『陽当たりまぁまぁ』

事実に惹かれ、事実に学ぶ

「つなげる、つながる」

2009年11月28日 | 息子の絵
長男作、「グリーンドラゴン地球に誕生」でフ。

皆さん、星座に興味ありますか? わしは全っ然なくてそもそも、

「えぇっ?!何でその星とその星むすんでその星座にしちゃったの?!全然そ~見えね~じゃん!」


ところが今日は図書館で、増田昭一さんって人が描いた
『金のひしゃく ~北斗七星になったこどもたち~』って絵本に見入ってしまった。

絵本っていっても本当の話で、増田さんは敗戦後、2週間に1度炊き出しをしてたオジサン。
そこで出会った4人の孤児が忘れられなくて絵本にした。
ボロボロだった服も、少しきれいにして描いてあげた

誰も孤児に思いをかけられる状況じゃない中、
彼らには優しいオジサンが使うおたまが金のひしゃくに見えるくらい嬉しかった。

自分たちが無事日本に帰れたら、みんなでオジサンにお礼に金のひしゃくを送ろうって盛り上がるんだけど、
ひどい栄養失調と下痢で、自分達の命がもう長くないことも分かってる。
それでも一人一人、オジサンに感謝の気持ちを言いながら息をひきとってく。

最後に生き残った子ももう亡くなる寸前。
でも自分達がどんなにオジサンに感謝してたかを伝えたい。
お礼がしたくても、もうできないから、
「北斗七星(ひしゃく星)が輝いている時は、僕たちが『オジサン、ありがとう』って言ってると思って下さい」
這いつくばってその手紙を人に託して、2時間後に息を引き取る。

精神的にも肉体的にも苦しい状況の中で、
最後まで感謝の気持ちを持ち続けた孤児たち。も~わし見ながら涙が出て来た

北斗七星はチェックや~っ!!
コメント
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