レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

どんな戦いもゆるくないのだ

2008-11-30 | 日々のこと
木曜日のナベルビンのおかげで、ちょっと強めの副作用(発熱)が出たため週末は家でゴロゴロテレビ三昧。

真央ちゃんにわかファンである私。NHK杯をずっと見ていた。
ショートプログラムの前の真央ちゃんの目は明らかに緊張してた。
滑り終わったときのほっとしたような目。

「目」は語る。

私が一番印象に残ったのは、フリー4分間の終盤で見せるストレートラインステップだ。
タラソワコーチは「死ぬ気で滑りなさい」と言われるくらいの激しく表現豊かな滑り。
ブラボー!!真央ちゃんは、素晴らしい表現者だった。
2週間後のグランプリファイナルでも真央ちゃんの笑顔が見たいなあ。


鳥取の星「ガイナーレ鳥取」。
JFLからJ2への昇格をかけ、この1年間闘ってきた。
なかなか勝てない時期もあったが、最終戦の今日までになんとか5位という順位まで上げてきた。
最終戦の結果次第でJ2に昇格できるチャンスはあったが、残念ながら流通経済大学に0-2で負けた。
前節のホーム戦は天気が良ければ応援に行こうと思っていたが、天候が雨で泣く泣くテレビ観戦。
今日もテレビで観ていたが、本当に残念だ。

しかし、チャンスはこれからもある。
諦めさえしなければ。
来年最小県の鳥取がJ2昇格を喜び合えるよう応援したい。


鳥取砂丘で行われた「ゆるキャラカップ~オレ達はゆるくない!~」が、中海テレビ自主制作チャンネルで延々やっていた。
こんなにもゆるキャラがいたのかと驚いた。
特別ゲストには、ひこにゃんも登場。観客も多く、一大イベントだった。

ただ、かわいいだけではない。
縄跳び、障害物競争、相撲と涙ぐましい戦いなのだ。
特に相撲では、「はっけよいのこった」の合図があると、それまでのかわいさはどこかに吹っ飛び、強烈な取っ組み合いになる。
天女のゆるキャラはもちろん女の子キャラだが、相撲させると怖いくらいの迫力。
若松競艇のカッパくんの頭が吹っ飛ぶくらいの激しさ。

サブタイトルどおり、本当に「オレ達はゆるくない!」のだ。
「ゆるキャラ魂」を存分に見せてもらった。


どんな戦いも 道のりはつらく厳しいものなのだ。
真央ちゃんも、ガイナーレイレブンも、ゆるキャラ達も、本当にお疲れ様。
次のチャレンジまで、ゆっくり休んでね。




シツゲン タロウ

2008-11-27 | 日々のこと
誰か 麻生首相の口にガムテープを貼ってくれ!


またもや今日も失言まみれの麻生首相。
「医師非常識発言」の次は「医療費発言」。
今日はどの局のニュースでも放送していたからご存じのことだろう。

医療費抑制に関する発言だが、予防医学が大切であることは異論のないところだ。
しかしなぜこんなにも、後で釈明や謝罪が必要な事態になるのだ。

政治家は「言葉」が命。
誤解を招くような言葉をなぜ吐く?

一般人がしゃべるのとは違う。
一政治家としてしゃべるのとも違う。

一国のリーダーの言葉なのだ。
自ら自爆してどうする?

今日はこの発言で朝からブリブリ怒っていたら、自動販売機の下に100円玉が転がってしまった。

なんてこった!!




リンパ浮腫

2008-11-26 | 治療のこと
2001年6月乳がんの手術をしてから、術後の放射線療法と化学療法が終わり、ホルモン療法だけになり、1か月ごとの通院が続いた。
そして、1年、2年・・・と時は経ち、ホルモン剤経口薬(ノルバデックス)と卵巣の働きを止める注射(リュープリン)を続けていた。
時が経てば、薄皮を剥ぐように再発の恐怖も薄らいでいった。
頭の片隅には、常に「乳がん」という言葉はあるが、通常の生活にも慣れ、病気を忘れる時間がだんだん多くなってきた。

そんな時の落とし穴が「リンパ浮腫」。
乳がんの手術をするときに、腋の下のリンパ節に転移があるかどうかが問題となる。
最近ではセンチネル生検といって、1つ目の見張りリンパ節に転移がなければリンパ節をとることはない。
しかし私の場合、リンパ節への転移が多数あったため、鎖骨下のリンパ節まで取っていた。

すべての人に起きるわけではないが、リンパを取ると、たとえば術側で重いものを持ったり、けがをしたりすると、リンパ液が溜まってしまい、
腕がパンパンに腫れ、痛みを伴うことがある。
また、炎症を起こし重症化することもあり、この「リンパ浮腫」を甘く見ることはできない。

手術直後は術側の腕を大事にしているが、だんだん時間がたつにつれ腕を使うことが多くなる。
つい大丈夫だと思って手袋もせず草取りしたり、重いものを持ったりすることもある。
何年か経って、忘れたころに起こるのがこの「リンパ浮腫」なのだ。

腕がパンパンに腫れてからでは、治りにくく治療に時間がかかる。
浮腫が起きないように予防するのが一番だが、万が一、腕が腫れてきたらなるべく早めに主治医に診てもらうことをお勧めする。

私も「リンパ浮腫」になった一人だ。
術後2年後だっただろうか、灯油のポリタンクを少しの距離だからと思って、つい術側で持ち運んでしまった。
その夜から、今まで感じたことのないような腕の疼きを感じた。
慌てて、腕のマッサージをしたり、寝るときは腕を高くした。
でも、腕の疼きは治まらず、数日後には腕に赤い斑点のようなものが出てきた。
ネットでリンパ浮腫を調べてみたら、「ほうかしき炎」という映像に似ている。
すぐに病院に連絡して主治医に診てもらった。
やはり、ほうかしき炎で腕を包帯でぐるぐる巻きにされ、抗生剤を飲むように言われた。


やはり、気を抜いてはいけなかったのだ。


炎症はほどなく治まったが、それから時々疲れたり、使いすぎると腕が腫れ、浮腫になる。
そんなときは、マッサージや腕を高くして寝る、またはスリーブと言って圧迫感のある腕用のタイツのようなものをつける。
このスリーブは医療用なので値段も高い。
今年からこのスリーブにも保険適用できるようになり、ありがたく思っている。

私はふだんT病院に通っているが、T病院では理学療法士がリンパ浮腫患者に対して行うリンパマッサージができない。
入院患者には対応するそうだが、スタッフの人数が不足しているなどの理由で、外来患者にはできないのだ。
なので、リンパ浮腫が起きた時には、近くにあるY医療センターで診てもらっている。
本当なら1つの病院でできれば便利だが、病院の都合もあるので、この症状には○○病院、あの症状には△△病院と、使い分けをしている。

このリンパ浮腫、乳がんだけでなく、子宮がんや卵巣がん、前立腺がんなどの患者さんにも起こりうる症状だそうだ。
先日、ユコーというスリーブを扱う業者さんと話をする機会があった。
リンパ浮腫の知識のない医療者、リンパ浮腫の治療を行う病院がないといった地域があり、そんなところの患者さんが苦労をしているという。
空白地域に住んでいる患者さんはどうしているのだろう?
東京や大阪といった大都市まで治療しに行かれているのだろうか?

がんを切りさえすればいいってもんじゃない。
リンパ浮腫で悩み、苦労している人も多い。
リンパ浮腫に対応できる病院が1つでも多くできることを切に望む。

















仁義なき戦い

2008-11-25 | 日々のこと
あの有名な「花畑牧場生キャラメル」をいただいた。
なかなか手に入らない品物であり限定販売なので、長い時間並んで買い求められた貴重品だ。
そんな大事な品物を頂戴して、まっちょんは感謝!感激!である。

Sちゃん、Sちゃんのお母さん、本当にありがとうございました。

ルンルン気分で帰宅した私。
早速、ひとつ口に入れる。
う~~~ん。この口溶け。
なんというおいしさ!!
まっちょんは、シアワセです。

その直後に、我が家の最強大食漢である息子が、学校から腹を空かせて帰ってきた。
ヤバい!これは一言言っておかねば。

「このキャラメルはとても貴重なものだから、心して食べよ。」
「掟一つ目。1個ずつ食べるべし。間違っても2個3個まとめて食べるのは厳禁。」
「掟二つ目。口に入れたら噛んではいけない。口溶け抜群だからゆっくり味わって楽しみなさい。」

そう言い聞かせて、息子に1つ食べさせた。
丸い箱に入った残りのキャラメルは、大事に大事に冷蔵庫の一番奥へ。

キャラメルの余韻を楽しみながら、私は夕食の準備。
しばらくして、ふと息子を見ると口がモグモグ動いている。

むむっ!!嫌な予感。
「あんた、何食べてんの?」
「え?キャラメルだけど。」

「え゛っっっ~~~~~!!何個食べたの?」
「6個」
「うぎゃ~~~~~~~!!」
「いつの間に!!私まだ1個だけなのにぃ。ゆっくり食べてって言ったでしょうがっ!!」
「だっておいしいだもん。」

やられた(泣)
大食漢に「ゆっくり味わう」ということは無理だった。
そして、私やダンナが食べ、さらに息子も食べ、夜9時までには完食。

こうして、本日の最大の楽しみは終了したのである。

















ピンチの時がチャンス

2008-11-24 | 日々のこと
昨年11月、再発して7ヶ月目、ホルモン剤のノルバデックスとフェマーラが効かなくなり、いよいよ抗がん剤をすることになった。
副作用の少ないホルモン剤がもう少し効いてくれればと思っていたが、
こんな短期間に治療薬3枚目のカードを切らなくてはならないのか、と結構落ち込んでいた。

第1回目の抗がん剤(タキソテール)の日。
治療した後に、数週間後やって来るであろう副作用の脱毛に備えるため、タカシマヤにあるカツラのお店に行った。
カツラの予約をして、鬱々とした気持でなんとなく上の階に行ってみた。

そこで偶然やっていたのが、たけサンの個展。

優しい顔のお地蔵様、心に響く言葉。
ひまわりの咲く青空に「ありがとう」の文字。
1枚1枚の絵画をゆっくりと観た。

たけサンは、2001年、脳梗塞になり、48時間後に病院運ばれたが、
失語症、言語障害、聴覚障害、右手麻痺という重い後遺症を背負った。
それまでミュージシャンとして活躍していたが、断念しなければならなくなった。
その後、絵と詩を書くことで生きる希望を見つけられたという人だ。

ちょうど、たけサンも来店されており、絵葉書を買ったので、1枚直筆の絵を描いてもらえることになった。
その絵には、これまた優しい顔のお地蔵様。そして、


「ピンチの時が チャンス  ピンチの時こそ ありがとう」


という言葉を私のために書いてくれた。
この絵は私の宝物となっている。
筆談でいろいろ話して、自分の病気のことも話した。
だんだん元気になっていくのがわかった。
そして、帰る時には心が温かくなっていた。

たけサン、ありがとう!!

そのたけサンが、再び米子タカシマヤにやって来る。(12月3日~9日)
今回は、~ありがとうプロジェクト展~と題し、
小学校中学校を中心に講演活動しているたけサンの「無口な講演」をパネルにして紹介するようだ。
また、原画展示、実演、販売などもある。

詳しくは、
http://hyougensya-take.com

ぜひ今年も会いたい。
そして、元気をもらったお礼を言いたいと思う。



















自分の説明書

2008-11-23 | 日々のこと
今年のベストセラーに「自分の説明書」Jamais Jamais(じゃめじゃめ)著(文芸社)というのがある。
A・B・O・AB型それぞれの傾向が書かれた本だ。
著者が、心理学者や占い師でなく、建築設計を生業にしているところがおもしろい。
はじめは、「大勢の人を4つだけのパターンに分けるのはヘン!」と思いながら立ち読みを始めたが、あまりに同意できるので、速攻、お買い上げ。

ほんの一例を・・・。

・「自分O型です」って言うと「ああ、そんな感じ」と言われる。「え!O型?意外~」とかない。

・「おおらか」なのか「おおざっぱ」なのか。おおらかだから、細かいことは気にしない。
おおざっぱだから、細かいことがめんどくさい。でも、紙一重で「おおざっぱ」
どっちにしても、結論は一緒。細かいことは、どーでもいい。

・お外では、何でもできるっぽいヒト。でも、家に帰れば「へなちょこマン」。
落ち込むと、キノコが生えそうなくらいジメジメする。
「ダメじゃん自分。あああダメだよう。ダメだああああああ」でも、夜はぐっすり。

・しゃべるとき、声がデカい。とゆーか、声がよく通る。
ザワザワの店内でも、店員さん呼ぶの一発。「すみませーん!」「はい、ただいまー」よしっ。

・お金持ってると全部使っちゃう。
いつの間にかサイフ空っぽ。どーでもいいレシートしか入ってない。
しかも折れたりしている。というか、サイフの中が大荒れ。

・自分をひと言で言うと、「大胆な小心者。」「やってみるけどビクビクしてる」じゃなくてその逆。
「やるまでがウダウダ。やっちゃったら突っ走る」もう止まらないんだダダダダダダーーー→

・食べ物をくれた人になつく。

・酔ったヤツの介抱。

・メールの返信が遅い。


「じゃめじゃめサン、あんたは、私を観察していたのか?」というほど思い当たる節がある。
私は典型的なO型のようだ。
ちなみに今日のサイフも、レシートがぎっしり。

若い頃、酒に酔って介抱された経験は、皆無。
かわいく酔っ払える友人が羨ましかった。
私は、というと、同級生や後輩の面倒を見るのが常であった。
背中にゲ○を浴びた経験もある。廊下で倒れている後輩の横で、ぞうきんとバケツ片手に走り回ったこともあった。

でも、めちゃ楽しかったなあ。











がんばれ、真央ちゃん

2008-11-21 | 日々のこと
先日のフィギュアスケートフランス大会で、浅田真央ちゃんが2位になった。
2位でも十分すごいと思うのだが、世界チャンピョン経験者である真央ちゃんが2位になっただけで、
翌日の情報番組では、「浅田真央選手が、飛べません。」で始まるニュース。

確かに得意なジャンプに精彩がなかった。
しかし表現力やステップが確実に進化しているようだ。
ジャンプが悪くて2位なのだから逆にすごいではないか。

数年前のあどけない少女の真央ちゃんが、毎年進化を続けながら、これだけ美しく成長したのを見ると、にわかファンの私でさえ嬉しくなる。
あの美しさで18歳だよ。インタビューの受け答えも年々良くなっている。
スケートだけでなく、あらゆる面で努力しているのだろうなと想像する。

あるインタビューで、「練習後に『らくがん』というお菓子を1つ口の中で溶かすのが楽しみ」だと言っていた。
たまたま『らくがん』が手に入ったので食べてみた。
干菓子のようなあっさりした甘さで、口に入れるとス~っと溶けていく。

いかんいかん、3枚も平らげてしまった。
真央ちゃんは、練習してから1枚だけなのに。
あ゛~、だから太るんだわ。
才能があるといえども、日頃の節制と努力のたまものなのだろう。
真央ちゃんは、18歳なのに本当に大したものだ。

私が18歳の時なんて、部活終わってから友達とミスタードーナツで3個ぐらいバクバク食べて、
家に帰って500円のアルファベットチョコレートの大袋を抱えて食べ、鼻血出してたフツーの高校生だった。
(この食い気はフツーではないかもしれないが・・・)

もうちょっと、おおらかに見てあげてほしい。一番悔しいのは真央ちゃん自身のはずだから。
まだまだ発展途上なのだから。

目の前にある壁を登ると、きっと新しい成長へと繋がる。
真央ちゃん、ファイト!!













言葉の重み

2008-11-20 | 日々のこと
麻生首相の言葉が連日報道され、批判を浴びている。
「給付金問題の迷走」から昨日の「医師の社会常識なし発言」までいろいろと。

いつぞやの選挙の時、米子駅前に麻生さんが応援弁士としてやってきた。
ミーハーの私も聞きに行ったのだが、地元立候補者よりも断然話が上手く、聴衆を惹きつけていたのを覚えている。
小泉さんが辞めてから安倍さん福田さんと少なからず私は期待していた。
しかし、1年で首相を投げだす結果となり、期待した分大いに失望した。
失望というより虚脱感という方が正確かもしれない。

しかし、何度も総裁選に出ている麻生さんなら、首相になった時の政策を練り、ブレーンを固め、次こそはきっとやってくれるのではないか?
とまた性懲りもなく期待した。
しかし、またその期待も虚しく消えていきそうだ。

一国のリーダーである首相の言葉が、なぜ軽く、私たちの心に響いてこないのだろう。

医者だって、教師だって、警官だって、役人だって、人数が多いんだから社会常識に欠ける人間もいるでしょうよ。
あんたたち政治家だっているでしょうに。
医師が足りないのは、日本医師会の発言力も背景にあるが、決して医師だけの責任ではない。
医療は国策である。

高級バーでいくら酒飲んでもいいから、ちゃんと仕事しようよ。
麻生さんばかりでない。麻生さんの側近と呼ばれる人たちの責任も大きいよ。

でも、そんな政治家を選んできたのは私たち国民なんだよな~。
結局、私たちに返ってくる。

翻って、私たちの言葉はどうなのだろう?
言葉の難しさを痛感する。
何度もブログの言葉を推敲しても、私の思いはすべて伝わっているとは思えない。
ましてや、口から出た話し言葉は、二度と戻らない。
言葉は人のプラスの力にもなりうるし、相手の心を切ってしまうこともある。

言葉を選んで伝わるように言ったつもりだけど、相手はどう受け取ったのか?

言葉って、難しいなあ・・・。







ありがとう!

2008-11-19 | 日々のこと
昨日、東山中校区人権教育研究集会PTA部会に参加した。
保・幼・小・中・特別支援学校がある東山中校区ではこの発表に向けて、昨年から話し合いを行い、
「自尊感情・自己肯定感」というキーワードを用いてそれぞれの学校が活動をされてきた。

「自尊感情・自己肯定感」とは、

・自分に対する肯定的な感情
・自分のことが、欠点も含めてすきだという気持ち
・自分はかけがえのない大切な存在だという気持ち
・「自分でもできるんだ」という自己効力感
・だれにでも高いとき低いときがあり、大人にも子どもにもある感情
                         (昨日もらった資料より)

これまでの発表では、それぞれの学校が行っている活動を発表しているものが多いという印象がある。いわゆる「縦糸」の活動報告である。
今回、校区にあるすべての保育園幼稚園~中学校・特別支援学校までの学校が、一つのテーマに沿って活動する、
いわゆる「横糸」を意識して発表を行ったのはあまり例がないのはないかと思っている。

昨年は、このテーマに沿って子どもや保護者に対してアンケートを実施して、実態を知るという作業もしてきた。
今年度は中学を卒業したので詳しくはわからないが、各学校が講演会や研修会のほかに、「ありがとうの木」を作られたそうだ。
子どもは親に、親は子どもに、日頃の感謝の気持ちや思いを書き、一つの木を完成させる。

そこには、日頃言えない感謝の気持ちがたくさん綴られていた。

「働いてくれてありがとう。」
「お弁当を毎日作ってくれてありがとう。」(子どもより)

「生まれてきてくれて、ありがとう。」
「君の笑顔が私たちの励みです。ありがとう」(保護者より)   ・・・など。

親や家族、周りの人に愛されている、大切にされている、必要とされていると実感することから、自尊感情・自己肯定感は始まる。
これは、「ありがとう」の言葉が大切なキーワードである。

たくさんの「ありがとう」が、それぞれの学校で一つの大きな木となっていた。
忙しい日々の中、これを書くことで、ちょっと立ち止まって家族への気持ちを再確認できる機会になったのではないかと思う。

「ありがとうの木」を見ながら、温かい気持ちになれた。ちょっと涙も出た。来てよかったと思った。

指導助言の先生の言葉で心に残ったのが、
「愛情に恵まれない家庭があるのも事実。PTAが困難な家庭を置き去りにしていないか?
行事に追われて、このような家庭のことを考える時間を作っているのか?」という指摘だった。
その上で地域の力が重要だと。
子どもは中学校を卒業してしまったが、うちの子どもが地域の子どもには変わりない。
そして、私たちは地域の大人であることは変わりない。
地域のつながりが薄くなっているといわれるが、地域のおばちゃんとして、できることを考え続けたいと思う。


昨年、東山中学校の人権・同和教育推進部の部長をしていた。
しかし、部長就任が決まったとたん、再発がわかり自分としては非常に不本意な1年だった。
チームを組んでいる役員のみんなにも迷惑をかけた。発表を控えた大切な前年なのに。
今年度、部長を引き受けてくれたHさんに、まるでバトンを投げ渡すようなことをしてしまったという後悔があり、本当に申し訳なく思っていた。
人権教育に非常に見識のある副会長Tさんを中心に、各学校とも、昨年よりさらに進んだ活動をされたという印象で、発表を聞きながらとても嬉しくなった。

皆に久しぶりに会い、発表を聞いて、本当によかった。
昨年、Tさん、Hさん、Oさん、あなた方とチームを組んで活動ができたことは、私の宝です。

出会えてよかった。本当にありがとう!!

お疲れ様でした。ゆっくり休んでね。











これって、私だけ?

2008-11-17 | 日々のこと
私はヘビが嫌いだ。「超」がつくくらいに。

「蛇」という漢字も、嫌だ。
前世はカエルだったのではないか?というくらいヘビが嫌いだ。
そういえば子どもの頃、おじいちゃんがヘビを取って皮をはいで、味噌蔵の軒下にぶら下げていた。
何のためにしていたかよく覚えていないのだが、お酒につけるのか、焼いて食べるのか、そんなことに利用していたのだろうか?
ぶら下がってるヘビの近くには、絶対に近づかなかった記憶だけはある。

弟が小さかった時、小さなヘビのしっぽを持ってブルンブルン振り回しながら、私を追いかけてきた時もあった。
たとえ私が100歳のばあさんになっても、決して忘れないだろう。

今でも、動物ものの番組でヘビが出た時は、テレビの半径3メートルには近づかない。
もし、その範囲内にいたときには、速攻、後ずさり。
このときばかりは、逃げ脚が速い。



私は、鶏肉が好きだ。・・・というより鳥の骨が好きだ。
骨付き手羽を料理する。ダンナも息子も食べるのが面倒くさいと言って文句を言うが、私は聞こえないふり。
骨についた肉はきれいに食べ、軟骨はもちろん、骨の中の骨髄の部分もバキバキ噛み砕いて食べる。
「まっちょん、あんたは、犬か?」とよく言われる。

前世は、カエルでなく、犬だったのかもしれない。



子どものころ日本テレビで、矢追純一プロデュースの宇宙人、UFOもののスペシャル番組がよくやっていた。
めちゃめちゃ、怖かった。怖けりゃ見なきゃいいのに、怖いもの見たさのなせるわざか?
テレビから半径3メートル以上離れて、見た。
CMに入る前、「チャララーチャラチャララー」と大音響のおどろおどろしい音楽が入り、よけいに恐怖感を誘う。
これを見た日にゃ、宇宙人が私を誘拐しに来るのではないか?と本気で思った。
そうなると、もう、トイレにも行けない・・・。



私が子どもの頃、学生運動が大流行。
あまり記憶にはないのだが、きっとニュースでは、ヘルメット被ってデモをしている学生が、毎日のように報道されていたのだろう。
母の話によれば、私は、電柱に登って作業をしている中国電力の人を指さし、「がくしぇーしゃん、がくしぇーしゃん。」
と叫んだらしい。作業員さんのヘルメットに反応したのだと思われる。

また、私の白黒写真の中には、ヘルメットを被り、柄の長い箒を持って、直立不動ポーズの写真がある。
「がくしぇーしゃん」らしい。

小学生前にして、あんまりかわいげのない、社会派の子どもだったようだ。


こんなの、私だけ???