スピナーどんのドントマインド

雑種犬、スピナーどんの楽しい毎日。
西オーストラリア、マンジュラから発信中~!

K9 Dog Rescue Group

2015年04月24日 | News!


もう すでにご存知の方も いらっしゃると思いますが、


ナオピーは 小さな 小さなビジネスをやっています。



羊毛フェルトでオーダーメイドの犬のミニチュアを作っているのですが、


日本と違って オーストラリアでは羊毛フェルトは まだまだ知名度が少ないです。



これを始めた理由には 


1、Dog Loverたちに 喜んでもらいたい。


2、ペットロスで苦しむ人の 心を癒したい。


3、地元の捨て犬保護施設をサポートしたい。


などの理由で このビジネスを始めました。



なかでも、3つめの 保護施設へのサポートとして、


売上の一部を 寄付金にあてています。



本当に微々たる金額ですが、少しでも役に立ててもらえれば、、、と



これが、ナオピーの生き甲斐と言っては大げさですが、



ここで生きている「意味」や「テーマ」になっています。



、、、と、前置きが長~くなりましたが、



そんなわけで、今日また 施設に寄付を届けに行ってきました!






 ワンコたちを代表して スタッフさんに「ありがとう!」と素敵な笑顔を頂きました!



「 Every Dollar Counts 」


本当に、大金でなくても 寄付は$1だって 無駄になりません。



「ありがとう!」と言われたいためでなく、


心から ここの犬たちに 何かしてあげたいって 思います。







地元企業からのサポートもあり、新しい車や 事務所、


ケンネルも 大きくて空調設備の整った建物が 新しく出来ました。









中庭では 自由に遊ぶ時間も とってあげてるようです。




我が家のスピナーも ここの施設出身です。


アダプトした当時は まだ古い施設だったので、


今日は特別に 新施設内を案内してもらいました。







この女の子はボランティアですが、年はおそらく15~16歳ではないでしょうか?


とっても感じの良い子で、色々 教えてくれました。



常時40頭近い数の犬を 保護していますが、


彼女たちは その一頭、一頭の名前、性格など とても良く把握しています。



今日も私に 一頭づつ 丁寧に紹介してくれましたよ。






この子は まだ入所しただかり。






耳のできものを 獣医さんに治療してもらいましたよ。






この子は 本当に性格の良い子、みんなにキスの嵐を浴びせるそうです。





この子はスタフィと たぶんリッジバックのクロスです。


ここにいる 半分以上の犬たちが スタフィのクロスです、、、。


「なんで、こんなにスタフィが多いのかね?」って訊いたら、


やっぱり スタフィのエネルギーの大きさに 対処しきれなくなって、


飼うのを放棄する人が多いらしいと、、、。


でも、きちんと躾ければ とっても優しくて穏やかな犬になれるのに、、、。


あきらめずに もっと向き合ってあげて欲しいね、、、って話しました。







ロットワイラーも ここでは2番目に多い犬種です。


「こんなに大きくなると思わなかった」とか 


「力が強すぎて コントロール出来ない」とかで、飼育放棄されるのです。


ロットワイラーこそ、ジェントルジャイアントって感じで、


心優しい力持ち~!なのになぁ、、、って思うのに、


持ち味の良いところを 発見する前に 捨ててしまうなんて、、、ホントに残念。







この子はひょうきん者!


柵の隙間に鼻を突っ込んで「あなた誰~?」って興味しんしんでしたよ!







この子たちは 事情により同じ家から2頭同時に施設に連れて来られたそうです。


そういう場合、ここの施設では なるべく2頭一緒に引き取ってくれる里親を探します。


「この子たちは ぜったいに離ればなれにしたくないのっ!」って ボランティアの子も言ってました。


どうか、同じ家に一緒に引き取られますように、、、、!







この子の説明をする時、ボランティアの子は ちょっと涙ぐんでいました。


もう、ずいぶん長い事 この施設にいる犬だそうですが(たぶん2年以上?)


ここに来てから 毎日ずっと悲しい 悲しい 沈んだ子なんだそうです。


「こういう子は なかなか里親が見つからないの、、、」って。



、、、で、気になって 思い切って訊いたんです。


「最長で いつまでここで面倒見てもらえるの?」って。


そしたら、驚いた事に この施設では 無期限で 犬が命を全うするまで面倒見るのだそうです!


例外的に 余程 凶暴性のある犬でない限り、


最後の最後まで 里親探しを諦めないのだそうですよ。


この言葉が 今日一番の嬉しい事でした!







この子も 長居してる子。


でも、この子たちに定期的に会いに来て 遊んでくれる人もいるそうです。








この子は珍しい グレイハウンドとウルフハウンドのクロス。


なんと、明日 里親さんが迎えに来るそうですよ!


良かったね~! 明日から家族ができるね。 幸せになるんだよ。



ボランティアの女の子に「引き取られていく子とお別れするのは寂しくない?」って聞きました。


そしたら、やっぱり寂しいって。


でも 「嬉しいのと気持ちがごちゃ混ぜになるわ、、、でも、やっぱり嬉しい♪」って。




この施設では ボランティアさんが毎日 欠かさずお散歩も連れていってくれるし、


痩せっぽちで来た子には 特別食も与えてくれる。


提携している獣医さんが きちんと健康管理をしてくれるし、


精神的支えが必要な犬には ボランティアさんが付きっきりでケアしたり、、、。



実際に犬たちや 施設の様子を見てみれば 


毎日、毎日 どれだけの費用が掛かるだろうか、、、って思うはずです。



一人でも多くの人が支援を考えくれる事を 祈ります。






わずか2か月で ここの施設から我が家に引き取られたスピナーどん。


規則で もう施設内に立ち入る事はできません(病気などを持ち込まないため)


なので、駐車場の車の中でマルオと留守番して待っていましたが、


時々 大きな声で ワォォォ~~ン「かぁ~ちゃ~ん! どこぉ~!?」と叫んでる声が


施設の中まで 聞こえてきました(笑)



あぁ、どうか 一頭でも多くの保護犬に 家族が見つかりますように、、、、






 ( ANZAC DAY のメモリアルの前にて、、、)








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6 コメント

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シェルター (ちょし)
2015-04-26 00:03:30
寄付、すばらしいですね
シェルターの方も喜んでおられたでしょう!
レスキュー団体やシェルターの子をアダプトすると
後々もそこを応援できるのが利点ですよね。

スピナーどん出身のシェルター、ノーキルなのが
また応援のしがいがありますね。
「里親が見つかるまで面倒を見る」は、たいへんな事だと
思いますが、ほとんどの団体はボランティアも多いし
個人の寄付で成り立っているのはすごいと思います。
私も日常では「アメリカどーなん?」と思うことが
たくさんありすぎて、しれ~っとしてしまうんですが、
犬猫のレスキュー関係のシステムだけは素晴らしいと
思っています。まぁそれだけ助けないといけないワンにゃんが多い
ってことなんでしょうが…

シェルターの子たち、みんな里親が見つかってほしいです。
特に心に傷を負ってそうな2年以上いる子、
とても気になります。良い里親さんに貰われますように!

で、羊毛フェルト、忙しくなかったらオーダーして
いいですか?ってだいぶ前にも言った気が
詳細必要だと思うんで、うちのブログの
メッセージを送るからでも連絡くだせ~
また作品も見たいです!
返信する
ちょしさんへ♪ (ナオピー)
2015-04-26 01:02:59
ここの施設は結構長期で面倒見てるとは知っていましたが、
無期限だったとは私も知りませんでしたよ!ますます好きになりました。
そして、一度引き取られてから事情で出戻ってしまった子にも「セカンド、サードチャンス」が与えられます。
トラウマによる問題行動、身体的障害なども、包み隠さずに紹介され、里親選びが特に慎重に行われます。
一目惚れしてしまったからといって、「ハイ!ど~ぞ♪」というわけにはいきません。
とても詳しく家庭や生活環境、勤務時間、庭の大きさなども審査されます。

中には里親になれない代わりに、犬一頭ぶんの年間の費用をサポートするスポンサー契約をする方々もいます。

実際に犬たちの目を見ると、やっぱり あの長期滞在している子たちが気になって、「うちに来るかぃ?」なんて思っちゃう、、、、。
ああいう場所に来ると、つい「私なら何とかできるかも?」なんて正義感が湧いてきちゃうけれど、
そうやってトライされて出戻って来る子も少なくないのですよね。

アメリカでは施設の数も規模も大きそうですね。
その分、保護犬の数も多いでしょうね。
ペットショップなどで譲渡会も多く開催されてるようですね。
こちらでは里親として引き取る際の料金が結構高くて、
ここの施設では成犬で$400、パピーは$600です。
これが、施設運営を賄っているとはいえ、これではネット販売などに走ってしまう要因になっている気もします。
ネット売買サイトなどでは「無料で引き取って下さい」というのも良く目にするし、
それで無料で引き取ったくせに翌週には$500で売り飛ばす悪い奴もいます。

本当に良い人もいれば、悪い人もいますよね。
本当に捨てたり、救ったりの追いかけっこですね、、、。

ハイっ!ちょしさんとこのミニチュア、気になっておりました~!
ずいぶんとご連絡が遅くなってしまい、本当に申し訳ありませんっ
ずっと期日指定付きのオーダーに追われていましたが、来月からやっと余裕が出て来ます!
また詳しくはメールでお知らせさせて下さいね!
う~ミニチュアチャー様&ユキちゃん、先代犬がっちゃんも、制作が楽しみで~すっ
返信する
Unknown (karatodai)
2015-04-26 17:31:47
こうしてたくさんの子が自分を幸せにしてくれる人を待ってるんですねぇ
それにしても、この施設は最後まで面倒を見てくれるなんて素晴らしいですね
数ヶ月で雑処分と言う日本と大違いです

すべての犬が幸せになってほしい
この子たちの命を断つことなんてどうして人間ができるのか!
殺されるために生まれてきた子なんて1匹もいないですよ
人間の都合で生かされ殺されするこの子たちに私たち人間は何を感じなければいけないのか…
もっと考えて欲しいですね
理由あってこういう施設に連れてくるんでしょうが、自分の家族、子供なら簡単に手放さないはずですもん…
1度飼ってしまえば家族になるのに。・°°・(>_<)・°°・。
本当にこの子たちの幸せを心から願う事を忘れたくありません
返信する
karaさんへ♪ (ナオピー)
2015-04-27 02:53:16
ここの施設は無期限で面倒見てくれると聞いて、
本当に救われる気持ちでした。

もちろん、何らかの事情でここへ自ら愛犬を連れて来なければならない人もいます。 
また、市役所のレンジャーによって捕獲されてドッグパウンドで飼い主が引き取りに来てくれなかった犬たちが こちらで保護されたり、
虐待を報告されて保護されてきた子たち、または悪質パピーミルからレスキューされてきた子たち、、などなど、
ここは、まるでワンコ駆け込み寺のようですよね、、、。
本当に全てのワンコが幸せになってくれたら、、って願います。

今から思い出してもじんわり涙が出ちゃうんですが、
新しく入所したばかりの子は、人間が訪ねてくると
ちぎれんばかりにシッポを振って、目にも勢いがあるんですが、
でも、もう2年以上も長居している子たちは あまり反応しないんです。
「諦め」や「絶望」の表情を犬たちに見てしまうと、
ほんっとに、抱きしめてあげたくなる、、、。
できる事なら「皆ぁ~!うちにおいでよ~!」って言ってあげたい!!
あの子たちの表情を元飼い主に見せてあげたいわ。

でも、時にはお年寄りの飼い主が亡くなって天涯孤独になってしまったシニア犬や、
老人ホームに一緒には入所させられずに、愛犬を手放さなければならなくなった人もいるようです。

私、もし もう一頭アダプトできるとしたら、シニア犬を選ぼうかな、、、なんて思います。
残りの犬生、幸せいっぱいにしてあげたいな、、、。
返信する
Unknown (polly)
2015-04-27 10:10:51
いろんな気持ちがこみ上げて、なんだか読んでて涙が出てきました。
国ごとに、シェルターに多い犬種が違うだなぁ~っていつも思います。
スタッフィって、いわゆるピットブルみたいなタイプのわんこなんですよね?
子供なら(基本的には)大変だから、コントロールできないから、大きくなりすぎたからって手放さないですよね?動物も子供...同じように、最後まで責任をもって飼うべきですよね。けど、そうならない悲しい現実ですね...
っていうか、大変でも、今まで一緒にいた家族がいなくなってさみしくないのかな??って思います。
亡くなった祖父が、飼いはじめてマルチーズがうるさくてしんどいからと、人に譲ったんです。けど、翌日さみしいと泣いたそうです。その後は、ずっと一緒でした。

パピーをもう一度と思う気持ちもありますが、次はずっとシェルターにいるわんこ、アダプトされにくいわんこ、心に傷を負ったわんこをアダプトしたいな...って思います。
人間の責任で悲し境遇に合わせてしまった人間としての罪を償いたい...って思います。

スピナードンは、早々にナオピーさんたちにアダプトされ、本当に幸せでしたね。

わんこ好きを喜ばせて得たお金を寄附する、なんて素敵なことなんだろうって思います。
私も宝くじが当たったら始めたいビジネスがありますが...まだまだ...はじめられそうにありません。
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pollyさんへ♪ (ナオピー)
2015-04-27 13:41:37
私も、訪問した当日は沢山の保護犬たちの元気な姿が印象に残りましたが、
1日、2日と経つにつれ、一部の悲しい表情をしていた犬達の顔が鮮明に思い出され、、、気になって仕方ありません。
何故かあれ以来、思い出すと涙が出てしまうんです。
出来る事なら一日でも早くあの檻から出してあげたい、それが今出来ない悔しさで情けなくなります。

本当に愛犬を子供同様と思えば、一人家族から引き離し檻の中にぶち込む、なんて事は絶対にできないはずですよね。

Pollyさんのおじい様が、愛犬を取り戻したお話、なんか可愛いですね。
「もう2度と離さない!」って涙ながら心に誓ったんでしょうね。
それだけ、愛犬が与える影響は大きいんですよね。

そう、シェルターにいる主な犬種にお国柄が出ますよね。
スタフィは通称で、たぶんstaffordshire terrierが正式名称だと思います。
私も、あまり詳しくないんですが、オーストラリアに来て初めて見た犬種です。
こちらでは一番ポピュラーな犬種で、この雑種も多く見かけます。
中型サイズですが、頭が大きくアゴが頑強で喰らい付いたら離さないタイプです。
ちょっとガッツ石松系の厳つい顔ですが、本当に愛嬌があって私は大好きです。
私の知人が飼っているスタフィはどの子も皆お利口で穏やかなので、飼い主の扱いによって雲泥の差が出る犬種だと思います。
アメリカン スタフィーはピットブルと同じく、どこかの国では飼う事を禁止されているようです。

Pollyさんが始めたい夢のビジネスは、やっぱり保護活動を兼ねたビジネスですか?
夢は実現すると信じて、いつも念じていると「呼び寄せの法則」とやらで叶うようになるらしいですよ!
将来のクリアなビジョンとしていつも念じて、是非 実現させて下さい!
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