ビンボー生活マニュアル

いかに安上がりに過ごすか

和牛オーナー制度で有名な『安愚楽牧場』が経営悪化、倒産へ。原発事故の牛肉価格下落で。

2011-08-01 17:52:33 | 日記
おやおや、『安愚楽牧場』とて例外では無かったって事か。最近オーナーになった人達には『お気の毒』としか言い様がないな。

『東京商工リサーチ宇都宮支店は1日、黒毛和牛生産を全国展開する畜産会社「安愚楽牧場」(栃木県那須町)が資金繰りの悪化で、牛の餌等資材の購入代金が支払えない状況に陥ったと明らかにした。東京電力福島第一原発事故の影響で、牛肉の価格が急落した事等が原因としている。同支店によると、負債総額は3月末時点で約619億円で、安愚楽牧場は担当弁護士に資産や負債の調査を依頼。9月初旬に調査を終え、今後の方針を決める見込み。安愚楽牧場は1979年に那須町で牧場経営を開始。繁殖牛のオーナーを募集、生まれた子牛を買い取る「和牛オーナー制度」で独自ビジネスを確立した。東京商工リサーチのサイトでは、安愚楽牧場の倒産速報が出ており、負債総額は619億8705万円との事。』

7月半ば以降に『安愚楽牧場』のサイトを覗いてみたが、相も変わらずにオーナーを募集していていた。

負債総額が3月末時点で約619億円って事は、少なくともその時点で倒産に向かってまっしぐらだったって事になるな。

たった今『安愚楽牧場』のサイトを覗いてみたけれど、何の変化も無かったけどなぁ。

まぁ、2010年に起こった口蹄疫の問題に関して宮崎県の検証委員会は家畜伝染病予防法に違反している不適切な対応が有ったとして指導を受けているんで、胡散臭い部分も有ったんだろう。こんな不祥事をやらかした事を知っている人は、恐ろしくってオーナー制度に手を出したりはしないだろうね。

4~7月迄の4ヶ月間、どれだけの人間がオーナー制度に加入したのか判らないが、負債総額を隠して、オーナーを募集し続けたその罪は万死に値するとも言っていいだろう。

利益金・満了金の支払いが遅延し始めており、4月分からの支払いが1ヶ月遅れていたそうだ。

自転車操業が旨く廻らなく典型だな。

会員数は全国各地で3万人いるらしいから、あちらこちらで悲鳴が上がっている事だろうね。

全額は無理でも、少しでもお金が返ってくるといいねぇ。


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