里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

スギエダタケ 杉林の林床

2020-10-30 | 日記

栗原市栗駒沼倉地区北西部、山地中腹の荒れた林道を上がって行くと、西へ入って行く荒
れた作業道があり、その先には杉林が広がっています。作業道を外れて杉林の中を下って
行くと、薄暗い林床に直径3cmほどのキノコが点々と生えています。
傘が真っ白ですからスギエダタケですね。時々見かけますが殆どが単生で、精々2~3本
が近接して生える程度です。

                              二枚とも2020.10.22撮影

食べられるキノコですが、小さなキノコですし、点々と生える程度ですから、採取する人
は稀でしょう。私は一度だけ10本ほど採って、味噌汁にして食べましたが、多少のシャキ
シャキ感ととろみがあったように記憶しています。

                                  2020.10.22撮影

キシメジ科マツカサキノコ属の小型キノコで、秋~初冬に、杉林内の落葉や落枝から発生。
傘の直径は1~5cm、饅頭形から後にほぼ平らに開く。表面に粘性はなくほぼ平滑、色は
白~灰白色で、中央部が灰褐色になることもある。肉はごく薄く、表面とほぼ同色。
傘裏のヒダは柄に上生~離生、白色でやや密~密。
柄は軟骨質で長さ3~7cm。中空で上下同大、明るい橙褐色で下方ほど濃色。



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