副田本道の「平和維新」

私の夢:「平和維新」を世界の共通語にすること。

国の説明のその理由は、正しいのか?

2010-06-10 16:50:00 | Weblog
入口は阿修羅。一粒万倍日。来訪者様に感謝。
メルマガ【世界の新聞「101紙」の視点】の紹介です。発行者の「桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)」様に感謝。

毎日、情報量の多いメルマガを発行されています。この努力には、頭の下がる思いです。
日本国内の日本人を相手にしているマスコミの情報だけでは、片手落ちになると、毎日認識させられています。
きょう取り上げましたのは、発行者の「桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)」様のご意見。
多くの参考例を取り上げて、いかにマスコミが偏っているかを述べています。
テレビをつけても同じ内容を取り上げています。新聞も同じなら、日本国民は一方向しか知らなくなります。
なぜ北朝鮮一国と国交を結んでいないのか?
国の説明のその理由は、正しいのか?
考えて見ると、別の意見が出てきたりします。

玉蔵先生の「感じるんだ」を、考えて見ませんか。

私は、この一文を紹介したくて取り上げました。

>主張内容の是非はともかくとして、こうまで似通った表現をされると、マスコミ
が協同して世論を誘導しようとしているようにさえ見えてきて怖くなる。

紹介はここから。
送信者: "mag2 0000174275" <mailmag@mag2.com>
宛先: <平和維新@silk.plala.or.jp>
件名 : 8日分【101紙】「脱小沢」について
日時 : 2010年6月9日 1:38
=====================================================================
主要紙の社説執筆者も参考にしている!?
☆☆まぐまぐ殿堂入りメルマガ☆☆


         【世界の新聞「101紙」の視点】

        ~2010年6月8日(火)の紙面より~


========================================================第1511号====
発行部数:6,702部(2010年6月1日現在)
まぐまぐ:5,529、メルマ:1,173
----------------------------------------------------------------------
☆弊誌ホームページ ⇒ http://rew-toho.parallel.jp/
----------------------------------------------------------------------

*はじめてご覧になる方へ ⇒ http://rew-toho.parallel.jp/first.html
*弊誌運営者の自己紹介 ⇒ http://rew-toho.parallel.jp/prof.html
*弊誌の読者様は、こんな方々 ⇒ http://rew-toho.parallel.jp/mag.html

----------------------------------------------------------------------

☆ツイッターやってます。よろしければフォローお願いします。
 ⇒ http://twitter.com/rewtoho

発行者の「桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)」です。
漢字だと面倒ですので、「リュウ」と呼んで下さい。
本日もご開封、ありがとうございます。


発行システム
『まぐまぐ!』  http://www.mag2.com/
『メルマ!』   http://melma.com/
----------------------------------------------------------------------
登録・解除・バックナンバー
『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/m/0000174275.html
『メルマ!』  http://www.melma.com/backnumber_148000/
======================================================================
編集・発行: 桐鳳柳雨(とうほうりゅうう) 
*「国内主要6紙の本日の社説」「中東メディアの論調」「世界主要紙の論調」
 「国内政党機関紙の主張」各コーナーについては、事前に各新聞社に了承を
 得ております。
*転送・回覧可ですが、その場合は内容を変えずにそのままお願い致します。
 また、できましたら弊誌を使用した旨、ご連絡いただけると幸いです。
*弊誌から部分的に引用する場合には、
 ・編集・発行が桐鳳柳雨(とうほうりゅうう)によるものであること
 ・弊誌ホームページのURL http://rew-toho.parallel.jp/
 を、必ず明示していただくよう、お願い致します。


☆====================================================================
独断と偏見はご容赦!
【最近の社説の、ここに注目】
======================================================================

菅新首相の新政権人事について、「脱小沢」という点に注目してみる。


朝日。
『全体として「脱小沢」の色彩が濃い布陣だ。』

『政権交代で「新しい政治」を期待した世論が鳩山政権から離れていった大きな
理由のひとつが、小沢氏が体現した「古い政治」の体質だった。』

『自民党時代と変わらぬ政治資金疑惑、露骨な利益誘導を伴う選挙戦術、異論
を許さぬ強権的な党運営。その積み重ねが有権者をひどく幻滅させた。』

『菅氏がまず人事で「古い政治」との決別を前面に出したのは正しい。』


産経。
『政治資金規正法違反事件をめぐって小沢一郎前幹事長に説明責任を果たす
よう主張し、小沢氏と距離を置いてきた枝野氏の起用は、小沢氏の影響力排除
を印象づけたい菅新首相の姿勢の表れといえ、評価したい。』

『枝野氏は「党運営は徹底した透明化を進めたい」と強調した。それには、
鳩山政権瓦解の大きな要因となった「政治とカネ」の問題について、新体制が
いかにして自浄作用を発揮するかである。』

『その試金石は小沢氏の証人喚問を実現して真相解明を行うかどうかだ。鳩山
由紀夫首相の政治資金問題も、国会で説明責任を果たすよう求めなくてはなら
ない。』

『政権与党のツートップが疑惑の説明を行わずに開き直り、これを黙認した
党の姿勢が国民の信を失う大きな原因となった。枝野氏は小沢氏の喚問に慎重
姿勢を示したが、この疑惑を解明しないかぎりクリーン政党とはいえない。』

『産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査では、
(中略)菅氏に「小沢氏の影響を排除した人事」を求める回答は8割を超えて
おり、枝野氏らの起用方針も支持されている。』

『小沢氏は衆院政治倫理審査会への出席を確約していない。仮に出席しても、
資金管理団体「陸山会」の土地購入や複雑な資金操作をめぐる疑問が解消する
保証はない。偽証すれば罪に問われる証人喚問が必要な理由である。』

『小沢氏への権力集中による独裁的な党運営を改めるのは当然だが、重要な
ことは国民の利益を守る政策判断を行うシステムの構築だ。』


東京。
『きょう発足する菅新政権の内閣・民主党役員人事が固まった。要所に「反
小沢派」を配し、内閣・党への支持率がV字回復しているが、大事なことは
「脱小沢」ではなく、国民のための政策遂行だ。』

『菅直人新首相による内閣・党人事の目玉は、仙谷由人官房長官、枝野幸男
幹事長の起用だろう。両氏とも小沢一郎前幹事長に批判的言動を繰り返す
「反小沢派」だ。』

『また、小沢氏の下で廃止された政策調査会の復活と、「反小沢派」の玄葉光一郎、
安住淳両氏の政調会長、選挙対策委員長起用からは、菅氏が小沢氏と距離を
置く姿勢が読み取れる。』

『鳩山政権は、小沢氏が首相に勝るとも劣らぬ強い権力を握る「二重権力構造」
が批判され、鳩山由紀夫首相と小沢氏の「政治とカネ」と、米軍普天間飛行場
移設問題の迷走が退場の引き金となった。』

『菅氏が「脱小沢」を印象づけて清新なイメージを売り込み、七月予定の参院
選で敗北必至とされた情勢の好転を図ろうとするのは理解できなくもない。』

『菅新首相選出後の報道各社の世論調査をみると、菅氏への期待度は高く、
10%台だった内閣支持率から大幅に回復。民主党支持率も増加し、首相交代
と「脱小沢」は有権者に好感されているようだ。』

『とはいえ、菅新政権が目指すべきは、国民の暮らし、社会をよりよくする
ための政策遂行である。』

『鳩山政権当時の「小沢支配」からの脱却は急務だが、それはこれら国民が
期待する政策の実現のためでなくてはならない。』

『小沢氏や同氏を支持する特定の個人、グループの排除が目的であってはなら
ないし、党内抗争にうつつを抜かすなら、有権者は参院選で厳しい判断を下す
だろう。』

『菅新政権には、民意に十分配慮した、責任のある政策決定を期待する。政策
調査会の復活と政調会長の閣僚兼務は、そのための第一歩と受け止めたい。』


日経。
『党務を担う幹事長には枝野幸男行政刷新相を起用した。小沢一郎前幹事長が
廃止した政策調査会長ポストを復活し、玄葉光一郎氏を充てた。枝野、玄葉
両氏はともに、小沢氏に批判的な「七奉行」の一員だ。』

『同じ「七奉行」の仙谷由人氏の官房長官就任と合わせ、菅新首相は閣僚・
党役員人事で「脱小沢」を強く印象づけた。』

『一連の人事を好感し、各種世論調査で、民主党への支持率は急回復している
が、新執行部は懸案の小沢氏の国会招致問題などで実行力が問われる。』

『玄葉政調会長は、小沢氏に党政調の復活を求める運動の中心メンバーだった。
政調が廃止された小沢執行部では、党内の政策論議がなく、幹事長室に権限が
集中していた。』

『玄葉氏は公務員制度改革担当相を兼務して入閣する見通しで、内閣の政策
決定に党の意見を反映させる新たな仕組みづくりを担う。』

『小沢氏という重しがなくなったため、寄り合い所帯とやゆされる党内の多様
な意見をまとめる力量が求められる。』

『野田佳彦新財務相、蓮舫新行政刷新相や安住淳党選挙対策委員長ら他のポスト
の顔ぶれを見ても、小沢氏に距離を置く議員の重用が目立つ。』

『鳩山政権が退陣した理由の一つは、鳩山由紀夫首相や小沢氏の「政治とカネ」
の不祥事で、有権者の信頼を失ったことにある。』

『とくに小沢氏は元秘書ら3人が政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で起訴
されたにもかかわらず、国会で説明責任を果たしていない。野党側が小沢氏ら
の国会招致を求めるのは当然だ。』

『枝野氏は小沢氏の政治倫理審査会出席問題について「本人の希望がベース」
と述べ、慎重な考えを示した。』

『しかし、それが許されるのか。枝野執行部が小沢氏の国会招致に取り組まな
ければ「脱小沢」の看板もすぐに色あせてしまうだろう。』


毎日。
『人事には幹と枝があるという。ほぼ出そろった閣僚、党役員の顔触れを見る
と、二つの大きな幹がある。第一に、小沢一郎前幹事長の影響力排除、すなわち
「脱小沢」の徹底を図った。』

『幹事長は国会対策、選挙の全権を握り、官房長官は内閣の政策調整、スポー
クスマン役として、政権の両輪となるポストである。その政権の命運を握る要
の座に反小沢色の最も強い2人を充てた。』

『反小沢「七奉行」と呼ばれる次世代政治家が政府、党の要職にすべて納まった
ことも、菅直人首相が「脱小沢」に明確なかじを切った証しだろう。』

『鳩山由紀夫前首相が刺し違えで小沢氏をもダブル退陣に持ち込んだ意図を
考えてみれば、次を引き継ぐものとして当然の措置だろう。』

『何よりも、小沢氏を党のトップに抱いた構図は、袋小路化した「政治とカネ」、
党と内閣の権力二重構造、選挙至上主義的な政策的行き詰まりなど、このまま
継続するには相当な無理がきていた。』

『この際、重しのようにのしかかっていた小沢カラーを一掃して、透明性と
熟議を売りにする本来の民主党らしい布陣で新しい政治を展開すべきである。』

『特徴の第二は、党政調会の復活と政調会長の国務大臣兼務だ。』

『党の政調部会が政策を事前承認しなければ政府の身動きが取れなかった自民党
政権時代の悪習を改め、党政調会長に閣僚を兼務させ常に政府与党が一体的に
政策決定する、という仕組みを導入しようとして、これまた小沢氏にけられた
経緯があった。』

『また、輿石東参院議員会長ら参院全役員を留任させ、小沢氏の補佐役だった
細野豪志前副幹事長を幹事長代理に昇格させたのは、リアリズム政治を掲げる
菅首相らしい采配(さいはい)だ。』

『さて、問題はこの「脱小沢」シフトで何をなすか、である。』

『まず指摘すべきは、「政治とカネ」のけじめであろう。小沢氏は最低でも政治
倫理審査会で自らの問題について釈明すべきだ。』

『昨年の政権交代以降、この問題でどれだけ国政の円滑な遂行が妨げられたの
か。進んで出席し、チルドレンたちに大政治家の懐の深さを見せてほしい。』


読売。
『鳩山首相─小沢幹事長の「小鳩」体制で失った民主党の信頼を回復するには、
「小沢支配」と言われる党の体質を根本から改める必要がある。』

『小沢氏の「政治とカネ」の問題に多くの民主党議員が沈黙し続けた背景には、
公認候補の選定や選挙資金の分配などの権限が小沢氏に集中していたことがある。』

『枝野幹事長は「党運営の徹底した透明化を進める」と表明した。小沢氏の
影響力を排除しつつ、参院選に向けて党を立て直すことが求められる。』

『小沢氏は、政調を廃止する一方で、地方や業界からの政策陳情の窓口を幹事
長室に一本化した。』

『異常な「党高政低」を是正することが重要だ。』

『国会対策委員長には、民主党代表選を争った樽床伸二衆院環境委員長を充てた。』

『代表選で一定の票を獲得した樽床氏を遇した格好だが、実際の狙いは、小沢氏
直系の山岡賢次氏を国対委員長から外すことにあるとみられている。』

『国会運営でも、小沢氏の強引な手法に対する批判は強かった。』

『民主党は、「政治とカネ」の問題について、小沢氏ら関係者の国会招致を野党
から重ねて要求されながら、無視してきた。』

『「数の力」に頼り、審議を軽視するような国会運営のあり方も見直す必要が
ある。』


----------------------------------------------------------------------

各紙に「脱小沢」の文字が躍る。

主張内容の是非はともかくとして、こうまで似通った表現をされると、マスコミ
が協同して世論を誘導しようとしているようにさえ見えてきて怖くなる。


そんな中、東京紙だけが、

『鳩山政権当時の「小沢支配」からの脱却は急務だが、それはこれら国民が
期待する政策の実現のためでなくてはならない』

『小沢氏や同氏を支持する特定の個人、グループの排除が目的であってはなら
ない』

と書いている。


東京紙といえば、先日も社説で、
『菅氏には小沢氏の政治力をうまく使いこなす力量も問われている』
と主張していたが、個人的にはこうした考え方に、より共感する。


東京紙は、「野中広務氏の官房機密費」の件について各主要紙が沈黙を続ける
中、唯一特集記事を組んで掲載したりもしている。

価値観全てに共感するということではないが、こうした姿勢に個人的に好感を
持っている。
(桐鳳)
紹介はここまで。