ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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「自分は英雄ではない」sengoku38が告白

2011年02月24日 | Weblog

 「尖閣ビデオ流出事件で一躍〝時の人〟になった「sengoku38」こと元海上保安官の一色正春氏に初めて会ったのは約1カ月前のことだった。偶然、ある人の紹介だった。その席で、「ちょっと読んでみて欲しい」と言われてA4版のペーパーの束を渡された。それは、事件に関する手記だった。

  パラパラとめくり始めた私は、その説得力のある文体にたちまち引き込まれてしまった。(略)

  「そうか、そういうことだったのか……」

  取調中から書き始めたという手記は、原稿用紙にして約300枚。そこには、一色氏が中国漁船の衝突事件を知ってから、自分がYouTubeに映像を投稿する羽目に陥る過程が克明に記されている。誰もが思う「なぜ、やったのか」という疑問にも、誠実に答える構成になっていた。

  一読した私は、この原稿を一刻も早く世に出すべきだと判断した。そして、その場で「ぜひ、私に出版させて欲しい」と頼み込んだ。

  こうして突貫工事でつくった本、『何かのために  sengoku38の告白』を18日に発売した。(略)

  一色氏は、「自分を英雄と持ち上げる人がいるが、それは間違っている」と明言し、「今回の事件について、正しかったのか正しくなかったのか、数え切れないくらい自問自答している」という。」(抄)

 
 

2011年2月21日、auのニュースサイト EZニュースフラッシュ増刊号で

週刊朝日編集長・山口一臣氏の記事

「『自分は英雄ではない』sengoku38が告白」

を聞き書きしました。


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