2021年3月6日(土)曇り空![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/7d/8dd7ec0a8a6cd737bb061023f32c1f0f.jpg?1614985489)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e3/7b5036d1847d745497fdc7b455c61cba.jpg?1614993773)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0c/c2f97c9e99740938cf000bdb40d7f24e.jpg?1614983700)
全体はこんな感じです。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/39/efdd4c50ec01374934a8370f859b8569.jpg?1614983739)
一枚葉のカトレヤです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/4f/5a651006e754bc2766fc1e60a3d24f5d.jpg?1614984284)
陽射しがあって気温が上がるとプーンと香ります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f7/e025104fb70d8a1b76ad880600dec054.jpg?1614984514)
やっと咲いてくれました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/31/2592018e57d612322919c2ed2e76f690.jpg?1615036123)
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外の気温は10℃
3月に入って曇り空や雨の日が多くなって来ました。
(なたね梅雨)なんて言葉があります。
カラッカラに乾燥した冬の空気から、春の湿った空気に入れ替わって来ました。
今朝も鈍より曇り空。
2階の部屋から見える足柄平野は、灰色の分厚い雲が低く垂れ込めています。
季節の変わり目は何となく憂鬱。
ふわふわゆらゆら心も体も不安定。
季節鬱なんて言い方もあります。
気象病なんて言い方もあります。
新型コロナウイルス感染症
花粉の大量飛散
何だかネガティブな気持ちになってしまう様な事ばかり。
三寒四温。
ポカポカ陽気の日もあれば急に冷え込む日もまだあります。
冬の空気と春の空気が交差する季節。
冬と春が右往左往。
我が家の小さな一坪温室の中も、色々なランの花が咲いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/7d/8dd7ec0a8a6cd737bb061023f32c1f0f.jpg?1614985489)
真っ白な純白のカトレヤが咲いています。
C.Angel Walker'Easter'
(C.LittleAngel'JuneDeright'×C.walkeriana var alba'Orchidgrede')FCC/AOS
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/e3/7b5036d1847d745497fdc7b455c61cba.jpg?1614993773)
ずいぶん前に国際園芸さんで買いました。
買った時に付いていたラベルは、経年劣化でボロボロになって割れてしまいました。
ラベルの住所が東京都世田谷区太子堂になっていました。
国際園芸さんの歴史がイッパイ詰まったカトレヤなんでしょうね。
現在は手書きで書いたラベルを付けてあります。
買った時はコルクに付いている状態でした。
でも、だんだん元気が無くなって新芽や根の動きも反応が鈍くなったので、コルクから外して現在は鉢植えに切り替えて育てています。
それ以降暫く花も咲きませんでした。
2016年1月22日の開花記録を最後に5年ぶりの開花になります。
花の大きさは9cm
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/0c/c2f97c9e99740938cf000bdb40d7f24e.jpg?1614983700)
全体はこんな感じです。
花芽はバルブ基部から出て来ます。
ワルケリアナやノビリオールと同じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/39/efdd4c50ec01374934a8370f859b8569.jpg?1614983739)
一枚葉のカトレヤです。
ワルケリアナは一枚葉
ノビリオールは二枚葉
バルブの形はワルケリアナやノビリオールとは、ちょっと違う様な気がします。
ワルケリアナやノビリオールのバルブはずんぐりむっくり、コロッと太った形をしているのに対して、このエンジェルウォーカーのバルブは細長い形のバルブになっています。
リップの周りはうっすら淡いクリーム色。
リップの中央尖端は、うっすら淡い藤色が入ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/4f/5a651006e754bc2766fc1e60a3d24f5d.jpg?1614984284)
陽射しがあって気温が上がるとプーンと香ります。
ワルケリアナ特有のツンとしたあの香りです。
スパイシーな香りが温室の中に広がります。
レモンの匂いにも似ている気がします。
気温が高ければ高い程強烈に香ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/f7/e025104fb70d8a1b76ad880600dec054.jpg?1614984514)
やっと咲いてくれました。
感無量です。
大切に愛情込めて育てています。
カトレヤ ワルケリアナ1839~40年
M・Gardnerがブラジル中央高原で行った探検調査の際にミナスジェライス洲
サン・フランシスコ川流域で発見された。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/31/2592018e57d612322919c2ed2e76f690.jpg?1615036123)
発見された株はサン・フランシスコ川の洪水で形成されたクリーク(水の濁った入り江や川)に沿った樹木の木の枝に着生していたと言われている。
種名は彼の助手で発見者のEdward WalkerにちなんでC.walkerianaと命名された。
自生地であるミナスジェライス州はリオデジャネイロと首都のブラジリアに広がる高原地帯であり南緯10度~20度、標高1000m、花崗岩の盾状地で土壌が薄く灌木材と草原や露岩地が混在するサバンナの様な環境の地である。
ブラジルではこの様な植物帯を「セラード」と呼んでおり、通常、我々がランの自生環境として思い浮かべる熱帯雨林とはおよそかけはなれた環境である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e3/3e6ea0254dc4650830dd7401550e7a42.jpg?1616870779)
自生地は南回帰線の北側に位置しているので熱帯地域であるが、標高の高い高原地帯である事や海岸から離れた内陸に位置している事から、この地域には雨期と乾期からなる明瞭な季節がある。
雨期と乾期の差は極めて極端であり半年に及ぶ乾期には殆ど雨が降らない。
一方雨期には、年間降水量のほぼ全量1000~2000mmの雨が降ってしまう。
雨期10月~3月(夏・秋12~2月に集中して激しい雨が降るが、それ以外は穏やかに降る)
気温は30℃以上になるが、高原である為に夜間は風通しが良く気温も20℃位まで下がる。
乾期4月~9月(冬・春 殆ど雨が降らないが朝晩霧の深い日が多い)
4月から気温が低下し始め5月~7月は最高気温20℃
夜間は10℃以下の気温になる。
日本の四季に当てはめると
春8月~10月
夏11~2月
秋3月~4月
冬5月~7月
日本とは四季が逆
現地でのワルケリアナの開花期は乾期の入り口である4月~5月
日本だと秋の終りから初冬に該当する。
日本での開花期は11月下旬~12月に相当する。
「蘭友会の資料より」