ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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朝日・読売がひた隠す記者の乱交パーティー、詐欺、土下座強要、大金恐喝…懲戒解雇事件の全貌

2013年10月16日 | Weblog

 朝日新聞と読売新聞が、記者クラブ仲間の元記者2人から解雇無効を求め訴えられている1つの事件。その裁判資料をひもとくと、驚愕の事実が次々と明らかになった。2人は昨年6月、年下の朝日記者を乱交パーティーに誘い、その記者の携帯アドレスにある女性たち90人に「売女やらせろ」となりすましメールを送信、携帯はゴミ箱に投棄。さらに、その年下記者から傷害を負わされたとして土下座を強要、慰謝料名目で計327万円を恐喝して払わせ、追加で数百万円単位を脅しとろうとした。これらおぞましい事実は、社内調査文書、示談書などに、克明に記されていた。この犯罪行為によって記者2人は昨年9月、密かに懲戒解雇に。今年5月、2人は突如として、冤罪で解雇されたと地位確認を求め会社を訴えたが、その言い分に説得力はなく、結果的に事件の全貌が法廷に出ることになった。前代未聞の懲戒事件と法廷での原告、被告両者の言い分から、巨大新聞社の仕事現場の日常やカルチャー、報酬水準と金銭感覚、記者クラブ内の馴れ合い体質までが見えてきた。
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【Digest】
◇「3人で性行為をしたい」
◇「バイタリティあふれる売女やらせろ」と約90人の女性に送信
◇「朝日と読売は清武問題で係争中、告訴したら大変なことに」
◇カラオケ店で土下座させて「いくら払えるか?」
◇詐欺、強要、脅迫、偽計信用毀損行為…犯罪の全容
◇原告の主張
◇被告の主張
◇原告「無回答」、朝日読売「正当性を裁判で明かにする」
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 http://www.mynewsjapan.com/reports/1906
 
 
 平成二十五年十月十四日付のMyNewsJapanで記事
 
「朝日・読売がひた隠す記者の乱交パーティー、詐欺、土下座強要、大金恐喝…懲戒解雇事件の全貌」
 
を企画、取材、執筆しました。

 

 写真は、左は読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆の渡辺恒雄氏。右は朝日新聞社代表取締役社長・木村伊量氏(12年6月26日日就任)。両新聞社は、会社間にまたがる現役記者による巨額の恐喝事件で記者を懲戒解雇したが、その不祥事を隠蔽していた。写真は両社HPより。


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1 コメント

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記事全文拝読しました (某法律家)
2013-11-15 20:58:36
佐々木さんの記事は色々な媒体で読ませていただき、これまでは好印象を持っていたのですが、今回はちょっとテイストが違うな、と感じました。いつもは反体制側なのに、今回は全面的に体制側の主張を鵜呑みにしているからです。

 あくまで想像ですが、朝日か讀賣のリークを基に「書かされている」のではないでしょうか。いつものキレが全くありません。証拠書類も朝日側提出のものだけですので、朝日リークでは、と訝しがってしまいます。

また、佐々木さん自身、証拠書類をしっかり精査していないのではないのでしょうか。例えばスポーツ部長氏の陳述書をとってみても、医師の発言部分はまた聞きで、信頼性に乏しいと評価せざるを得ません。整形外科に甲状腺機能異常との関連を尋ねること自体、ナンセンスですしね。

朝日は医師に陳述書の提出をお願いしたものの、断られたのではないでしょうか。「私は患者が痛いというから鵜呑みにして診断書を書きました」なんて、医者が証言してくれるはずがありませんからね。

朝日、讀賣は「第4の権力」とも言える巨大組織です。
原告に不利になる証言を強要した可能性も十分、ありえます。もっとフラットに報じたほうが良かったのでは、と一読者からの感想でございます。これからも健筆をお祈りしております。




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