レモングラス~まっちょんのお気楽日記~

乳がん患者歴9年目。結構ベテランの域に。現在骨、頭部、肝臓転移治療中。日々の思いを気ままに、ゆったりまったり綴ります。

希望の持てた敗戦

2010-06-21 | 日々のこと
対オランダ戦のあった土曜日。
朝から気もそぞろ。
アルペンで買ったジャパンのユニフォームを着て、青いタオルを頭に巻いて臨戦態勢。

息子から「よくもまあ、そんな無駄使いをして!!そんなん買うなら俺のお小遣いをUPして」と予算要求。
「4年に1度のことだがん!」と、自称大蔵省は理由にならない理由をつけて、新たな予算要求はつっぱねる。
たまには、母ちゃんにも「母ちゃん手当」がほしいくらいよ。

さて、夜。
翌日に行われる「YONAGOピンクリボンフェスタ2010」の準備で19時に、ジャスコ日吉津店へ。
準備しながら、時間が気になって仕方ない。
準備が終わったのが20時過ぎ。
私がワサワサしているのがわかったのか、優しいMRさんが携帯で見せてくれる。

あ~、日本の国旗が登場しているではないか。
最後の打ち合わせが終わったら、速攻車にGO。
BSSラジオをつけると、ワールドカップの実況をやっている。
「君が代」を車の中で絶叫しながら、家路を急ぐ。
こんな40過ぎのおばちゃん、いるのだろうか?

ヨン様に熱狂するおばさま方を、決してばかにしてはいけない。そう思った。


さて、家に帰り、TVの前で正座して試合を見る。
やはりボール支配率はオランダのほうが上回っている。
さすが、世界ランク4位のオランダ。
しかし、日本の守備がしっかりしているから、決定的なシュートを打たせない。
このまま前半は、0対0で終了。
いけるぞ、ニッポン。

後半、早い時間帯に鋭いミドルシュートが、日本ゴールへ。
GK川島の手に当たったが、シュートの威力が勝り、先制点を献上してしまった。

その瞬間、「あ~~~~」と頭を抱えたワタシ。でも不思議と、これでだめだとは思わなかった。
先制されても、同点にできるとどこかに確信があった。

そこから攻撃的になった日本。
特に大久保。ライン際からフェイントをかけて、オランダ選手を振り切ったドリブル。
ゴールには入らなかったけれども、数本シュートまで持っていけたプレー。
カメルーン戦でも思ったが、本当によくやっている。

3枚の選手交代には、FW岡崎、玉田、そしてMF中村。
中村には期待した。しかし、期待通りにはいかなかったのが、残念。
1本、ペナルティーエリア近くでシュートチャンスがあったが、パスを出してしまった。
「ナカムラ~、そこはシュートでしょう~~~」思わず、叫ぶ。

そして、終了間際、岡崎がゴール前に抜け出して決定的なシュートチャンス。
しかし、ボールはゴールの上へ。
「あ~~~~~~~、オカザキ~~~~!!」頭を抱えて、絶叫。

窓全開の観戦だったので、まっちょんの雄たけびは3軒先まで届いたことだろう。

そして、ゲームセット。1対0の惜敗。

サッカーには全く興味のない息子。
私がサッカーに夢中になっているのに、神経を逆なでるようなことを平気で言う。

試合直後、「サッカーどうだった?」とおもむろに私のそばへ。
「負けたよ。」という私に、「へへ~やっぱりね。」したり顔の息子。

「悔しい~~~」

息子を見ると、オレンジ色のTシャツまで着ているではないか!?

「く~~~~~!超、悔しい!!」

頭を抱えるマレー熊のつよしクンのような私を見て、おもしろがる息子。
どっちが子どもやねん!?


ランキングはるか上のオランダ戦ではあったけれども、本当に悔しかった。
ボール支配率はオランダが上だが、シュート本数は日本のほうが上回った。
最低引き分けにできる相手であったと思う。

しかし、負けた。1対0でも、負けは負け。
選手はもっともっと悔しい思いをしているだろう。

数少ないチャンスでも得点できる力を持っていたオランダ、
惜しいシュートを放ってもゴールにできなかった日本、
紙一重のようで、そこが得点力の差。
これこそが、日本と世界との差なのかもしれない。

しかし、日本の試合を見て、希望の持てた試合であった。
オランダに対して腰の引けてない、果敢に攻めた選手の気持ちが伝わってきた気がする。

悔しかったけれども、よくやったぞ、ニッポン。

さあ、次のデンマーク戦。
日本時間早朝3時からの試合だが、心をこめて、魂こめて応援するぞ!!


がんばれ、ニッポン!!