都会のたぬき日記・合唱とか料理とか

上京10年目。たまに演奏会を聞きに行ったり、東日本大震災で被災した地域へ歌いにいったり。趣味は料理になりつつある。

福島で歌ってきました。

2012-02-24 20:49:52 | 携帯から
田村市の仮設と、郡山のヨーカドーと、白河市の仮設の3か所です。

被災地に歌いに行くのはとても悩みます。

なにしに来るの?って言葉が、ずーっと追いかけてくる。

今もまだ、わからないままです。

でも、歌を聞いて、喜んでくれて、笑顔になってくれて、一緒に口ずさんでくれた。

すごく嬉しい。

笑ってくれるのを見ると、こっちもずーっと笑顔で歌える。

笑って歌うのって簡単なんだよ。

聞いてくれる人の笑顔があるから、また歌いに行こうって思う。

コンクールとか、合唱祭とか、大きな舞台で歌うよりもずっとずっと楽しい。

日本の合唱界は、もっともっと、こんな風に歌うことを当たり前にしてほしいな。

教育でも、趣味でも、芸術でもなくて。

聞く人がいるってこと、聞いてくれる人がいるから歌えるってこと。

一緒に歌う人達に伝えていきたいと思う。


そして、やはり裏方が一番楽です。
代表って、痒い…。

女声合唱団ぴゅあはーと演奏会

2012-02-04 19:03:06 | 携帯から
とっても久しぶりに更新。

いろいろ歌ったり聞いたりしてましたが、今日行った演奏会で一つ印象に残ったので記録。

綺麗な女声でした。
一般の女声でこういう演奏が定着すると、日本の合唱界はもっともっと明るくなると思う。
(趣味と音楽の線引き(というか妥協点?)って難しいから、絶対これっては言えないけど。)

1曲目が凄く上手で思わず拍手の手が出てしまったけど、誰も拍手せず。
おとなしく手を引っ込めてしまった。
最近、見えないルールのある演奏会行ってなかったから、あ、こういうもんだったかなってちょっと面喰ってしまった。
歌ってる方は、拍手があると嬉しいと思うんだけどなぁ…。
でも、集中力切れるとか、緊張感なくなるとか、そういう理由もわかります。

2stの「木とともに人とともに」の「生きる」が衝撃的だったのでメモ。

女声の生きるって、聞いたの初めてじゃないけど、なんだかとっても昼ドラっぽい。(と思ってしまった…)
聞いてる間中、牡丹と薔薇とか、真珠夫人とか、ぐるぐるしてました。
女の言う生きるってのは、潔さや爽やかさとは遠い、したたかで、いじわるで、生きることに必死、そんな風に思ってしまった。
子孫を残す義務感から?生への執着が物凄いのかなぁ。
特に今日の合唱団は若い女声ばかりだったので、そう聞こえたのかもしれない。
高齢になるにつれ、達観していくもんだし、子も産めば(もしくは子を産めない年齢になれば)役割が終わるだろうし。

混声では全然そんな風に聞こえないけど、男声の前ではそういう本性を見せないようになっているのかなぁ。
なんだか目から鱗でした。
(三善さんはそんな風に書いてないだろうし、私が勝手に感じただけですけど。)

しかし、最近邦人作品にあまり触れていないなぁ。
次は3月の名古屋(の予定)