中年おじさんの散策part2-3

東京都内・海外の散策を楽しんでいる叔父さん。いろいろなところを散策し記憶として記録しています。よろしかったらご覧ください

散策(案内)170 「東京中心部南 652」 大倉集古館

2021-07-22 04:32:09 | 東京中心 南

このブログは「中年おじさんの散策」3の継続版です 

この企画は 私が引率します sosamu@ya2.so-net.ne.jp

参加したい方はご連絡ください。090-3436-8532 ネットでカルチャー(散策・グルメ) https://blog.goo.ne.jp/sosamu25

 

大倉集古館    03-5575-5711

  国の登録有形文化財に指定されている建物は、1923年の関東大震災で当初の建物が焼失してしまった後、建築家・建築史家の伊東忠太による設計で完成したもの。代表作の築地本願寺、祇園閣などからも分かるように、伊東は日本様式に固執せず、中国、インド、エジプト、欧米など世界中の建築や文化から着想を得て柔軟に設計、さらに幼少期に親しんだ妖怪や、東西の幻獣を意匠として登場させることで、唯一無二の建築を生み出してきた人物だ。大倉集古館にも、空想上の生き物・吻(ふん)、獅子、龍などが屋根や柱に潜んでいるので探してみると面白い。

 

大倉喜八郎、そして喜七郎はどんな人物だったのだろうか。「喜八郎は趣味で美術品を蒐集するだけではなく、文化財として保護し一般に広く公開していこうという気持ちがとても強かった人です」と学芸部長・髙橋氏が語るように、喜八郎は単なる道楽を超えた強い使命感を持ったコレクターだった。そもそも蒐集を始めたのも、明治維新後の世相や廃仏毀釈(仏教を排除しようとする運動)により、日本の美術品が海外に流出するのに心を痛めたことがキッカケであり、自邸内に建てた大倉美術館も早くから訪問客の観覧に供していた。

 

 

 

 

 

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