ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

Pretty Little Baby. Yeah! Yeah! 9

2011-05-09 20:25:54 | 日記
同居していた姪っ子がソックスを履いていたから、涼しくなって来た秋頃の出来事だったか? 多分、1歳2~3ヶ月位。

休日の昼下がり、縁側でなにやら一人遊びをしている姪っ子。にこにこ微笑んでいてとっても楽しそう。

居間でTVも点けずに、肩肘を突いてそれを観察するおいら。

家人はキッチンで何やら作業中。

歩ける様になって数ヶ月経つとは言うものの、まだまだヨチヨチ歩きだ。

しかも縁側の床は、摩擦係数が低い化粧板の板張り。廊下よりも滑り易い上、滑って下さいとばかりにこの日はソックスを履いていた。

縁側に置いてあったアイロン台の周囲で遊んでいた姪っ子が、大股でに移動中に、つるりと足を滑らせた。転んだ時にアイロン台の縁に頭をぶつける。

アイロン台なんで、天板部分はふわふわと柔らかくなっている。転んだ拍子に頭をぶつけたものの、そう痛くは無かったものと思われるが、いきなりの出来事で驚いたのだろう。『あ~っ』と大きな声を上げて泣き出した。

どれ、ちょいと慰めてやるか、と思い、体を起こそうとしていたら、背後のキッチンにいた家人が縁側の姪っ子の所に飛んで来た。

床にぺたんと座り込み泣いている姪っ子の背後に座り込むと、そのまま姪っ子を抱き締め『どれか? どれがMaiを泣かせたか?』と捲し立てる家人。

泣きながらも、眼の前のアイロン台を『こえ(これ)』と指差す姪っ子。

孫娘の訴えを聞いた家人は『でッ!』と声を発しながら姪っ子が指差したアイロン台を、すぱーん、と素手で引っ叩いた。

『Maiを泣かしたら駄目でしょ』家人のその行動を見、言葉を聞いた姪っ子は、ぴたりと泣き止むと、真似っ子をして『でっ!』と言いながらちっちゃい手でアイロン台をぱちーんと引っ叩いた。その後、背後の家人を見やった後、とっても嬉しそうににっこりと微笑んだ。ついさっき迄大泣きしていた姪っ子はその後暫くの間、とても機嫌が良かったっけ。

言葉にはしなくとも愛されている事が伝わるし判るんだなぁ。凄いぞ姪っ子。

姪っ子を泣かせたアイロン台は、今も我が家で現役のまま活躍中だ。

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