ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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再び新政権のカギを握る事業仕分け

2011年11月22日 | Weblog

 

 「野田政権の直近の課題は増税。秋の臨時国会までにひねり出さなけれなならない財源は、ざっと16.2兆円(略)

 国民の大半は被災地復興のためにお金を出すことに異論はないだろうが、その前提は「増税する前にまず、国の無駄を省いてくれよ」である。

 そこで増税するまえに、特別会計や天下りの温床になっている独立行政法人の無駄使いカットで5兆円をひねり出すつもりだ。で、注目されるのが行政刷新のための事業仕分けだ。

 政権交代直後の目玉だった事業仕分けは、蓮舫の「2位じゃだめですか」発言で注目されたが、期待通りの埋蔵金が出てこなかったため、パフォーマンスだ、ショーだ、と批判の的になった。その事業仕分けが再び稼働する(略)

 官僚の既得権益にメスを入れないかぎり、「増税はまかりならん」というのが世間の見方だ。しかしメスを入れれば官僚の抵抗は必至。中途半端な切り込みしかできなければ、「結局、増税のための財務省主導のパフォーマンス」との批判を浴びることになる。

 蓮舫大臣は「かつてより3倍くらいのプレッシャー」と言っているが、その一方で、大臣就任後のインタビューで「これまでもこれからも、事業仕分けは財源の捻出が目的ではない」と述べ、歳出削減の数値目標も示めしていない。果たしてこれで官僚の既得権益にメスを入れることができるのか」(抄)

 

 

 
 2011年9月15日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号
 
「今日のニュースに一言」でジャーナリスト・二木啓孝氏の記事
 
「再び新政権のカギを握る事業仕分け」
 
を聞き書きしました。

 

 

 

 

 PS 事業仕分けはその後、「提言型政策仕分け」に名称を変更し、事実上、既得権益にメスを入れないことを全国の役人たちに向かって高らかに宣言した…。

 写真右は、もはやその存在自体が税金の無駄遣いになってきた観のある提言仕分けの顔役・蓮舫氏。それを客寄せパンダとして使う首相の野田佳彦氏(左)。白と黒の服装はひょっとして「パンダ」の暗示か…。。。


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