もう すでにご存知の方も いらっしゃると思いますが、
ナオピーは 小さな 小さなビジネスをやっています。
羊毛フェルトでオーダーメイドの犬のミニチュアを作っているのですが、
日本と違って オーストラリアでは羊毛フェルトは まだまだ知名度が少ないです。
これを始めた理由には
1、Dog Loverたちに 喜んでもらいたい。
2、ペットロスで苦しむ人の 心を癒したい。
3、地元の捨て犬保護施設をサポートしたい。
などの理由で このビジネスを始めました。
なかでも、3つめの 保護施設へのサポートとして、
売上の一部を 寄付金にあてています。
本当に微々たる金額ですが、少しでも役に立ててもらえれば、、、と
これが、ナオピーの生き甲斐と言っては大げさですが、
ここで生きている「意味」や「テーマ」になっています。
、、、と、前置きが長~くなりましたが、
そんなわけで、今日また 施設に寄付を届けに行ってきました!
ワンコたちを代表して スタッフさんに「ありがとう!」と素敵な笑顔を頂きました!
「 Every Dollar Counts 」
本当に、大金でなくても 寄付は$1だって 無駄になりません。
「ありがとう!」と言われたいためでなく、
心から ここの犬たちに 何かしてあげたいって 思います。
地元企業からのサポートもあり、新しい車や 事務所、
ケンネルも 大きくて空調設備の整った建物が 新しく出来ました。
中庭では 自由に遊ぶ時間も とってあげてるようです。
我が家のスピナーも ここの施設出身です。
アダプトした当時は まだ古い施設だったので、
今日は特別に 新施設内を案内してもらいました。
この女の子はボランティアですが、年はおそらく15~16歳ではないでしょうか?
とっても感じの良い子で、色々 教えてくれました。
常時40頭近い数の犬を 保護していますが、
彼女たちは その一頭、一頭の名前、性格など とても良く把握しています。
今日も私に 一頭づつ 丁寧に紹介してくれましたよ。
この子は まだ入所しただかり。
耳のできものを 獣医さんに治療してもらいましたよ。
この子は 本当に性格の良い子、みんなにキスの嵐を浴びせるそうです。
この子はスタフィと たぶんリッジバックのクロスです。
ここにいる 半分以上の犬たちが スタフィのクロスです、、、。
「なんで、こんなにスタフィが多いのかね?」って訊いたら、
やっぱり スタフィのエネルギーの大きさに 対処しきれなくなって、
飼うのを放棄する人が多いらしいと、、、。
でも、きちんと躾ければ とっても優しくて穏やかな犬になれるのに、、、。
あきらめずに もっと向き合ってあげて欲しいね、、、って話しました。
ロットワイラーも ここでは2番目に多い犬種です。
「こんなに大きくなると思わなかった」とか
「力が強すぎて コントロール出来ない」とかで、飼育放棄されるのです。
ロットワイラーこそ、ジェントルジャイアントって感じで、
心優しい力持ち~!なのになぁ、、、って思うのに、
持ち味の良いところを 発見する前に 捨ててしまうなんて、、、ホントに残念。
この子はひょうきん者!
柵の隙間に鼻を突っ込んで「あなた誰~?」って興味しんしんでしたよ!
この子たちは 事情により同じ家から2頭同時に施設に連れて来られたそうです。
そういう場合、ここの施設では なるべく2頭一緒に引き取ってくれる里親を探します。
「この子たちは ぜったいに離ればなれにしたくないのっ!」って ボランティアの子も言ってました。
どうか、同じ家に一緒に引き取られますように、、、、!
この子の説明をする時、ボランティアの子は ちょっと涙ぐんでいました。
もう、ずいぶん長い事 この施設にいる犬だそうですが(たぶん2年以上?)
ここに来てから 毎日ずっと悲しい 悲しい 沈んだ子なんだそうです。
「こういう子は なかなか里親が見つからないの、、、」って。
、、、で、気になって 思い切って訊いたんです。
「最長で いつまでここで面倒見てもらえるの?」って。
そしたら、驚いた事に この施設では 無期限で 犬が命を全うするまで面倒見るのだそうです!
例外的に 余程 凶暴性のある犬でない限り、
最後の最後まで 里親探しを諦めないのだそうですよ。
この言葉が 今日一番の嬉しい事でした!
この子も 長居してる子。
でも、この子たちに定期的に会いに来て 遊んでくれる人もいるそうです。
この子は珍しい グレイハウンドとウルフハウンドのクロス。
なんと、明日 里親さんが迎えに来るそうですよ!
良かったね~! 明日から家族ができるね。 幸せになるんだよ。
ボランティアの女の子に「引き取られていく子とお別れするのは寂しくない?」って聞きました。
そしたら、やっぱり寂しいって。
でも 「嬉しいのと気持ちがごちゃ混ぜになるわ、、、でも、やっぱり嬉しい♪」って。
この施設では ボランティアさんが毎日 欠かさずお散歩も連れていってくれるし、
痩せっぽちで来た子には 特別食も与えてくれる。
提携している獣医さんが きちんと健康管理をしてくれるし、
精神的支えが必要な犬には ボランティアさんが付きっきりでケアしたり、、、。
実際に犬たちや 施設の様子を見てみれば
毎日、毎日 どれだけの費用が掛かるだろうか、、、って思うはずです。
一人でも多くの人が支援を考えくれる事を 祈ります。
わずか2か月で ここの施設から我が家に引き取られたスピナーどん。
規則で もう施設内に立ち入る事はできません(病気などを持ち込まないため)
なので、駐車場の車の中でマルオと留守番して待っていましたが、
時々 大きな声で ワォォォ~~ン「かぁ~ちゃ~ん! どこぉ~!?」と叫んでる声が
施設の中まで 聞こえてきました(笑)
あぁ、どうか 一頭でも多くの保護犬に 家族が見つかりますように、、、、
( ANZAC DAY のメモリアルの前にて、、、)
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