ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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ウェザーニューズ 過労自殺事件後に労組結成も、“組合潰し”で委員長は解雇、組合員は「追い出し部屋」に

2013年09月02日 | Weblog

 ウェザーニューズ社員のディビットソン・ケイン氏(実名、イギリス出身39歳)は、08年10月に起きた新入社員の過労自殺をきっかけに、職場に蔓延する長時間労働を改善するよう会社に訴え始めた。だが一向に改まらないので11年1月、外国人社員6人で労組を結成し委員長に就任。すると会社側は、組合員を狙い撃ちで降格させるなど“組合潰し”を開始。ケイン氏は採用当初から「正社員で期間の定めのない雇用」と会社から聞かされていたのに、突然、実は有期雇用契約だったと告げられ雇い止めされた。残った組合員も、追い出し部屋でパワハラを受けた。ケイン氏は11年9月、地位確認を求め東京地裁に提訴したが13年5月の一審判決は敗訴。判決では、ケイン氏が「事件の本質」と指摘する労組潰しには触れなかった。「私は会社にだまされていた」と話す原告に、会社による騙しの手口と事件の全貌を聞いた。(訴状、判決文、組合員らの陳述書はPDFダウンロード可)
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【Digest】
◇ただただ泣いていた過労自殺社員の友人
◇「仕事には愛がある」社内資料
◇労組結成直後、狙い撃ちされる組合員
◇「私たちは無期雇用ということですね?」「Yes」副社長
◇だだっ広いフロアに組合員2人だけ配置してパワハラ
◇一審判決では組合潰しには一切触れず原告敗訴
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 http://www.mynewsjapan.com/reports/1874
 
 
 2013年8月26日付のMyNewsJapanで記事
 
「ウェザーニューズ 過労自殺事件後に労組結成も、“組合潰し”で委員長は解雇、組合員は「追い出し部屋」に」
 
を企画、取材、執筆しました。


 写真は、原告でウェザーニューズ労組委員長のディビットソン・ケイン氏(39歳)。


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