「生きてる」

保育園にあるオモチャに、一文字ずつ押すハンコがあるんだけど、
次男がこの３文字を選んだとゆ～ことに、何かしらセンスを感じてしまいまフ。
『めまい』だと心配だけど

芸能人の歌のものまね大会見てると、長男からよく質問が。
「美空ひばりって生きてるの？」
「尾崎　豊って生きてるの？」
「さだまさしって生きてるの？」
（そうか～。知らないから、似てるか似てないか分かんないよね。
　　　しかしそっちが気になるか？）

そんなわしが昨日の夜中につけたTV番組に柳田邦男が出とった。
（生きてるの？名前は知ってたけど）

彼は、すべての筋肉の力が失われる病気（ALS）の患者さん数人と対話する。
患者さんは常に呼吸器を付けた状態で寝たきり。家族との意志の疎通は、
わずかに動く額や頬にセンサーをつけ、家族が示す文字盤に反応してキーボード入力していく。
病気が進行すると、意志の疎通は一切できなくなる。

柳田さん自身、息子さんが25才くらいで脳死になったそうなんで、
家族の立場から、「あなたが生きることが、家族にとっての生き甲斐になります」
って患者さんを励ますんだけど、患者さんからの返事は「つらい」。

睡眠不足だったんで途中までしか見れなかったんだけど、柳田さんの、
「人は自分の中に色んな言葉を持っていて、それがその人らしさになっているのに、
その言葉を自由に表現できなくなった時の辛さは計り知れない」、ちゅ～執筆シーンまで見た。

（わしは何て傲慢なんだ。いや、人は誰でも傲慢になり得る生き物だ。
　　　あれができるこれができるなんて、ナンボのもんじゃい）

それからたくさんの感謝のお祈りをして寝た。