
3月28日、福島第一原発敷地内の土壌からプルトニウムが検出されたことが公表された。その6日後の4月3日、テレビ朝日の番組に出演した北海道大学大学院の奈良林直教授(工学研究科原子炉工学研究室)は、なぜか妙に明るい表情で、こう発言した。
「塩を200g摂ると、致死量といって成人男性の方は半分の方が亡くなります。200gの塩で。ところがプルトニウム239を飲み込んだ場合の致死量は32gです。ですから飲み込んだ場合の毒性は、塩とそんなに大差ないんです」…
「SAPIO」2011年8月3日号に掲載した記事「『プルトニウムと塩は大差ない』の教授へのカネ、そして政官財の強硬姿勢の背後に何が? まだあったテレビ学者への“原子力村マネー”流入! 『推進派の巻き返し』が着々と進んでいる」を、8月22日にネットサイト・niftyニュースに全文転載しました。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20110822-01/1.htm
写真は北海道大学大学院の奈良林直教授。
下は「プルトニウムと塩は大差ない」発言の動画