鬼束ちひろのアルバム『LAS VEGAS』を購入。初回限定盤はジャケ違いに加えて、シングル「everyhome」と、「僕等 バラ色の日々」のPVを収録したDVD付き仕様となってます。前作『Sugar High』から実に4年10カ月ぶりですか、そりゃいろいろ変化もあって当然なわけで。その象徴的な曲が、M9「Angelina」ではないかと。かつてシングル「育つ雑草」において、自らを「私は今死んでいる」と切って捨てた彼女が、この曲では「私はまだ死んではいない」と繰り返しながら、「暗闇を歩く炎が欲しい」「傷口を照らす光が欲しい」と求め、もがき、立ち上がり、前に進もうとしている・・・空白の5年間をひたすら待ち続けたファンにとっては、嬉しさも切なさも両方込められた、非常に重要な1曲に感じ取れるのではないでしょうかね。
作品全般においては、彼女自身が「旅」をイメージしたということと、コバタケの多才なアレンジも加わって、様々なジャンルの曲を取り揃えた印象。カントリーチックなM1「Sweet Rosemary」あり、賛美歌調のM10「BRIGHTEN US」あり、ポップなM3「蝋の翼」ありと、音楽性豊かなサウンドが楽しめます。その一方で、羽毛田丈史さんがプロデュースしていた頃のような、一本筋の通ったアルバムではないためか、ややまとまりに欠けた印象も否めません。あと、まだまだ声量が戻りきってないようにも思えるんよね・・・。詩の世界観は相変わらず天才的なだけに、本格的な復活のポイントはその辺なのかも。
作品全般においては、彼女自身が「旅」をイメージしたということと、コバタケの多才なアレンジも加わって、様々なジャンルの曲を取り揃えた印象。カントリーチックなM1「Sweet Rosemary」あり、賛美歌調のM10「BRIGHTEN US」あり、ポップなM3「蝋の翼」ありと、音楽性豊かなサウンドが楽しめます。その一方で、羽毛田丈史さんがプロデュースしていた頃のような、一本筋の通ったアルバムではないためか、ややまとまりに欠けた印象も否めません。あと、まだまだ声量が戻りきってないようにも思えるんよね・・・。詩の世界観は相変わらず天才的なだけに、本格的な復活のポイントはその辺なのかも。