レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

あいかの香り

2008-11-14 | 日々のこと
今でもメールのやり取りしている、子どもの同級生のお母さん(Wさん)がいる。
数年前、県外に引っ越しされたが、メールで私の体調を気遣ってくれ本当にありがたく思っている。
出会いはK小学校の入学式だった。入学式後、各クラスのPTA役員を決めるのだが、一緒に役員をしたのがきっかけである。
一緒に学年行事や球技大会、バザーもした。

K小学校のPTAは、非常に元気のよいお父さんお母さんがいっぱい!
歓送迎会で披露される「出し物」には、衣装を揃え、練習時間も確保する。
それはそれは素晴らしい「芸」が毎年披露されるのだ。

かくいう私も「マツケンサンバ」を踊らせていただきました。
DVDを事前にもらい、「家で自主練習をせよ」との指令。
踊りの練習で筋肉痛になったのは、言うまでもない。

そして飲み会の最後には、音楽担当の先生の割りばし指揮を中心に、保護者と先生が輪になり、手をつなぎ肩を組んで校歌を歌う。
まさに体育会系のノリで、初めて参加した時には目がテンになった。
でも、このノリが大好きだった。
「子どもは卒業しても親は留年できないものか?」校長先生に直談判したがあえなく却下。残念だ。

話がそれたので、そろそろ本題に。

Wさんのご実家は長野にあり、リンゴを作っておられる。
いろいろな種類のリンゴや洋ナシがあり、この時期になるといつも注文してWさんのリンゴを食べるのが楽しみの一つである。

昨日メールで「あいかの香り」という種類をお願いしたら、早速届いた。空を飛んで来るような速さだ。
着いた早々、箱を開けると甘い香りがする。
リンゴを切ると、中心付近には蜜がのっていて、シャキシャキ感たっぷりの味。
ああ、いつもの味。

このいつもの味を維持するのに、どれだけの労力と神経を使っているのだろう。
工業製品と違って、リンゴは自然によって大きく左右される。
数年前には、もうすぐ収穫、という時に台風で大量のリンゴが落下したそうだ。
また、大水が出た時には木の上の方にまで水をかぶってしまい、その年の洋ナシは全くだめだったそうだ。
今年は台風の上陸がなかったから大丈夫かなと思ったが、最近まで天候不順だったらしい。

Wさんのお父さんお母さんのご苦労に思いをはせながら、リンゴをありがたく頂くことにしよう。