レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

伯母は、火の玉!

2009-02-28 | 日々のこと
主人の伯母がいる。

近所に住み、ふだんからとてもお世話になっている方だ。
伯母の妹であった主人の母が57歳で亡くなった後、友人に勧められ俳句や川柳、短歌と出会い、今では新聞投稿界の常連さん。
自分の作品集を自費出版されている。
尊敬できる伯母なのだ。

その伯母が今、燃えている。

選挙が4月に近く行われる。
ある候補の集まりに以前から誘っていただいていたが、他の予定と重なったりしていつもお断りしていた。
今日その会があり、いつまでも不義理をしているわけにもいかず、初めて行ってみた。

驚いた!!

その会は女性の集まりだったが、大きな部屋には人、人、人。
立ち見もあるくらい。300人はいただろうか。
候補者の奥さまや来賓のご挨拶に始まり、候補者さんのマニフェスト説明。
1時間ちょっと、部屋の中のパワーたるや、すごかった。
どう表現すればいいのか、わからないほど。
私は、人のパワーに当てられて、どっと疲れが・・・。

今のところどの候補に入れるか決めていない。
ニュートラルなのだが、米子の将来を4年間託すのだからちゃんと話を聞いて決めようと思っていた。
今日は、候補者の生の声を聞いて、判断材料の一つになったことは間違いない。

選挙になると、どうしてもあることないこと、まことしやかに語られ、誹謗中傷も飛び交う。
激しい選挙になればなおさらだ。
候補者はみな米子の将来を真剣に考えている人たちであろう。

だから、正々堂々、政策で戦ってほしい。

すべては、YONAGOのために。

不健康なやつが会長サン

2009-02-26 | 日々のこと
米子市の各校区には、保健推進員という役目がある。
米子市長が任命する形で、各校区の世帯数に合わせて推進員の人数が決まる。
任期は2年。
私の住む地区は一番大所帯で43名の推進員がいる。
おまけに私より年齢の上の方ばかり。

保健推進員は何する人ぞ??
これが一番知ってほしいところだが、これが一番知られていない。
保健推進員って何?
私もなるまで知らなかった。
米子市の企画する健康に関するイベントに参加したり、
各校区の行事を通して校区民の方々に、健康について関心を持ってもらったりすること。

ひょんなことから、その保健推進員の会長になってしまった。
今年で3年目。
再発しているがん患者が、ボスなんて「なんだかな~」と自分では思っている。

今日は、「啓成地区春の健康フェスティバル」と題して、一日中イベントずくし。
午前中は食生活改善推進委員会さんと一緒に、調理実習。
市の健康対策課とふれあいの里包括支援センターとのコラボで、健康相談会&介護相談会。
午後は、講演会2段構え。
ワイエイデンタルクリニック歯科衛生士さんによる歯の健康について、
そして、これからピークを迎える花粉症やアレルギーについて、中尾耳鼻咽喉科医院の中尾先生のお話。

米子市では介護予防に役立つ体操で「よなGO GO体操」というのがあるが、
口の体操である「すこやかオーラル体操」というものも作られ、長寿社会課や健康対策課、包括支援センターなどが普及に努めている。

口の健康というと、虫歯や歯周病をすぐイメージするが、口はただ食べるだけの機能だけではない。
口の健康が、心身全体に影響するのだ。
歯が痛いときだけ歯医者さんに行くのではなく、定期的にチェックやメンテナンスして健康なお口を維持することをお勧めします。

これで、今年度の行事は終了。
ほっとしたいが、すぐに会計監査、すぐに新年度の総会と、行事は続くよ、どこまでも・・・。
うまくバトンタッチができたらと思うが、どうなることやら。。。

せめて今夜は、ゆっくり寝よう。











I love inoko.

2009-02-24 | Weblog
私の友が、今日も闘っている。

私の大切な友であり、同士であり、戦友だ。
彼女のおかげで、今の私があるといって過言ではない。

神さまがいるのなら、助けてほしい。
どうか、痛みや苦しみがありませんように。
どうか、穏やかな家族との時間がいつまでも続きますように。

黄砂、襲来

2009-02-21 | 日々のこと
今朝車に乗ろうとして驚いた。
車が砂まみれ。

そう、黄砂です。

玄関の郵便受けも、扉も、花壇のビオラも砂だらけ。
冬の日差しが少ない山陰。
やっと日が差してきたから窓開けて、洗濯物を外に干してと思っても、
これだけ黄砂がひどいと窓を開けるのも躊躇する。

太平洋側の各地ではすでに花粉も飛んでいる。
山陰ではまだ少ないみたいだが、もうすぐだと思うと憂鬱だ。

春になっても何ともなくて、「花粉症の人、大変ね~」とまるで人ごとだった私。
それが突然、昨年の春。
目が痒くて痒くて、涙ボロボロ。
「ん~も~!!目ん玉取り出して、ジャブジャブ洗いたい~!!」
と何回思ったことか。

ウキウキする春が、憂鬱な春なんて、イヤだ。
完全防備して、春を目いっぱい楽しんでやるぞ。


昨日、日本アカデミー賞が放送していた。
本場のアカデミー賞でも外国語映画賞にノミネートされている「おくりびと」が、
10冠とって圧勝だった。

納棺師のお話である「おくりびと」が上映されてからかなり時間が経ったが、今もロングラン上映されている。
この映画を観た友人も良かったよ~と言っていたが、私はまだ観ていない。
早く観たいものだ。

先日91歳で亡くなった近所の親戚がいて、夫が「納棺師を初めて見た」と話していた。
納棺する前には、30分以上かけて手や腕のストレッチをして、とても丁寧な所作だったらしい。
叔母や叔父などは、その様子を見てとても感動したとのことだった。

これまで結婚してから4回葬儀に携わり、結構葬儀には詳しいと思っていたが、
納棺師さんがいることを初めて知った。
もしかしたら、この映画のおかげ?かもしれない。

この亡くなった親戚のおじさん、最高学府の学生だった時に徴兵され、
訓練の時に、上官に殴られ耳の鼓膜を負傷したため、出兵が遅れた。
もし、元気だったら満洲に送られ、シベリア抑留か、もしかしたら命がなかったかもしれない、と言っていた。
結局、北ではなく南のビルマ戦線に送られ、ここでも私たちの想像もつかない位、
物資もなく非常に厳しい状況だったらしいが、終戦1年後に無事帰国できたそうだ。

「もしかしたらこうして生きていられるのも、けがの功名かも」という話を夫と共に、生前聞いたことがある。
人生どう転ぶか、わからないものだ。
そんな状況をくぐり抜けてきたおじさん、心身ともに筋金が何本も入ったような人だった。
















お酒 ゴックン

2009-02-17 | 日々のこと
息子にパソコンを占拠され、ブログを書かない間に政治が賑やかになっていた。


風邪ひいた時に、風邪薬を適正量の2倍飲んで、お酒を飲むと、あんなことになっちゃうのね。
身をもって示してくれたのが、中川財務大臣。

でも、こんな大事な国際会議の場でやらなくても・・・。
本人が一番アカンのだけど、周りにいた人間何してたんだ?!
ヘロヘロな人間を記者会見に出して醜態さらさなくても、白川日銀総裁だけでもいいじゃん。

挙句の果てに、衆院財務金融委員会での質問。
「お酒を飲んだのか?どのくらい飲んだのか?」
なんで財務金融委員会でこんな質問なの?
その答弁、「お酒ゴックンしてない」

なんじゃそりゃ?

あ~あ、情けないなあ・・・。


麻生総理の「郵政民営化、ホントは反対だったのよね」
何をいまさら。あんた、総務大臣だったでしょ?あの時、賛成したんでしょ?

そこに爆弾落としたのが、小泉元総理。
小泉さんの発言で、政界もマスコミも大騒ぎ。
まだ、こんなに発言力あったのね。そのことに、私は驚いた。

だって、もうすぐある衆議院選挙に小泉さんは出ないでしょ?。
ジバン・カンバン・カバン、息子に譲るんでしょ?
もう辞めちゃうことわかってる人なのに、なんでこんなに大騒ぎするのかさっぱりわからん???


それらと比べようもないが、ブラボーなのが作家・村上春樹。
イスラエル文学賞の授賞式に出席して、パレスチナガザ地区攻撃に対して毅然と批判していた。
朝のテレビで記念講演する村上さんを観たが、素晴らしいスピーチだった。









美味しいもの、みっけ!

2009-02-13 | 日々のこと
むしゃくしゃする時には、美味しいものを食べに行くのが一番!
先日山陰放送でやっていた情報番組で、大山町(旧名和町)「みくりやお魚センター」を紹介していたので、いつか行きたいと思っていた。
ちょうど都合がよかったので、午後行ってみた。

場所はみくりや漁港のすぐそば。
今日は街中でも風が強く、海沿いのここは、さらに強烈な風だ。
近くの風力発電のプロペラが力強く回っている。

1時半。
お昼をとうに過ぎているのに、次々お客さんが入ってくる。
1階には、新鮮な朝どれの魚が格安で売られている。
階段登って2階に行くと、大きな窓から海を見ながら定食や丼がいただける。

1100円のお刺身定食を注文。
厨房では地元のおばちゃん達が忙しく動いている。
「37番さ~ん、出来上がりました」と元気のいい声。
セルフサービスなので、番号を呼ばれたら自分で取りに行く。

小皿が3つ、メインのおさしみ、ごはんに味噌汁。
味噌汁で感動したのは、初めてだ。
魚のあら汁なのだが、超美味しかった。
海に向かって、「うま~~~~い!」と叫びたくなるくらい。
おさしみはもちろん新鮮で、これもいい。

お腹も、心も、幸せなお昼ごはん。
超ラッキーだ。

毎週火曜日が定休日。
鳥取に向け国道9号線を走り、みくりやのごうぎんと郵便局の間の道を海に向かって行くと、漁港に出ます。
お近くにお出かけの際は、ぜひ行ってみて。
オススメだよ。






踏んだり蹴ったり

2009-02-12 | 日々のこと
ナベルビンを昨年9月からしていたが、効かなくなったようだ。
う~ん、残念。副作用も比較的少なくて使い心地は悪くなかったのにな。
主治医Iセンセと軍議。

まだ使ってないフェアストンは?ヒスロンは?ゼローダは?TS-1は?ウィークリータキソールは?・・・。
結局、やってみないとわからない。
当たるも八卦、当たらぬも八卦。
願わくば、「一発逆転大当たり~」ってことになってみたいもんだ。

相談の結果、ゼローダに来週からチャレンジ。
朝晩5錠ずつ。粒の大きさもデカイから、5個も飲んだらお腹いっぱいになりそう。

院外処方で行きつけの薬局に行ったら、3週間分で22,800円。
ナベルビンより安いけど、相変わらず、たっっっかいぞ、抗がん剤(>o<)

何年も製薬会社に貢献しているゾ。盆暮れに何か持ってこい!!
こんな悪態くらいつかないと、やってらんねーよ。
ビールでも飲んで、ふて寝したいところだが、
おととい、イカのつまみと缶ビール1本飲んだら、ホラー映画のような悪夢は見るわ、悪酔いするわで、踏んだり蹴ったり。
今夜は、やめておこーっと。




明日地球が滅亡するとわかっていても・・・

2009-02-04 | 日々のこと
久々に映画を観た。妻夫木聡主演「感染列島」。
映画館は10人ほどで、ゆったり。
さすがに医療関係の映画だけに、私の斜め後ろは、看護師さんコンビ。
映画が始まるまで、職場の話をしているようだった。

有効なワクチンがない、正体不明のウィルスが流行する。
何千万人という感染者、爆発感染により都市機能もマヒする。
そんな中で、病院へ押し寄せる患者の治療に当たる医師や看護師。
感染源を何とか見つけようとするWHO職員や研究者・・・といった内容。

「まあ映画だからね、実際にはこんな展開ないだろう?」と突っ込み入れたくなる場面もあるが、
近い将来流行するであろう新型インフルエンザがもしパンデミックを起こした場合、さもありなん、と思えることも多々あった。

まだ感染源が特定されていないのに、メディアの報道先行によって感染源を疑われ、養鶏業者が自殺してしまう場面、
(結局、映画のウィルスは国内の鳥インフルエンザから変異したものではなく、海外から運ばれたエボラ出血熱に似た未知のウィルスだった)
さらに、パニックによる暴動や都市機能のマヒ、
病院に押し寄せる患者のトリアージや医療機器、医療スタッフの圧倒的不足など、現実的にあり得ることもたくさん盛り込まれていた。

すべて映画中の絵空事ではない。
実際に起きるかもしれないことだ。
自分の身を守れるよう最低限の準備だけはしておかなければ、と思った。

映画のラストで、治療にあたっていた壇れい演じる医師が、自らも感染して命を落としてしまう。
その彼女が言っていた言葉、それが、
「明日地球が滅亡するとわかっていても、今日、リンゴの木を植える。」だった。

ハッとした。
少し表現は違うが、この言葉をある本で読んだことがあったから。



「乳がん患者に送る 愛と勇気の玉手箱」 ワット隆子 著(同友館)より


がんは・・・

人を死と直面させる。
命の尊さを教えてくれる。
人の生き方を考え直すチャンスをくれる。

人を謙虚にする。
野に咲く雑草の命までいとおしく感じさせてくれる。
森羅万象に感謝の気持ちを抱かせてくれる。

家族のぬくもりのありがたさを再確認させてくれる。
真贋見極める目を鍛えなおしてくれる。
この世に物より大切なものがあることを教えてくれる。

疎遠にしていた友を懐かしく思い出させてくれる。
「まさかの友は真の友」の意味を再確認させてくれる。
人の痛みをわが痛みのごとく感じる感性を与えてくれる。

自分の弱さ愚かさを認める勇気を与えてくれる。
人生の中で大事なのは人のためになることをすることだと教えてくれる。
決断の時の迷いを吹き消す力を与えてくれる。

人生の中で本当にしたかったことは何だったのか気付かせてくれる。
人は誰でも死ぬのだという当たり前の事実をつきつける。
人は死ぬ時も生まれたときと同じく一人なのだと悟らせてくれる。
人が生きるのに不可欠なものは「希望」だと囁き続ける。

「明日死ぬとわかっていても 私はリンゴの木を植える」の真意を考えなさいと言う。


敬愛する、あけぼの会会長・ワットさんの宝のような言葉の数々。
今、改めてこの言葉をかみしめる。














春のセンバツ

2009-02-03 | 日々のこと
久々に、副作用ドッカ~~~ン!
先週木曜日から昨日まで冬眠してました。
今日は元気になったよ。

今夜の報道ステーション見ていたら、ある試合が映っていた。
何気なく見ていた私は、画面にくぎ付け。

その試合は、1979年、春のセンバツ大会。
今から30年も前の試合なのに、私はこの試合のことを鮮明に覚えている。
それは、箕島高校VS星稜高校。

9回終わって1対1。延長に突入。

12回表。星稜が1点追加して、12回裏は既に2アウト。
箕島・尾藤監督ももうだめかとあきらめかけた時、同点ホームラン。
2対2。
この選手は突然ベンチに戻り、「監督、ホームランを狙っていいですか?」
と聞いてからバッターボックスに入り、言ったとおりにホームランを打ったという。

16回表。再び星稜が1点追加して、16回裏も2アウト。
最後かと思われたバッターは、ファースト後ろにフラフラっと上がったファールフライ。
ゲームセットだとだれもが思った瞬間、土と芝の境目に足を取られ、ボールが無情にも落ちた。
その直後、またしても箕島の同点ホームラン。
3対3。

そして最後の18回裏。
箕島は、サヨナラヒットで勝利を得た。

長い長い試合だった。
大きな大きな1勝だった。

30年前、私は中学に入学する直前だったと思う。
高校野球に感動した初めての試合だった。
あれから、清原・桑田のPL、横浜の松坂、ハンカチ王子こと斎藤VSマー君こと田中・・・
スター選手も次々登場した。

しかし、最も鮮烈な記憶に残るのは、30年前の熱い熱いセンバツ。

もうすぐ、春。
今年は、どんなセンバツになるのだろう。
プロ野球もキャンプが始まり、WBCもある。

今年の春は、まさに「球春」
テレビにくぎ付けだわ。