受け容れられる生き方」がこれからの僕にはますます重要に思えてきた。

コメント (2)
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