レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

私にできること

2008-11-02 | 日々のこと
今日は通院仲間6人で、とっとり花回廊に行った。
とっとり花回廊とは、日本最大級のフラワーパークである。
連休中で比較的天候も良かったので、県外の観光客もたくさん来ていた。

山の中にある施設なので森林浴にもなる。
燃えるようなサルビアの丘の向こうには、大山(だいせん)が見えた。

ゆっくり歩きながら、色とりどりの花を見て、大きく深呼吸する。
まさに「命の洗濯」。
良い時間を過ごせた。みんな、ありがとう!!


Yahoo!JAPAN のニュース記事の中に、あるポータルサイト運営会社による
乳がんに関する意識調査結果が載っていた。

乳がんに関心のある人は約9割であるが、実際に検診を受ける人は
約4割であるという。

「20人に1人は乳がんに罹る」ことを知っているのは、24.3%。
「30~64歳の女性がん患者の死因トップが乳がんである」ことを知っている
のは、18.1%。

関心がある割には、知られていないことが多く、検診を実際に受ける
というアクションに結び付くのには、まだまだ時間がかかるようだ。

自己検診をしている人は、       25.6%(4年前) →38.9%
マンモグラフィー検診を受けている人は、15.6%(4年前) →27.4%

少しずつではあるが、着実に数字が上がってきているところもある。

私は乳がんになって1年後、乳がん患者会「あけぼの会」に入会した。
がん患者同士のセルフサポートはもちろんだが、
一般市民に向けて、乳がん早期発見早期治療を呼びかける活動もしている。
この活動にとても共感して入会したのだ。

そのあけぼの会ができて今年で30周年。
乳がんのことがだんだん知られるようになったのも、
会長をはじめ多くあけぼの会会員の力によるところも大きいと思う。


医療関係者、製薬会社、乳がんに関心を持ってくれる企業などの力のほかに、
体験者だからこそ語れること、できることがある。

自分だけの体験で終わらせるのは、もったいない。
私だから、できることがある。