ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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日記 高見順

2015年01月29日 | Weblog

 作家の高見順が戦争中に書いた「敗戦日記」(中央公論新社刊)の、この言葉が心に残った。

 

 「家に閉じこもり『カラマゾフ』と格闘。正に格闘だ。第一巻四百二十頁読了。第二巻にかかる。」

 「書け、病いのごとく書け」
 
 「業のごとくに書け」
 
 「病のごとく書け 痴のごとくに書け 日記においても然り 自己反省のため、自己鍛錬のため(否、実際は、自己慰楽か)の日記、――かように考えていたが、目的などいらぬ。作用を考えるに及ばぬ。病のごとく書け。」


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