都会のたぬき日記・合唱とか料理とか

上京10年目。たまに演奏会を聞きに行ったり、東日本大震災で被災した地域へ歌いにいったり。趣味は料理になりつつある。

2007/08/24

2007-08-24 22:47:54 | 携帯から
ライブで心を揺さぶられることが多い私ですが、録音には録音の良さがあるなと最近改めて反省しております。
同じ曲を何度も聞いてそのたびに新しい発見をすると、自分の未熟さを自覚し、またその演奏に対する愛おしさが生まれてきます。
小さい頃に読んだ本を大人になって読み返したら全然違う感想を持つ、そんな感じ。
対象自体は何も変わっていないのに、私のモチベーション次第で曲は様々な変化をします。
そして、何度も聞いていくうちに愛着が湧いてくる。

発見には良いも悪いも含まれます。
こんな風に歌ってたのか―と感心したり、この和音決まってないなーと苦笑いしたり。
全部含めて好きになれるって、人間関係(というより恋?)に近い気がする。
付き合っていくうちに良いところも悪いところも見えてきて、それでも好きと言えるのはその演奏を一つの存在として認めているから、なのかな。

最後がやけっぱちになってても、肝心な和音がことごとくずれていても、誠実な音によって作られる真摯な音楽は、深く私の中に響きます。

2004の橘高校「タイフウ」(残念ながら変換出来ず)
この歌に出逢えて本当に良かった。

彼女たちに、心から感謝。