ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

伝説の上司、みやむ~物語。其の弐

2011-09-22 09:16:58 | 日記
このおっさんにとっては、有能で自分のいう事を聞く部下=子分。だからと言って、決して親分肌って訳でも無く、このおっさんは、子分は親分であるてめぇが伸し上って行く為の踏み台にしか過ぎない、と考えていたとしか思えない。

その昔、超大型の風台風が襲った当時、出鱈目の権化の様な会社では有ったが、流石にヤバイと感じたのか、午前中の10時前後に社員に帰宅指示を出したんだそうだ。

哀しいかな、その頃おいらがいた部署は国道を間に挟んで、尚且つメインの工場からは1km以上場所が離れた立地状態。

まともな上司ならば、上の意見を直ぐ様聞いて遅くとも午前中で社員に帰宅指示を出す筈なんだが、下っ端社員は、自分が伸し上って行く為の踏み台としか考えていないみやむー。有ろう事か、この上からの指示を握り潰した。

まぁ、納期が迫っていた事も有ったとは思うんだが、この場合守るべきは納期よりは社員の安全だろう。その辺の危機感はすっぽりと抜け落ちている人物だったね。但し、上の人物に対してはゴリゴリゴマをする事は忘れる事は無かった様だが。

昼休みが終わった後、益々風が強くなる。工場のシャッターは筵の様に風で踊るわ、駐車場に置いてある軽自動車は風で舞い上がりそうになるわで、オーナーの若手女子社員は『きゃ』とか言いながら泣きそうになっていた。

これは流石に社員を帰さないとヤバイかな? とやっと気が付いたみやむー。現実から4時間程度ズレているってば。

工場の全社員に(とは言っても10数人だが)帰宅支持をやっとこさ出したみやむー。あざとい事に、タイムカードによる退社時間の記録をしない様に指示しやがった。責任逃れをする為の配慮だけのは頭は回転するらしい。

それでも、みやむーの話を聞いていなかったか、自主的に記録を残そうとした社員が数名、退社記録のタイムカードを打刻していると、烈火の如く怒り出す始末。

そこ迄して、自分の出世の為だけには気を配るのか? みやむーよ。

かくして、台風騒動は幕を閉じたので有ったが、その余波はまだ終わらなかった。

え~と、続きます。


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