Speed Bird:Tokyoボンド&ボンドGirlのCoolなSPYスタイル

グルメと遊びは一級品の英国情報部員007御用達、Tokyoボンド&ボンドGirlの為のハイセンスで愛すべき店をご紹介。

ボンドのマティーニ

2005-10-31 12:31:57 | Spyなグルメ
007のカクテルと言えばウオッカマティーニ。"Shaken not stirred" 「ステアでなくシェイクで」とオーダーするのがボンド流。イア ンフレミングの原作「カジノロワイヤル」の中でボンドはオリジナルのマティーニのレシピを語っている。

‘A dry Martini,’ he said. ‘One. In a deep champagne goblet.’
‘Oui, Monsieur.’
‘Just a moment. Three measures of Gordon’s, one of vodka, half a measure of Kina Lillet. Shake it very well until it’s ice-cold, then add a large slice of lemon-peel. Got it?’

「ドライマティーニ、」ボンドは言った。「大きなシャンパングラスで。」
「かしこまりました」
「ちょっと待ってくれ。ゴードンを3、ウォッカを1、キナ・リレを1/2。氷のように冷えるまでよくシェイクして、大きなレモンピールを入れてくれ。」

ゴードンはロンドンで1769年に生まれたジン。

レシピは世界で12人しか知らず、200年以上その秘密は守られているらしい。

キナリレはキニーネを入れたリレ。ググってみたがキナリレは見つからず。見つかったのは昔のキナリレのポスターだけ。(下の写真)


もう生産していないのか?ちなみにリレはこんなボトル。


ウオッカは銘柄指定なし。ボンドはこの後にウオッカはじゃがいもでなく他の穀物からできたもののほうがいいと言っている。今ならグレイグースあたりか。

ボンドが原作本「カジノロワイヤル」の中で初めてこのカクテルをオーダーするとき、「これは自分の生み出したレシピだが、まだ名前を決めていない」と語っ ている。そしてストーリーの後半でこのカクテルに彼女(ボンドガール)の名前Vesperと名づける。そんなロマンチックなボンド像がこの作品の中では描 かれている。

原作ではボンドガールであるべスパーとかなり親密な関係のボンド氏。映画のようなプレイボーイのノリの軽い付きあいでもなくどこか真剣な感じ。自分のカクテルに彼女の名前を付けたりボンドも彼女のことを大事に思っているような感じもあったりして。

で、ここからは今度の映画のネタばれ的話しになる可能性があるのだが、原作ではこのべスパー嬢は死んでしまう。悲しい終わり方。自分的にはこうい う過去を持ったボンドのほうが人物的に奥行きがでるとは思うが、実際に映画ではどういうストーリーにするのか。ボンド役も代わったことだしその辺の描き方 が興味深い。

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2 コメント

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Unknown (links_77)
2005-10-31 16:09:56
speesbirdさん

新ボンド誕生の際勝手にもりあがって、ボンドマティーニを作るべく酒を買い集めました(笑)

ウォッカ、ドライベルモット、レモンピールを手に入れたんですが、正確には、ゴードン、ウォッカ、リレ、レモンピールなんですね。

リレは日本では手に入りにくいようなので、普通のベルモットで代用することにします。

ちなみに「ステアーではなくシェイクで」だと思います(^^
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Link77さま (speedbird)
2005-11-01 12:22:22
ご指摘ありがとうございます!早速「ステアでなくシェイク」に直しておきました。自分では「ステアでなく、、、」って書いたつもりになってまました(汗)。なんでまたこんな間抜けな書き間違いしたのか。。。

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