白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

奇跡のリンゴ

2013年06月16日 22時19分53秒 | 日記

奇跡のリンゴの映画をみた。


ぼくは普通、映画をみてから原作を読まない。


その逆だ。


そしていつも映画は遠く原作に及ばないと感じる。


 


この映画も、数年前に原作を本で読んでいる。


この映画は原作との比較が意味を為さないほど感動的だった。


ここで映画評をするつもりはない。


それを描くだけに留めておこう。


 


雨があまり降らない中、豆の移植。


この畑は直播きすると、芽が出た途端みんな鳥に食べられてしまう。


ベッドを作って芽出しさせて、移植するしかない。


しばらく水やりに通う必要がありそうだ。


 


 


 


 


ナスは別の畑で作っている。


この畑は去年から借りているが、土の状態が異常だった。


スイカやメロンの苗を植えても三日も経つとみんな枯れてしまう。


石灰も播いたし水もやった。三回も植え直した。


今年は落ち葉も家庭の残飯で作った肥料も入れた。


採れたトマトもじゃがいももひどいものだった。


今年は大豆も植えて窒素肥料の地中固定も図った。


どんなふうに土が変わっていくのか楽しみだ。



 



 


 


 


もう一つの仕事は小屋造り。


壁の積み上げがほとんど終わり、これから屋根の部分にかかる。


古い屋根が邪魔をしているので、これからの工程は部材を準備しておいて、一気に古い屋根を壊し新しい屋根を組み上げる。


今はその部材の加工中。


大きさは3メートル×2,2メートル。


この工法は多分どんな地震でも潰れない。究極の耐震構造だ。


北の国からの黒板五郎さんではないけれど、自分の手で自分の暮らしに必要な物を作るのは、人間が人間であることの証、生きることの原点、、ナマの感動、喜びであると思うのだ。


第二の人生で昨年住職してもうすぐ一年。


毎日パソコンに向かって、設計図を書き続ける日々。


どこか絵空事の匂いがする。


実態のないふわふわしたわけのわからないものを作っているだけだ。


お金でお金を売り買いし、儲けたり損をしているのと変わらない。(全体として何の価値も生み出してはいない!)


自分で実際に作ることが喜びなのだ。


 



 


 


というわけで、仕上げは餃子造り。


餃子の皮が途中で終わってしまったので、特大の皮を手作り。


ビールが美味かった。