Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

最新型危険物センサー

2005-10-30 18:30:54 | Spyな秘密兵器
うちの実家では犬を飼っている。名前はハイジ。女の子である。雑種で拾われた子犬で、当時の姿は可愛く小耳が垂れて一見ラブラドール風。そのうち大きくな るに違いないと思い、大きな犬小屋を買ったり、将来は盲導犬とか何か人の役に立つ立派な犬になって欲しいものだ、なんて家族で抱負を語っていたりしたも の。が、大きくなってみれば柴犬サイズのごくフツーの雑種になった。鼻が利くとか特殊芸ができるとかといった潜在能力もなく、もう15才くらいになる。世の中には麻薬犬とか立派に国家防衛に活躍している犬もいる、それにくらべてうちの子は、、、なんて思ってもいた ものだが、先日聞いた話では麻薬犬はその激務のためか寿命が短いらしい。そんな話を聞いてうちの子は凡犬でよかった、なんて妙な安堵を覚えたり。

そんな日々の過酷な勤務に耐え忍ぶワンちゃんの負担を減らすべくMI6では爆発物探知、バイオテロ対策用の科学技術の粋を集めたハイテク装置の開発に日夜 奮闘している。そんな我々の情報網にHotwired誌の興味深い記事が目にとまった。そこには我々が想像もしなかった意外な方法でのセンサー開発の極秘 情報が隠されていた。それは、、、

ハチを使ったセンサー

危険をかぎ分けることにかけては、ハチは費用も安く、簡単に訓練できるなど、犬と比べても優れた点を持つ。それに注目して目下ジョージア大学および米農務省農業研究部に所属する科学者たちが共同で寄生バチの一種を危険物検知の目的で訓練中。

彼らが開発したのが『ワスプ・ハウンド』(上の写真)という装置。塩ビ管の中に5匹の寄生バチを閉じこめた臭気検知装置で、製作費用はたったの60ドル。ワス プ・ハウンドの管の上部には送風用のファンが取り付けられていて、これによって臭気がフィルター越しに管の中へと取り込まれる。管の中のハチは、訓練で覚 え込んだ匂いを検知すると、フィルターに開いた穴の周囲に集まる(下の写真)。

こうした反応を管の中のウェブカメラを通じてコンピューターが読み取り、ブザー音や点滅 光でオペレーターに警告する仕組み。

これらのハチは、さまざまな非合法薬物や危険物質を検知するよう訓練されている。ルイス博士によると、ハチは空中に存在するごく薄い濃度の物質でも検知可 能で、これは犬や化学物質用センサーの検知能力と同じレベルだという。「寄生バチは匂いを嗅ぐ習性を持つ――触角に臭覚神経を備えているのだ。あの小さな 触角に、人間で言う鼻がついているようなものだ」とルイス博士は説明する。

ハチにどうやってそんな高度な訓練をするのだろうかという疑問が起きるが、答えは意外なほどシンプル。ルイス博士によると、訓練は対象となる匂いを10秒ほど嗅がせ、その間、砂糖水を餌に与えるというもの(下の写真)。

30秒の間を置き、同じ過程をさらに2度繰り返すと、あっという間に訓練は完了する。この方法で、それぞれのハチが特定の匂いを追いかけるように訓練できる。 恐るべき学習能力である。

対象となる危険物は、隠された爆発物、禁止薬物、人間の遺体など多岐にわたる。

現在、危険物の検知には犬や電子センサーが使われているが、ハチの場合はこうしたものと違い、使い捨てにできる。費用も非常に安いうえ、訓練にも数分しかかからない。おまけに、ハチは犬よりも繁殖が容易。

ハチが訓練でここまできるとは驚き。早速女王陛下からも「ワンちゃんの負担を減らすべく全力を挙げて開発に着手するように」という極秘命令が下っ た。MI6が新兵器ハチセンサーでテロリストの攻撃を阻止する日も近い。あの村上ファンドも早速有望な投資先として注目し近日中に大規模な投資を行うとの CIAからの極秘情報も入る。世界平和はハチの鋭い感性にかかっているのだ。

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