一関市萩荘市野々地区西部、山越えの車道を集落の方へ下って行くと、道路下の耕作放棄地の真ん中に、小高木がこんもりと茂っています。葉が光沢のある濃緑色なので、常緑樹のように見えますが樹種までは判りません。耕作放棄地に入り込んで木の傍で観察すると、葉身の四隅に鋭いトゲ状の鋸歯があるのでヒイラギの仲間と思われます。ただ、葉の形が在来種のヒイラギや、セイヨウヒイラギとは違うので、他に外来種があるのかも知れま . . . 本文を読む
一関市萩荘市野々地区西部、山越えの集落道を北へ下って行くと、山裾の道路際に赤い実を付けた小高木が何本も生えています。木いちごのような実ですからヒメコウゾですね。いつもなら梅雨時に実を観察するのですが、今年は梅雨明けが早かったので暑い盛りの観察となりました。まだ未熟な青い実もたくさん付いていますから、このエリアではこれからの1~2週間が果実の盛期と思われます。
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南三陸町戸倉地区東部、国道から小さな漁港へ下って行くと、右手の防波堤の海側に岩場があって、白い花が群れ咲いているのが見えます。岩を伝って群生地まで行くと、白い傘形の花序ですからセリ科のハマイブキボウフウでしょう。石巻市雄勝町や、南三陸町歌津地区の海岸近くで観察したことがあります。
二枚とも2021.7.16撮影
ハマイブキボウ . . . 本文を読む
南三陸町戸倉地区東部、国道から分かれて杉林沿いの脇道に入ると、オオバジャノヒゲがあちこちに生えていますが、すでに花期の終盤なのか傷んだ花が多いですね。それでも山蔭になった脇道の法面や、杉林際には幾らか花が残っていたので、そんな株を探して撮影しました。
二枚とも2021.7.16撮影
オオバジャノヒゲは常緑植物で、古い葉が残って . . . 本文を読む
一関市花泉町日形地区北部、山麓の水路の土手を上流側へ歩いて行くと、水路近くに小さな溜池があって、その土手にこんもりと広葉樹が茂っています。樹種を確認すべく歩み寄ると、一匹のチョウが枝で羽を休めているのを見つけました。羽が青紫色ですからオオムラサキですね。オオムラサキは日本昆虫学会によって国蝶に選ばれている、美しく希少なチョウです。
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