ぶふぉぶろぐ

小説などをつらつらと・・・

龍の末裔 第12話

2005-08-31 | 小説
「待ってくれ、私もいこう。もう大丈夫だ。」 入り口にかかっていた垂れ幕をうえに持ち上げた格好でサーガは停止した。 「はい?あんたは病人なんだぜ。病人は病人らしく寝てりゃあいいんだよ!」 サーガの言葉を全く聞かずに老人は荷物を確かめている。 「うむ、全部ある。さて行こうか、青年。」 もはや止める気力はサーガにはなかった。 「俺、サインはやっぱり良いや・・・」 . . . 本文を読む