レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

20世紀少年

2009-09-30 | 日々のこと
明日は1か月ぶりの診察日。
最近は新患が10名を超えるというから、そんなに時間をかけられない。
だから、気合を入れて、10分間1本勝負。カーン!!

そのためにも尋ねるべきことと最近の体調を、メモに書いて効率よくコミュニケーションをとらねば。
そのほか伝えたいことは、お手紙か看護師さん経由で。
どうしても時間をかけて治療方法を検討したいときは、一番最後の時間を予約する。

最近は、診察室の主治医の後ろには、医学部の学生さんが鎮座していらっしゃる。
1人の時があったり、4人の時があったり。
なんだか、調子狂っちゃうんだよな~。
学生さんの前で、准教授の先生とぶっちゃけ話ができないじゃん。


今日は、本当に久しぶりに映画を観た。「20世紀少年」。
2時間30分、少々長くて疲れたよ。
3部作の最終章で、1部と2部はTVで観た。
公開してだいぶ時間がたっているから、観客はたったの5人。
リニューアルして3カ月しかたっていない新しい椅子で、ゆったり鑑賞。

最後の10分間が・・・なるほど~、そういうことか。
「ともだち」が、どうして誕生したのか、納得。

10月公開の山崎豊子原作・渡辺謙主演「沈まぬ太陽」は要チェック。
面白そうだ。







アルコールフリー

2009-09-29 | 日々のこと
最近は、とんとアルコールにご無沙汰。
夜も薬を飲まなきゃいけないし、酒を飲みたいという欲求もなし。(ああ、残念)
数年前には、居酒屋「おいどん」で梅干し入り焼酎をPTA仲間と飲むのが楽しかったなあ。

でも、たま~~~に夕食が鍋などビールに合いそうなメニューの時、アルコールフリーの炭酸飲料を飲む。
イチオシは、キリンフリー。(・・・というか、アルコール0%はキリンしかない)

9月に入り、キリン独占だったアルコールフリー業界にアサヒも参戦。
その名も、アサヒポイントゼロ。

待ってました!アサヒさん。
めちゃめちゃ期待してた。
キリンがこれだけビールに近いテイストで飲みやすいものを出したので、後出しじゃんけんのアサヒは、
もっと美味しいものを出すだろうと、妄想していた。

・・・しかし、その期待は脆くも崩れた。
ま、ま、まずいぞ!!ポイントゼロ!!
なんなんだ、この味は。
アサヒドライを初めて飲んだ時のような、感動はまったくナシ。

アサヒのポイントゼロは、ポンスケだ(怒)

サントリー、サッポロもアルコールフリーを相次いで販売するらしい。
試飲せねばなるまい。

私の味覚に合うものであるように、祈るばかり。

くるねこ大和

2009-09-26 | 日々のこと
最近お気に入りのブログがある。

「くるねこ大和」というタイトル。

商業デザイナーさんと猫5匹の日常をマンガで綴ったブログだ。

猫にも個性があり、くるねこ大和さんのゆる~~~い感じの絵が、フッと笑いを誘う。

このブログから本が出版され、TVアニメも作られているらしい。

今日も猫ちゃんたちに笑いをもらって、元気でいこう!

彼岸花

2009-09-25 | 日々のこと
彼岸花って、エライよね。
誰に教わるでもないのに、お彼岸の時期を見計らって、毎年ちゃんと咲く。
赤ばかりかと思いきや、白の彼岸花もあるんだね。
初めて見たときは、ビックリ。

日野川土手に群生しているのを発見。
見とれて思わず、土手に落ちそうになった。
やばい、やばい。

いくらきれいな花があろうとも、よそ見をしちゃあイカンですな。

おくりびと

2009-09-24 | 日々のこと
9月に入り、知り合い4人が旅立った。
1か月の間に、立て続けに4人・・・。
まっちょん、凹んでいます。

今年に入り、何人見送ってきただろう。
なぜ、いい人ばかり連れて行かれるのか。
神様、仏様は、いないのか?
悲しい、悔しい、無力感、いろんな感情がごちゃ混ぜになっている。
気持ちの整理ができない。

人の「死」に慣れることができない。
当たり前のことだけど。
誰しもいつかは訪れることなのに。

元看護師さんのTさんに思い切って、聞いてみた。
「どうすれば、人の死に慣れることができるの?」
するとTさん曰く、
「仕事している間に何人も見送ってきたけど、慣れることはなかった。
霊安室に運ばれた患者さんに接して、何度も涙が出た。
その患者さんがどんな人生を送られたのだろう、
患者さんにとってよりよい人生だったと信じてあげることをその都度考えていた」と。

そうなんだ・・・。


あけぼの会で知り合い、アーティストだったIさん。
Iさんから頂いた本、さくらサロンで役立つように使わせていただきます。
ありがとう。


友人のお嬢さんだったNちゃん。
とても賢く、かわいらしかったNちゃん。
亡くなった後、Nちゃんのブログを読み、家族や友人に支えられながら、
自分を奮い立たせ、最後まで前向きに病気と向き合っていた様子が手に取るように感じられた。
よく頑張ったね、Nちゃん。


さくらサロンで知り合ったHくん。
手ぶらでサロンへおいでね、と言っても気を使ってお菓子を持って来てくれたね。
自分が副作用で辛い時でも、人のことを心配する優しい人でしたね。
先日ご家族からメールをいただいた。
1か月前、私に打ってくれたメールが、Hくん自身が打った最後のメールだったと聞いて、涙が出てたまらなかった。
「お互い頑張りましょうね(^^)」と絵文字入りで締めくくった明るい文面。
体は相当辛い状態だったであろうに・・・。
最後まで、優しかったHくん。


突然旅立ったTさん。
8年前、同じ時期に入院して、同じ病室で同じ時間を過ごした戦友だった。
7月頃だっただろうか、Tさんから電話をいただいた。
「定期検査をしてきたよ」といつものように明るい声で穏やかなTさんの声。
笑いながらいろんな話をした。
また会いましょうねって言ったのに。
Oちゃんと一緒にTさんのご自宅へ行った。
俳句や水墨画など素晴らしい作品が飾ってあった。Tさんもアーティスト。
亡くなってから知るなんて。


Iさん、Nちゃん、Hくん、Tさん。

いつまでも忘れないよ。

ありがとう。













渋滞

2009-09-24 | 日々のこと
シルバーウィークが終わり、日常が戻ってきた。
…といっても、出雲へ会で出かけたが、特別どこかへ旅行に行ったわけでもなく、淡々とした連休。

行楽地へ出かけた車の列、列、列。
30キロとか50キロの渋滞で、ノロノロ運転している車列が、ニュースで流れていた。
ホント、よくみんな我慢してるよな~と感心する。
私なら、一発でノックダウン。

私は人混みが嫌いだ。
東京のような都会に遊びに行くのはいいが、住もうとは思わない。
都会の人の行列光景をTVでよく目にする。
有名ラーメン店とか、H&Mなどファッション店など、何百人も並んでいる。
都会の人って、忍耐力があるんだなあ。すごい!!

私など、たった2、3人並んでいる店でも、すぐにあきらめてしまう。
短気?でもないが、我慢強くないんだよね。

そういえば、今までの記憶の中で2時間以上並んだのは、
大阪のUSJと米子ビッグシップのプレミアお買い物券をGETしようとした時(失敗したが)ぐらいだ。

まっちょんは、つくづく根性ナシなのじゃ。




全国サロン交流会 in 出雲

2009-09-23 | 日々のこと
21日、5連休の中日、出雲で行われた「全国サロン交流会」へ参加した。
医大でがん患者サロン「さくらサロン」の世話人をしている関係で、もう一人の世話人Sさん、看護師のKさんも一緒だ。

今回、県の呼びかけで県内にある院内患者会、サロン、乳がんや大腸がんの患者会代表も初めて一堂に会し、
昼食をとりながら情報交換会も行われた。
初めて顔を合わせ、短い時間だったが話ができてよかった。
できればもっと時間がほしいくらい。
帰りの道すがら、倉吉のサロン世話人さんと定期的に交流したいね~と話をした。

メインイベントの全国サロン交流会には、出雲市民会館にたくさんの人が集まった。
がん患者サロンは島根がパイオニア。
現在県内に22か所も患者サロンがある。
「島根方式」と呼ばれる独自の方法を作り、多くの関係者を巻き込んで県全体の取り組みになっている。
七位一体といい、患者・家族、病院、企業、メディア、行政、議会、大学が連携を取っている。

この流れを作ったのが、故・佐藤均さん。
島根で受けられなかった抗がん剤治療を東京で受け、がん治療の地域格差を体験したことから様々な活動が始まった。
佐藤さんのおかげで、行政、政治家を動かし、世論を動かし、全国がん患者大集会、がん対策基本法制定にもつながった。

島根方式の説明を受け、その後パネルディスカッションに参加する予定だったが、7人のパネラーの話が予定以上に時間がかかり、
一番聞きたかったディスカッションは帰りの時間の関係で、泣く泣く早退。
これは本当に、残念だった。

ここまで大きな規模のイベントを作ろうと思うと、相当なエネルギーがいる。
交流会大会長である、故・佐藤さんの奥様の愛子さんは、酸素吸入をされながらのあいさつであった。
これまでの御苦労に心から敬意を表したい。

参加させていただき、ありがとうございました。
来週からのサロン、また頑張ります。









AED

2009-09-17 | 日々のこと
今日は公民館で、学習講座「救命救急講習会」。
心臓マッサージやAEDの使い方を米子消防署の救命救急士さんから教わった。

毎年講習を受けて今年で3年目。
やっと落ち着いて、手順通りできるようになった。
それでも、いくつか指摘を受けた。

初めて参加した人が言っていたけど、見てるだけなら簡単そう。
でも実際やってみるとドキドキ。手順が頭から飛んでしまうって。

練習でやっとできるようになったけど、毎年受けてないと忘れてしまいそうだ。
もしも、突然家族が倒れたり、近くに意識不明の人がいたりしたら、練習通りできるだろうか?
頭が真っ白になって、アタフタするかもしれない。

救急車の到着時間が、以前6分だったのがだんだん遅くなり、7分あまりになったとのこと。
救急車の到着するまでの対応が、より重要だとのことだ。
AEDを使う事がないのが一番いいのだが、「もしも」のために毎年講習を受けようと思う。



酒井法子、やっと釈放。TVは大騒ぎ。
深々と頭を下げた酒井法子、こんな時でさえやっぱりカワイイ。
なんてこと、したんだろうねー。重ね重ね、残念。
会見をするらしいが、しばらくはまだのりピー騒動は続きそうだ。



がんサポート9月号に載っていた、印象深いコトバ。


神様、私にお与えください。

変えられないものを、受け入れる落ち着きを。

変えられるものは、変えてゆく勇気を。

そして、この2つのものを見分ける賢さを。




秋を感じるとき

2009-09-16 | 日々のこと
カレンダーの枚数を数えたとき。

風が涼やかになったとき。

街路樹の葉っぱの色が少しずつ色ずいたとき。

二十世紀ナシが、スーパーに並んだとき。

暗くなるのがいつの間にか、早まったとき。

朝晩涼しくなって、毛布が必要になったとき。

セミの鳴き声から、コオロギや鈴虫にバトンタッチしたと気づいたとき。

食欲が増して、おなか周りがきつくなったとき。

おまけに、久々に乗った体重計の数字に絶句したとき。

シャンプーの後、えらい抜け毛が多いなあと気づいたとき。

田んぼの色が緑色からだんだん黄色に色づいたとき。

田んぼの畔に、彼岸花の赤い色を見つけたとき。

コンビニでおでんのいい匂いを嗅いだとき。

さんまの塩焼きが、めちゃおいしいとき。

夕日とうろこ雲が美しいとき。


四季のある日本って、ステキ!!


歴史は変わるのか

2009-09-16 | 日々のこと
鳩山総理大臣が、誕生した。

テレビで衆議院本会議をTVで見たが、首相指名で「鳩山由紀夫くん、三百○○票」
と、議長が発表した時の拍手の勢いと大きさ、フラッシュの多さに、歴史の転換点なのかなあ、と感じた。

でもこれからがスタート。

難問山積。

官僚主導から政治主導の政治に。
子ども手当、高速道路無料、大型公共工事など、大きく舵を切る。

大きな船(国)が大きく舵を切れば、その先にある地方(地方自治体)は、振れ幅がとても大きく、混乱は必至だろう。
政治家は、丁寧な説明責任を果たしてほしい。

大型公共工事見直しの中で、群馬の八ツ場ダム中止がマニフェストで謳われている。50年以上前に計画され、激しい反対運動を経て、工事が今まさに行われている。
予算の8割近く既に使われている。

本当に、やめてしまうのか。


まっちょんが生まれた所は、山の中だった。
谷間の山の中。
午前10時に日が昇り、午後3時には日が沈むといわれるくらい山と山に囲まれた小さな集落。
山につっかえるから、竹竿を横にして歩かれんわ、と笑い話があるくらい。

その集落は、ダム計画で湖底に沈む計画地にあった。
計画は生まれる前からあり、私が保育園や小学校のころには、毎日、毎日、毎日、毎日、ダムの話し合いがあった。
子どもの時のおぼろげな記憶だが、たくさんのおじさんが毎日うちに来て、話をしているところを覚えがある。
今でもその頃の苦労話を母からよく聞かされる。

反対、賛成両意見があり、喧々諤々の話し合いを経て、ようやくダム着工し、中学校1年の時に、今の家に引っ越しした。

八ツ場ダムを造ることに同意するまでの、住民の膨大な時間と労力。
長い時間の中で、失ったものも多いのだろう。
人生が大きく変わった人も多いだろう。


それをバサっと、切り捨てていいのだろうか?
これには、疑問を感じる。