レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

言葉の重み

2008-11-20 | 日々のこと
麻生首相の言葉が連日報道され、批判を浴びている。
「給付金問題の迷走」から昨日の「医師の社会常識なし発言」までいろいろと。

いつぞやの選挙の時、米子駅前に麻生さんが応援弁士としてやってきた。
ミーハーの私も聞きに行ったのだが、地元立候補者よりも断然話が上手く、聴衆を惹きつけていたのを覚えている。
小泉さんが辞めてから安倍さん福田さんと少なからず私は期待していた。
しかし、1年で首相を投げだす結果となり、期待した分大いに失望した。
失望というより虚脱感という方が正確かもしれない。

しかし、何度も総裁選に出ている麻生さんなら、首相になった時の政策を練り、ブレーンを固め、次こそはきっとやってくれるのではないか?
とまた性懲りもなく期待した。
しかし、またその期待も虚しく消えていきそうだ。

一国のリーダーである首相の言葉が、なぜ軽く、私たちの心に響いてこないのだろう。

医者だって、教師だって、警官だって、役人だって、人数が多いんだから社会常識に欠ける人間もいるでしょうよ。
あんたたち政治家だっているでしょうに。
医師が足りないのは、日本医師会の発言力も背景にあるが、決して医師だけの責任ではない。
医療は国策である。

高級バーでいくら酒飲んでもいいから、ちゃんと仕事しようよ。
麻生さんばかりでない。麻生さんの側近と呼ばれる人たちの責任も大きいよ。

でも、そんな政治家を選んできたのは私たち国民なんだよな~。
結局、私たちに返ってくる。

翻って、私たちの言葉はどうなのだろう?
言葉の難しさを痛感する。
何度もブログの言葉を推敲しても、私の思いはすべて伝わっているとは思えない。
ましてや、口から出た話し言葉は、二度と戻らない。
言葉は人のプラスの力にもなりうるし、相手の心を切ってしまうこともある。

言葉を選んで伝わるように言ったつもりだけど、相手はどう受け取ったのか?

言葉って、難しいなあ・・・。