ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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友人に毒、猫変死、人殺したい…名大女学生の性癖

2015年02月03日 | Weblog

 

 平成二十七年二月二日付、auの「朝刊ピックアップ」で記事 
 
「友人に毒、猫変死、人殺したい…名大女学生の性癖」
 
を企画、取材、執筆しました。


 名古屋大の女学生(19)が宗教の勧誘に来た女性(77)を斧で殴って殺害したことが各紙で連日のように報じられている。女学生は「人を殺してみたかった」と供述している。

 そうした中、「4年で猫5匹が変死 名大生の実家周辺」という記事が2月1日付の毎日新聞朝刊にある。それによると、加害者の女学生の「宮城県の実家周辺で2008~11年、少なくとも5匹の猫の変死体が見つかっていた」「近所に住む60代の女性によると、11年ごろ、飼い猫が背中に白い薬品のようなものを付けて外から帰って来た。タオルで拭おうとしたが、取れなかった。猫が背中をなめて薬品が口に入ると、嘔吐を繰り返すようになった。原因が分からないまま約10日後に死んだ。また近所の獣医師によると、同年5月には近くの公園で血だらけの猫が保護され、動物病院に運ばれた。猫は裂傷を負い、右前足を複雑骨折しており、その日のうちに死んだ。獣医師は(略)『刃物のような物で、人為的に傷つけられた可能生もある』と話した」という。

 また、1月31日付同紙夕刊によれば、この女子学生は「中学生時代から地下鉄サリン事件などを調べていた。また、大阪教育大付属池田小殺傷事件(2001年)、秋葉原無差別殺傷事件(08年)を起こした男に共感を抱いていたという。自宅アパートからは殺人事件を扱った書籍が押収されている」「ツイッターには昨年9月、『日常を失わずに殺人を楽しめることが理想なんだと思う』と投稿」した。

 さらに、高校時代には友人の男子生徒に毒をもっていたことも発覚している。

 14年の夏には、長崎県佐世保市で女子高生(16)が同級生をバラバラにして殺害したことも記憶に新しい。この少女も「人を殺したい」と話したり、小学時代に友人の給食に塩素系漂白剤を入れたり、猫を解剖したりしており、名古屋大の女学生と酷似している。

 1年半に2件、似た事件が起きていることからみて、同種の殺人願望を抱く変態は一定の割合でいるとみてよさそうである。そういう屈折した人間を出さない社会にしていくことが第一だが、すでに変態願望を持ってしまっている者を矯正するのは容易ではない。

 では、そういう性癖の持ち主はどうすればよいのか――。人を解剖したい、という欲望に取りつかれている人は、死体を解剖する「監察医」を目指せばよいのではないか。医師のハードルは高いので無理ということなら、監察医務院のスタッフとして、死体に携わる道を選択するのが本人のためではないだろうか。

 また名古屋大の女学生のように解剖はしないが人を殺したい、という人は、国籍を変えて、例えば北朝鮮のような死刑執行が横行する国の人になり、死刑執行の現場の仕事に就いたり、戦争する国で傭兵になる、といった道へ進むとよいのではないか。この国では生き場所のない人も、世界のどこかで自分らしく生きる場所があるかもしれない。(佐々木奎一)

 

 関連記事「白昼の名古屋駅前で“無差別殺傷”未遂事件」

 http://blog.goo.ne.jp/ssk23_2005/e/beb40fe7948958942df4d9872d29388b


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