happy birthday !

先日、息子の１６歳の誕生日だった。


生まれた時はちっちゃなちっちゃな足だった。
それがたった１６年で３０センチのでっかい足になってしまった。
身長もいつの間にか、私を超え、主人を超え、見下ろされる高さになってしまった。
体重も「あんたは力士か？！」と突っ込みたくなるような・・・。

よく食べ、よく寝て、ほどほどに勉学に励み、ここまで健康に育ってくれた。

３歳頃だっただろうか、日帰り温泉での話。
一緒にお風呂に入った時、私はあまりの気持ちよさに「うえ～～～」と唸った。

息子いわく「おかあたん、『うえ～』なんて言っちゃ駄目だよ。」

まっちょん「なんで？」

息子「お風呂で『うえ～』って言うのは、オジサンだけだよ。」

まっちょん「・・・」

とーちゃんと男風呂に入った時の、おっちゃん達の『うえ～』がよほど印象に残っていたのだろうか。
あっという間に、息子本人が『うえ～』の似合う大男。


もう少しで自立する年齢。

失敗を恐れず、いろんな人と関わりを持ちなさい。
自分の思う道を行きなさい。

実り多き人生であらんことを。

がんを生きる

おととい金曜日のＴＢＳニュース２３で、特集「がんを生きる」に、
乳がん再発患者であり、現役耳鼻咽喉科医師の小倉恒子さんが出ていた。

彼女の日々の様子を詳しく追っていた。
日々の診療風景、医師から患者になり抗がん剤治療している様子、ＣＴ検査をしている様子。
沖縄にいた親友との交流、その親友の死。
がんになってから始めたソシアルダンス。
一時期治療のため中断していたが再開して、再びフロアで素敵なダンスをしている様子。

書籍やブログでは知っていたが、こうして映像として見る小倉さんに元気をもらった。
まだまだ、私もやれるのだ、と。

治療を長く続けると、耐性ができて薬がだんだん効かなくなってくる。
小倉さんも長い間治療をしている。
一つ一つドミノが倒れるように薬がなくなる感覚は、共感できる。

ドラッグラグ。
欧米で使える薬が日本ではなかなか認可されない。
認可を心待ちにする患者が私も含めどれだけいることか。

一刻の猶予もない。

本池秀夫～皮の世界～

米子市立美術館で、米子市出身の本池秀夫さんの展覧会が開かれている。

２階まで昇る階段に届きそうな大きなキリン、アフリカゾウ、親子のゴリラなど、
とても革でできているとは思えないような精巧でダイナミックな作品群。

手のひらに乗るような、小さなおじいさん、おばあさん、子ども達がガラスケースの中で、日常生活のひとコマを表現している。
これらももちろん皮で作られている。

小さなおじいさん、おばあさん、子ども達は、一昔前ＮＨＫでやっていたドラマ、
「大草原の小さな家」に出てくるような、古き良き時代のアメリカをイメージさせた。

ガラスケースの中は、ゆったりとした時間が流れている。

小さな女の子のバイオリンの音が聞こえてくるようだった。
その音を聞きながらうたた寝するおじいさん、とても幸せそうだ。

ちょうど本池さんご本人による、作品の作り方を説明する時間があり、より詳しく作品を知ることができた。

なんと細かな、繊細な作業なのだろうか。

人形の一つ一つに服が着せてあるのだが、外側の見えている上着だけを人形に着ているわけではないのだ。
本池さんいわく、「本当の人間のように下着のパンツやシャツ、セーターを着せ、その上にジャケットを着せている。」のだそうだ。


「見えないところが、実は、一番大事」だと言われた。

このこだわりが、一体一体に命が宿っているように感じる理由なのだろう。

素晴らしい作品だ。
堪能した～～～。
良い時間を過ごすことができて、シアワセだ。

こんな素晴らしいアーティストが米子にいたなんて知らなかった。

他の人たちにもぜひ見てほしい展覧会。
明日２９日が、最終日である。

顧客満足度

桜が開花したのに、寒いなあ～。

早く暖かくならないかなあ～。

さて、今日は所用で米子法務局というところに初めて行った。
名前からして、カチカチに固くて、敷居が高いようなイメージだが、
ド素人の私が、土地の登記に関して書類をもらったり、わからないところを質問したりしたのだが、
職員さんがとても優しくて、わかりやすく話をしてくれて、ごっつ、感動したよ。

いや～、初めて行ってこれだけ印象のよい場所って、久し振りだなあ。
顧客満足度、抜群でした。

ありがとね、イチローさん

今日も、朝からテレビのチャンネルを回して、侍ジャパンの余韻を楽しむまっちょんです。

イチローの「心が苦しくて、つらくて、痛くなって」という言葉で、
どれほどのプレッシャーだったのか、その一端が見えたような気がする。
そんな中、よくぞ延長１０回オモテにヒットを打った。

私に負けず劣らず野球大好きの実家の母は、イチローの打席の時、怖くてテレビが見ることができなかったそうだ。
一番いいところを見逃してた～と言っていた。


侍ジャパンとは比べようもない話。

私は中学時代、部活でソフトボールをやっていた。
中２の県大会でのこと。
その時相手の攻撃、無死１，２塁でピンチだった。
ショートで守っていた私、微妙なショートバウンドの打球を１塁に送り１アウト。
進塁するか迷っていたランナーにタッチアウトで２アウト。
本塁に突っ込んだランナーにタッチアウトで３アウト。
トリプルプレーが成立。
してやったりのプレーで、この大会で優勝した。

かれこれ、３０年前の会心のワンプレー・・・。

中３でのこと。キャプテンやっていて現役最後の試合。
延長戦、相手の攻撃、１アウト満塁。
ショートを守っていた私のところに、低い弾道のライナーが飛んできた。
ボールを落とした私、慌てて本塁に投げるが、手が縮こまり速い球が投げられなかった。
私のエラーでジ・エンド。
泣いて泣いて、みんなに申し訳なくて、「みんな、ごめん」とただ一言だけしか言えなかった。

かれこれ、３０年前の後悔のワンプレー・・・。

３０年も前のことなのに、鮮やかに蘇る。

それぞれの場面で、それぞれの人たちが、ギリギリした緊張感の中、プレーに集中する。
会心の出来もある。苦く辛い出来もある。
その一つ一つが、思い出になり、血や肉になるのだ。
やっぱり、スポーツっていいわ。


イチローが苦しく、つらく、痛かった中を乗り越えて、最後に神が降りてきた、と表現した。
あの姿に、どれだけ勇気を与えられたか。
私がイチローにはなれないが、少しくらい近づけるのではないか、と。
こんな私であっても、苦しく、つらく、痛くても、乗り越えられるのではないか、という思いになったのだ。

先日の診察のこと。
先生に「まだゼローダは１クール目だから今日は腫瘍マーカーの数値は聞かないよ。２，３クールしてみないとわからないんだから。」
と言ってみたものの、パソコンの画面にはまたグンと上がった数値が表示されているではないか？！
横目でみて、「あちゃ～～～。また上がってんじゃん。高度経済成長みたいな伸びやん。日本の景気もこれだけ伸びたらな～。」
なんて心の中でボケてみるが、心中穏やかではない。

数値で一喜一憂しないと思っていても、ヘタレな私。
心はグワングワン揺れる。

そんな時に見たＷＢＣ。
イチローをはじめジャパンのプレーに、闘う勇気を与えてもらった。
今日より明日、明日よりあさって・・・。
前向きな気持ちになれたよ。

ホントにありがとね。

至福の時～最高の野球小僧～

ＷＢＣ決勝トーナメント。
準決勝のアメリカ戦、そして５戦目となる決勝の韓国戦。

この２試合、最高にいい試合だった。

しびれた。

日本中、老若男女、テレビにくぎ付け。
ＭＶＰは松坂だったが、どの選手にもＭＶＰをあげたい。

選手たちはこの戦いにすべてをかけ、
みんなその面構えが、とてもよかった。

特に印象に残ったのが、マー君と川ムネリン。

マー君の投球する背中から、にじみ出るパワーや気合いが感じられた。
この子、ホントに２０歳かよ？！貫禄さえ感じる。
次のＷＢＣには、エース格で出てくる予感がする。

しばらくベンチで控えだった川。
準決勝でラッキーボーイになった。
打席に入った川崎の顔、しょうから坊主、野球小僧そのもの。
その面構え、最高によかったよ。
試合後のインタビューで、
「今まではベンチにいたが、ベンチでも試合に出ていた。」
「明日は日本の国民のために、ビシっといきたい。」
こんなこと言った選手、今までいなかった。

前回のＷＢＣでは、一段上にいるイチローが引っ張ってる、という印象だったが、
今回はベテランのイチロー、小笠原たちよりも、
若手や中堅の活躍が目立った。

日本野球の層の厚さを彼らは示した。

韓国チームのことも触れておきたい。
北京オリンピックの優勝でもわかるように韓国の力は証明済みだ。
今回は日本が勝ったが、その実力は紙一重。
９回ウラに同点に追いつかれた時には、もしかしたらサヨナラ負け？！かと思えるほどだった。

近くにこれだけ強いライバルがいるということ、素晴らしいことだ。
野球でも、サッカーでも、フィギュアスケートでも、
素晴らしいライバルがいるからこそ、進化がある。
切磋琢磨がレベルアップを生む。
韓国チームがいたからこそ、野球のだいご味を味わうことができた。


侍ジャパンの選手たちは、野球のだいご味、楽しさ、
一つの試合をみんなで応援する面白さを改めて教えてくれた。

感動をたくさん与えてくれて、
本当に、本当に、ありがとう！！

あいたたた・・・。

４０過ぎおばさんのブログネタかよ？！と言われても、懲りずにまたまたＷＢＣネタ。
４回目の対韓国戦。
すでに、決勝トーナメント行きは決まっているが、韓国相手に３連敗するわけにはいかない。

幸先よく、内川のホームラン。嬉しいなあ。
しばらく２対１のこう着状態が続き、７回オモテ、絶好のチャンス。
無死１、２塁でバッター・イチロー。
セーフティーバントも試みたが失敗。結局ランナーを進めることができずセンターフライ。
イチローファンの私でも、これには怒った。
バッターボックス入る前、ここは絶対に塁を進めることが必要だから、きっとバントだと思っていた。
調子が良ければ打たせてもいいかもしれないが、本調子ではないイチロー。
短期決戦の場合、こんなチャンスを逃していてはだめなのだ。

このチャンスを生かせず、無得点の後の７回ウラ。
嫌な予感は的中。
チャンスの後はピンチあり。
大好きなマー君が一発ホームラン打たれて、２対２の同点。

結果的に８回、ジャパンの攻撃で追加点を入れることができたからよかったものの、
今後はもっと数少ないであろうチャンスを生かせないのは、どうも納得できん。

２３日のアメリカ戦では、きっちりチャンスを生かせるようになってほしい。


あいたたた・・・！は、横浜ベイスターズの村田。
これまでなかなかいい働きをしていた。
怪我する直前は、本職の３塁守備ではなく、１塁守備でいいプレーをしていたから、
ヒットした後のベースランニングで肉離れしたのは驚いた。

本当に残念だ。
いいプレーしていただけに決勝トーナメントでの働きも期待していたのに。
ケガが早く治るように祈るのみ。

昨日の勝利後はルンルン気分だったが、今日の試合後はなんだかどっと疲れた。
なんでなん？！
２日連続で応援して疲れたか？と思ったが、きっと昨夜から始まったゼローダの影響かもね。
重力が私の頭の上だけ２倍かかってるみたいだ。
体がダルダルダルメシアンです。

実家の墓参りやまっちょん家の墓参りして、今日のお仕事終わりとしよう。

踊る ＷＢＣ

やったー（^o^）やったー（^o^）やったー(^o^)

今日、天国行きか、地獄行きか、決まる試合。
対キューバ戦。５－０の快勝だった。

このビリビリするような雰囲気の中、よくぞ投げてくれた、岩隈！！
エース松坂にも引けを取らぬ、力投だった。

今日は試合開始の時間と久しぶりの診察が重なり、
診察室に入るなり、
「Ｉ先生、キューバ戦見なきゃいけないから、今日は３分１本勝負ね。」と、
私の言いたいことだけ言って、
「はい、終わりね、ありがとうございました。」

「・・・あっ、ゾメタの点滴があった～。申し訳ないけど、ちょっと用事があって、
その用事が終わったら野球見てまた病院に帰ってきます。点滴、それまでちょっくら待ってて下さいな。」

苦笑いの先生。
「負けてガックリして、体弱らんように。」との、お優しいお言葉。

ワガママ聞いてもらって、ありがとね。

用事で医療センターに行ってる間に、３点取ってた～（^o^）
ちょっと安心して医大に向かう。
点滴中も気になって気になって、携帯の文字情報で試合経過を読む。
点滴終わったら、一目散に１階ロビーに行きテレビ観戦。
数人のおじさんと共に応援。
今何点取ってるか確認しに、テレビの前に集まる人もいっぱいいた。

最後の打者がライトフライでゲームセットになり、
「よしっ！！」
ルンルンで、病院からスキップして帰りたいような気分で帰途についた。
今日の勝利は、めちゃ嬉しい！！


血液検査のデータで、「ＷＢＣ」というのは「白血球」という意味。
今日の私のＷＢＣは、異常なし。たしか5000位あったかな。
今日の勝利で、私のＷＢＣも確実に強くなってるぞ。
私のＷＢＣは、ルンルン、スキップしながら体の中を回ってることだろう。
きっと、がん細胞をガッツンガッツンやっつけてるゾ。
なんか、そんな気分。


不振を極めていたイチロー。
１，２打席凡退。３打席目に送りバント試みてこれも失敗。
こんなイチロー見たことない。

試合後のコメントで、
「心が折れかけていた。バント失敗でさらに折れかけた。完全に流れを止めていた自分を支えてくれたチームメートにありがとうと思った。」
このようなことを言っていた。

チームリーダーとしての役割。
チーム１番の注目度。
日本中の期待感。
大リーガーとしてのプライド。

この人にのしかかるプレッシャーとは、いったいどれほどのものなのだろう。
全く想像すらつかない。

４打席目の決して当たりは良くないライト前ヒット。
これが呼び水になり、５打席目、久々にイチローらしいクリーンヒットで３塁打。

やっぱりイチローが打つと違う。
このヒットが、スランプ脱出につながるような気がする。


アメリカで戦うＷＢＣ・侍ジャパンも、私のＷＢＣも、共にガンバルのだ！！

がんばれ、侍ジャパン！

今日のＷＢＣ日韓戦。
４対１の完敗。

１回ウラ、韓国の攻撃がすべてだった。

どっと疲れが・・・。

明日のキューバ戦。ロサンゼルスに行ってまだ試合ができるのか、これで the end なのかが決まる。

い～わ～く～ま～～～！！

イ～チ～ローーーー！！

がんばれ、侍ジャパン！！

ポルフィリン症

ポルフィリン症という難病がある。
太陽の紫外線を体に浴びると肝臓に害があり、最悪の場合、死にいたる場合もあるそうだ。
患者の数も少なく一般的にはあまり知られていない病気であるが、
私の住む地域に患者さんがいて、この病気を知ってもらうための啓発活動や難病指定され研究が進むよう、署名活動が進んでいる。
お母さんや二人の子どもたちが積極的に地元のマスコミに出ている。
ここまでやろうと思うには、いろんな葛藤もあっただろう。
しかし、その波紋は大きくなり、支援の輪が広がっている。

息子と同じような年齢の子どもで、同じ高校に通っているので他人事とは思えず、ＰＴＡの署名案内に協力させてもらった。
知らないことで、勝手な偏見や思い込みによって、人を傷つけることもあるのだ。

「ポルフィリン症」「さくらの友の会」という言葉で検索してみてほしい。

この病気のことやどんな活動をしているのか、詳しくわかります。
「さくら友の会」から署名もできるので、ぜひご協力していただけたら、と思いますm(_ _)m