石巻市雄勝町、車道から分かれて山地中腹を横切る林道を辿ると、山側の窪地に何本かの落葉広葉樹の小高木が茂っていて、その内の一本の幹には無数のイボがあります。サンショウの木でしょうが、こんなにもたくさんのイボが付いている木は初めて見ました。
サンショウには幹や枝にトゲがありますが、それらは生長に伴ってコルク質のイボに変わります。ただ、これほどたくさんのトゲが生えていたはずがないので、トゲに由来しない . . . 本文を読む
石巻市雄勝町、沢沿いの車道を上がって行くと杉林の中を行くようになります。何かの根生葉が生えていないかと、道端の裸地に注目して歩いて行くと、白い冠毛を付けた種子が3個落ちています。種子の長さは2~3cm、冠毛の広がりは直径3~4cmはありそうです。これは・・テイカカズラの種子かも知れません。
車道を上がってテイカカズラのつるを探すと、林際の何本かの杉につるが絡んでいるのを見つけました。葉は常緑で、 . . . 本文を読む
石巻市雄勝町、小河川沿いの道路を海岸方向へ走行していると、川の対岸の林縁に何本か常緑広葉樹が茂っていて、枝先に赤い実が生っているように見えます。下手に橋があるので、これを渡ってから空地に車を入れます。少し戻って林縁を上がって行くと、赤い実を付けた小高木が何本か茂っています。近くまで行くと、ピーッ、ピーッと鋭く鳴いて数羽の野鳥が飛び去っていきました。鳴き声や長い尾から、ヒヨドリでしょうね。たぶん赤い . . . 本文を読む
登米市東和町、かつての分校背後の細道を上がって行くと、道路脇に疎らな草地があって、そこに細い茎に白い綿毛を付けた、イネ科らしき枯草があちこちに生えています。よく見ると茎の中段から先端部に至る数ヶ所に、白い綿毛が付いていますから、帰化植物のメリケンカルカヤでしょうね。
植物図鑑では関東以西に生えているとありますが、私の踏査では松島町、岩手県一関市、今回の登米市の三カ所で観察していますから、東北南部 . . . 本文を読む
登米市東和町、小沢沿いの林道を上がって行くと山側の法面が岩場になっていて、そこに暗緑色の葉の羊歯植物が数株、岩の段差や割目に生えています。よく見ると葉表に光沢がありますからイワイタチシダではないようで、そうすると沿岸部の岩場などで見かけるヤマイタチシダかも知れません。
帰宅後に羊歯植物図鑑で調べると、葉表の光沢が鈍く、葉柄に生えた鱗片が開出せずに縮れていますから、ヤマイタチシダで間違いないでしょ . . . 本文を読む