気仙沼市本吉町、山地の道路を上がって行くと、山側の斜面下に赤い果穂のようなものが見えます。歩み寄って観察するとマムシグサの果穂で、実は既に赤熟していて、株によっては多くの実が落ちてしまっていて、芯になっている黒紫色の果軸が露出しています。
赤熟した実が落ちたと記述しましたが、これは野鳥が食べたらしいのです。熟した順に、或いは食べやすい位置から順に、ヒヨドリやシロハラ、ヤマドリなどが食べるようです . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、山地の道路を上がって行くと、道路際の草地のあちこちにウドが枝を伸ばしていて、先の方の球状の花序に乳白色の花が咲き始めています。
枝先に付いた直径3cmほどの球状の花序は両性花で、その下に付く小さな花序が雄花序。雄花序は少し遅れて咲くので、まだツボミの方が多いですね。実が付くのは枝先の両性花の方です。
二枚とも2 . . . 本文を読む
気仙沼市本吉町、山地中腹の道路をさらに上がって行くと、広い範囲で雑木林が伐採されていて、道路沿いの草地も日当たりが良くなっています。そんな草地に、セリ科らしき白い傘形花序の花が咲き始めています。秋のセリ科の花としてはシラネセンキュウがよく知られていますが、もっと秋が深まってから咲くように記憶しています。はて、これは何の花でしょうね。
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登米市東和町、道路近くに無住の民家があって、ここ十年くらい夏場にはつる草が絡んで「緑の館」状態になっていました。この民家の脇を通過するとき、ふと見ると物置らしき部分が白い花に覆いつくされているではありませんか。季節的に、つる植物のボタンヅルかセンニンソウでしょうね。車は急には止まれませんから、帰りに立ち寄って撮影しましょう。
帰路、立ち寄ってみると、白い花はボタンヅルでした。ボタンヅルはつる性の . . . 本文を読む
涌谷町北部、箟岳丘陵を越える車道を走行していると、道路山側に土取場跡のような平らな空地があって、そこにエノコログサらしき植物が群生しています。車を乗り入れて観察すると、ふつうのエノコログサは1~2割で、多くの花穂(果穂)は紫褐色ですからムラサキエノコロでしょうか。道路脇などで時々見かける植物ですが、ここでは空地全面に大群落を形成しています。
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